・97年9月28日(日) 伊豆伊東港 政一丸  ワラサ


伊東港政一丸

料金12000円(氷、餌付)
竿:スズミ アルファーキング 80−270
リール:シマノ 小舟2000
道糸:6号 ハリス8号6m(4ヒロ)

funeturi-mlメンバーの稲井さんと新潟柏崎から27日電気アジ・28日メダイのダブルを釣りを予定していました。
前日は、ちょっと新潟の天気予報が悪かったのが気になりましたが、ルンルン気分で会社帰りに上州屋で、メダイでは200号のオモリを使うってイカ竿が良いよとのアドバイスをもらい、特価中のスズミのイカルス120-270を6,600円で買って、帰宅。で、夜に50Lクーラーを借りに彼女の家に行って親父さんから借りてきて準備万態。

しかし、27日の朝に稲井さんからTEL「新潟の天気予報が悪く今夜の船は出ないって」の連絡が入る。うーマジでーと唸りながら、昼に再度稲井さんが、船長に明日のメダイを聞いてくれるので、その連絡を待つことに・・・
12時半に稲井さんからTELがあり、結局メダイもキャンセルになってしまいました。明日はせっかく大漁でクーラー満杯な筈だったのに。

まてよ、そうだ、MR.FUNABASHIさんが、ワラサ行くっていってから混ぜてもらおうと携帯にTELしてみて事情を話して、船宿に聞いて貰うことに・・・
しばらくしてMR.FUNABASHIさんから「船宿に頼み込んだだけど、船に14人しか乗せられないって言って駄目だったよ」とまたもやNG!

しょんぼりしていた夕方、明日は金谷でアジサビキでもと釣りニュースを眺めていたとき「キャンセルが出たワラサ船があるから一人なら乗れるかも?」と駄目もとで何軒かの船宿にTELしますが、やっぱり駄目。
最後に伊東で何件かあたって駄目ならあきらめようと、伊東の「政一丸」にTELしたら船長が常連の一人がキャンセルしたからええよーだって。なんてラッキーなんだウレピー。「はじめてなんでお願いしまーす」と言って早速道具を揃えに上州屋へ。
これで借りた50Lクーラーが活躍するぞ!

#ふうー前書きが長いなぁ、前書きが長いので、釣れなっかたと思われるかな?

伊東には前夜遅くに到着して車で仮眠します。でもなかなか寝ることが出来ないですよね。
結局1時間寝たかな? 3時には目が覚めちゃいました。船は、3時半過ぎに観光桟橋の右側の岸壁に付けるからと船長が言ってたけど、結局4時前に横付けされました。
船長が各自の席を割り当てして、自分は左舷胴の間で操舵室の真横です。「はじめて」って言ってたから、気を利かせてくれたのかな?個人的には胴の間好きです。
さて船上は人と荷物とクーラーそしてコマセでひしめいていましたが、整理がつき、船が落ち着いた5時に船長と息子船長の2人に14名を乗せて出船です。

船はゆっくり初島沖をめざしながら進んで行きます。すると船長が、「あんちゃん、釣ってとき怒っていろいろいうだよー、でもよー別に悪気はねえからよー、怖い船長だと思われっとやだから言っとかなねぇと」と笑いながら言います。この一言でなんか船長の人柄が出て気に入りました。
確かに、釣ってる時に怒りながら言うこともありましたが、でも面倒見が良くまだ釣れてない人の脇でいろいろ面倒をみてたりと釣らせようと言う船長さんでした。

初島沖にはすでに、5〜60隻の船が集まっています。真鶴〜網代にかけての船宿が集結してみんな協定時間の6時を待ってます。棚は底から8mだからコマセ入れて待ってとと息子船長が言います。「はいーやって」と船長。すぐ後ろが操舵室で魚探がよく見えます。反応はばっちり出てます。「ほら食え、ほら食え」って言って煽るけど、まだ仕掛けが底に着いてないよー。
棚に合わせて、コマセを撒きます。「くわねだーよ、昨日はすぐ食ったけんど」と言います。ヤバイ、喰いの悪い日かぁ?周りの船も上がってない10分後、左舷オオトモにヒット。竿がしなります。コマセがまわってきたのか右舷でもヒットしはじめ、船長もどんどん餌撒くだーと言います。

船中初ヒットが上がり、すげーっと思ってると、トモ側の隣のおばちゃんの竿がしなります。オオトモの旦那と2人で来て、貸し具で電動リール、ダブルクッションです。息子船長がやってきてキーパーにかけてあとは電動で強引に巻き上げあげ、ネットイン。すげなぁーと関心してします。

