ニュージーランドの釣り

・12月12日 ベイオブでヒラマサゲット!

日時:平成9年12月12日

場所:ニュージーランド・ベイオブアイランド
料金:790ニュージードル(日本円換算約63,000円と一人だか   ら超割高)送迎(オークランドとの往復)・エサ・竿仕掛け   一式・日本人釣りガイド同行(オークランド富士丸)

NZでの釣り第2日目は、オークランドから北250kmにあるベイオブアイランドでの「ひらまさ」釣りです。
今回のNZ旅行の際には、funeturi-mlメーリングリストメンバーの、シドニー富士丸の金園さんから、オークランド富士丸の阿部さんを紹介して頂き、日本から連絡を取ったら、ベイオブのひらまさが好調だよと聞き、一人だと割高になるのを覚悟で行くことにしました。たまたま、

オークランドからは車で3時間かかるとの事で、ホテルに朝8時半に昨晩と同様、オークランド富士丸の入谷さんと、研修中の庄司さんが迎えに来ます。車には大きな75Lクーラーが載っており、期待が高鳴ります。早速、車でベイオブまで、ハイウェイ(国道)を飛ばします。ド

しかし、スティーブが、「波が3mあって状況は芳しくないけど行く?」と言う。ここまで来て引き帰る訳にも行かないから、「もちろん、行く!」クーラーを乗せて、スティーブの船は南太平洋目指して出船します。湾内は、波が穏やかですが外洋は荒れているのか?と心配です。

スティーブは魚探の反応が有るところで、停船させサビキ仕掛けを下ろせと言います。ひらまさ用のアジの生き餌を釣るらしく、釣り方は外川あたりでやる「おっかけアジ」の要領と同じです、群が居るところでエサを釣って仕入れる訳です。でも、釣れるサイズが30cmクラスので

この後は、外海(南太平洋)のポイントまで全速力で向かいます。湾内は穏やかですが外海に向かうほど波が高く、船はジャンプするほどです。なんか、ジェットコースターに乗ってるような感じです。30分程走り海の色が真っ青になって、まさに太平洋って感じので、小さな岩礁 波は高いけど、日本で外房の海に慣れている自分にとっちゃ「凪」の部類ですねハイ。(入谷さんは、今日は波が高いと言ってました)

スティーブが、ぶっとい竿をだして準備をしてくれます。エサも30cm近いアジを背掛けにして送り込み、棚まで下ろしてくれた所で竿を渡されレクチャーを受けます。
「コッツンコッツンと前アタリが来たら竿を送り込むようにして、大きく引き込まれるアタリがあったら大合わせをする」なるほどなるほど。庄司さんも初めてチャレンジする。

すると、庄司さんが「来てる来てる」と前アタリが来てると言います。スティーブが「まてまて」と言ってると自分にも、前アタリ!「ガッツン」で引き込まれるので、大合わせ!すると、リールから糸が出されること出されること、スティーブは「そのままにしろ」と言う、糸は ポンピングの要領で竿を立てて、竿を下ろす間に巻くの繰り返しですが、魚は抵抗して糸を出します。一進一退を15分程(自分じゃそんなにかかったとは思ってなかった)繰り返してます。

魚も弱ってきたのか、抵抗が少なくなったら、今度は船の回りを3m位のサメが来るではありませんか!ひょえー、来るな来るなとスティーブも、エサを投げて船から離れさせようとします。
お陰でサメは消えたところで、魚が見えました。入谷さんが「おおーでかい!」と言い上がってきた魚を見てびっくりです。
どひゃーでかいなぁ、スティーブがハリスを掴んで豪快に抜き上げます!上げたらすぐさま木の棒で頭を叩いて気絶させて、記念写真です。105cm、12kgの大物です。今までの最高は3.9kgのワラサ

スティーブが腹とエラを切って血抜きをします。これで、1匹キープです。ふう、昨日のタイの分を取り返したぞ!
釣ってる間に船が流されたので移動します。

2流し目です。投入の後アタリは無い。こうなると余裕が出来て道具をチェックしてみます。竿は大物用の2mちょい、両軸大型リール、道糸はナイロン40号位に針は昨晩のタイと同じ位のヒラマサ25号針位でオモリは80号位の胴付き仕掛けです。
スティーブがジギングを取り出して投げると直ぐにヒットします。でも上がってきたのは70cm級のヒラマサで、リリース規程でさよならです。ヒラマサは80cm以下がリリースする規程になってます。入谷さんがこれで遊びながら2本をゲットして、リリースしてます。ルアーマンにや

しばらくしてアタリが来て、「どーん!」っともっていかれます。ジーっと道糸が出されて、走り終わった頃ポンピングし始めたら、プッツン!切られました。上げて見ると道糸に傷が有ります。スティーブ曰く「根に持って行かれた」との事、残念無念。

3流し目は不発で、4流し目、前アタリがあって、「ガツーン」と来ました。うー病みつきになるなぁこれ!ポンピングを開始します。もう1本上げてますから余裕?でリールを巻きますが一進一退を繰り返し、これまた15分近くかけて上げます。
感覚的に先ほどより軽いかな?と思ってたら、入谷さんが「すげーでっかい!」と言います。スティーブがハリスを持ったので竿を置き見てみると、さっきよりでかいのが釣れました。
これは110cm14kgです。

最後の5流し目は、残念ながら不発です。巻き上げてる最中に、船の周りもヒラマサの子供(と言っても60cmはある)のが一杯通り過ぎます。このサイズならジグで簡単に釣れるスティーブが言います。

4時30分沖上がりです。結局2本ゲットの1本バラシで、庄司さんはアタリは何度かあったが食い込むまで至らず、ボでした。さすが、ベイオブで釣らせる船長NO1のスティーブだけの事はあります。最初にあんまり芳しく無いと言うものの、2本ゲットですから満足です。</

港に戻り、クーラーに入っている魚を見た観光客はみんなびっくりしてます。NZでは子供みたな背丈のが釣ってるんですから(笑)

さっそく、街の釣具屋で買った日本持ち帰り用の発砲スチロールに入れようとしますが、大きすぎて入りません。残念ながら1匹ずつ1/2にして詰めて氷を入れます。これで、日本へお土産がでけたでけた。

大満足で、再びオークランドへ戻ります。ホテルでは、昨晩のタイとアジの刺身が待ってます!

それにしてもNZは釣り天国です。魚影は半端じゃなく濃いし大型が数釣れます。あまり魚を食べないと言う理由もあるかも知れませんが、自然保護に対する考え方が違います。リリース規程もさることながら、NZでは1回の出漁時間は3時間半〜4時間が平均で、日本みたいに

おっと、日本に持って帰った魚はどうしたかと言うと、翌日の帰国便に乗せて帰国。1匹は親戚の割烹料理屋に直行で、残りは、親戚近所に配りました。
我が家は刺身で食べましたが、美味しいこと。ちょうど釣ってから2.3日経って食べ頃だったこともあり非常に美味で、分厚く切った刺身を食べて家族ともども大満足でした。


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