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アイスランドは温泉の宝庫とも呼べる国で、いたる国中ところに温泉があると言っても過言では無い。
特に地熱を利用した造成温泉とも呼べるお湯が、街中に配湯されており、市民はお湯を出せば温泉が出てくる。なので、街を歩いていると朝や夕方など家庭などでお湯を多く使う時間には、硫化水素(硫黄)の香りが漂ってきて、ここは温泉街?と思わせる程です。
また間欠泉や温泉の湧き出る泉などもあり、夏場には自然の露天風呂に入ることも出来きたりと非常に温泉好きにはたまらない国です。
今回、尋ねたのは、アイスランドで最も有名な温泉「ブルーラングーン」に行ってきました。なんでも世界最大級の露天風呂と言う話で、一度は行ってみたいと思っていた場所なのです。
ここは、国際線の発着するケフラビック空港から車で10分、首都のレイキャビックからだとバスで30分程の場所にあります。
レイキャビックから出発するとハイウェイで街を抜けるとこうのような火山質のような荒野を走ります。
日本の鬼押出しような風景です。
ハイウェイから、脇道に入り進んでいくと進行方向に、大きな水蒸気が立ち上がっているのが見えてきます。そこが、「ブルーラングーン」です。
水蒸気の正体は、ブルーラングーンに隣接する地熱処理施設で、ここで造成された温泉がブルーラングーンに注がれているのです。
入口からレセプションまではちょっとした溶岩石で囲まれた道を進んでいきます。
レセプションでは、入場料金の1400アイスランドクローネ(約2500円)を払うとICタグが組み込まれたバンドを呉れます。もし水着やバスタオルが無い場合は、レンタルもありますので手ぶらでも大丈夫です。
このバンドを使って入口の自動改札機を抜けてロッカールームへ向かいます。
ロッカールームは男女別で1階と2階それぞれにあり1階は混雑するようです。
また、大きな荷物を預けるロッカーもあります。
ロッカーはバンドのICタグを使い開け閉めします。空いているロッカーを使い、水着に着替えたらロッカーを閉めると近くのICタグコーナーにロッカー番号が表示されますのでそこにICタグバンドをかざすと鎖錠されます。あける時はココにICタグバンドをかざすと自動的に開きます。
早速、温泉に入りましょう。
1階から直に外に出て温泉に入れますが、冬場はかなり寒いので、室内のプールから外に出入りが出来るようになってます。
温泉の温度は37℃前後になっていますが、場所によって温度差があります。
お湯の色は写真のように青白色で底が見えません。底は砂状になっていて、時折大きな石があったりするので歩くときは慎重に・・・
もしろん、硫化水素(硫黄)臭もばっりちり。なめるとしょっぱいです。とは言えここの温泉はミネラル分が豊富です。と言うのも海水がマグマに触れて出来た水蒸気を源とする為だそうです。
写真の中央部から大きな水蒸気が出ていますが、ココから熱い温泉が注ぎ込まれています(実際には他にもお湯を出している口はある)
一番深い場所で1.5m位の水深はあります。ま水蒸気が出ているあたりは「熱い」です。日本人で高温泉に入りなれている人なら問題は無いでしょうが・・・
また、ラングーンの左側には、この造成温泉での湯の花と言う「珪石泥」が置いてあり、この泥をパックのように顔や体に塗ると、ミネラル分が体に染み込んで良いということで。みなさん塗ってます塗ってます。
たまたま、黒人が塗っているのを見かけました。なんか泥に青白色と黒が混ざって、とっても綺麗な色になっていました(笑)
個人的には、水蒸気の出ている源泉あたりが一番好みなので、その周辺でうろうろしながら、時には温泉から上半身を出して涼んだりしながら、入浴しました。
ちなみに、売店がありスナック類やドリンクを買う事が出来ます。この際は、ICタグバンドを使って買い物が出来ます。
入浴を楽しんだ後は、シャワーで流してしてから着替えるのが一般的ですが、どうも「温泉」に入った後は流さないで着替える習慣があるので、流さずにタオルで体を拭いてから着替えて出ることにしました。
帰りは、館内で買い物をした場合、外に出る自動改札機の前のレジで支払いを済ませ、自動改札機にバンドをかざして回収箱に入れて出ます。
レストランやココのオリジナル化粧品などを扱うお店があります。化粧品は日本では売ってないので非常に良いお土産になるのでオススメです(結構値段も良いですが・・・)
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