開始後30分、ガクンと竿が海中に!
き、きたーと思った瞬間、竿は根元から曲がります。竿は強度重視で80号負荷の2.7mの竿です。この竿は1年前に初めて買った船竿でなかなか縁起がいい、初挑戦のヒラメの時も80号負荷にも関わらず3枚上げたし。
船長「ほらきた!糸だして糸」ドッラクを緩めて糸が出やすい様に調整すると、隣人「ハリス6号?」と聞くので8号と答えると、「じゃあ大丈夫」だって。こっちは大丈夫どころの騒ぎじゃなく船長が、「竿を上げて上げって!」「それ巻け」と叱咤(?)の声。もう頭がパニックです。なかなか上げられなく大変です。腕の鍛えがあぁーー
時折、突っ込むので竿が折れるばかりに曲がります!撒いては出されての繰り返しを何回かの後、ようやくカウンターが10mです。
息子船長がタモ持ってスタンバイしてます。
ようやくビシが見え、息子船長がハリスを引きながらネットイン!ドダドタと船内に、ひぇー良く上がったなぁとワラサ君と対面。でかいなぁ〜(後検約4kg)

腕がパンパンです。取りあえず1本確保で玉砕は免れホットする。船長が「ホレどんどんやねっと」と言うので仕掛けを交換して、2本目を目指します!この後、船内も当たり始めあっちこっちで上がるようになります。圧巻だったのが隣のおばちゃん、立て続けに2本も上げてしまい3本目の時は、船内から「またかぁ?」の声、息子船長が「みーんなオスばっかなんじゃない?」と言って爆笑です。
僚船を眺めてたら、その僚船から転落者が発生!頭からドボン!っと。 
こっちもびっくり!回りの人が手を伸ばして助けてましたけど、初めて見ました。息子船長が携帯でその船に電話して、「みちゃったどー」と話してました(笑)

僚船の中に、「稲取港 勇神丸」が居ました。おおー、MR.FUNABASHIさんが乗ってる船だ。稲取から初島沖に遠征してきたのねー。右舷しか見れないけど居ないなー左舷かな?(後で聞いたら左舷胴の間だったらしい)

8時を回って0の人が2人まだいます。船長は「昨日は8時までバカスカ釣れたんけんど、今日は喰わないだ」と、話していてる。と左舷ミヨシ2番目の0だった人の竿が曲がる。船長が駆け寄って、そうじゃないこうすっだよーと言いながら指導していると、自分にもヒット!
さすがに2本目だと、ちょっと心に余裕があります。
しかし途中で、ミヨシ2番手の仕掛けと、隣のおばちゃんと祭ってしまいます。この人のワラサを上げて、船長が必死に仕掛けを切ってくれてます。多分、この間にバラしちゃったと思ってましたが、船長「あんちゃん、巻いて巻いて」と言うのです。運良くバレなかったようです。でも、ワラサの釣れてる道糸持ちながら良く船長は解いてくれました。お陰で?魚は疲れていたのかさっきよりは比較的楽に上がりました。

生締めしてる時に、またもや隣のおばちゃんが4本目が掛かりました!すげー!船長も「奥さんはもう良いから、釣れて無い人に掛かってくれれば」と言ってます。すでに0は1人です。左舷ミヨシのおじさんですが、潮の流れ具合でトモが有利の日だったようです。
この後は当たりすら無く、船中だらけムードです。船長がこっちの仕掛けに替えなと仕掛けを作ってくれましたが、喰いません。
反応はばっちしなんだけどなぁー

11時過ぎ粘ったが最後まで0の人にはワラサは上がらなかったでした。左舷は、トモから2−4−2−2−0でした。
12時に帰港し、料金を払い氷を入れてもらいます。せっかく50Lクーラー借りて氷だけじゃ寂しいけど、ワラサ2本ありゃ充分だ!

温泉入ってゆっくりしたかったけど、渋滞すると嫌だからとっと帰路につきました。で、帰宅後早速親父に見せたて自慢です。へへー
計量して、記念写真も初めて撮りました

1本はクーラー借りたお礼に彼女の家に持っていって、親父さんに見せて「なにこれ加藤君釣ったんか!」と驚かせてきました。
で、翌日電話したら、「おとーさんワラサ見てから、づーっと釣り情報のワラサ特集読んでいて、加藤君に先越されちゃったからおれも行くかな」と言ってたそうです。やっぱり、釣師にあんなワラサ見せたら、血がうずくよねやっぱり。

でもいやー凄かったホントに引きもたまらんし、味もばっちし!。また行きたいけどお金が・・・
でも、政一丸の船長のアドバイスがあったお陰だと感謝しなきゃ。確かに口は悪いかも知れないけど、今まで一番良かった船長でした。
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