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スイスには温泉や鉱泉が250と多くあり、ヨーロッパの富豪ご用達のスパリゾート地としても有名なところもある。
今回、尋ねたのはチューリッヒからバーゼル行きの列車で約20分の「バーデン」に行ってきました。今回滞在したチューリッヒから散歩気分でいける場所と言うことと、ここは「硫黄泉」であるとの話なのです。
今回はチューリッヒ空港から1時間毎にあるバゼール行きのインターレギオ(地域間急行列車)に乗って、バーデン駅に向かいました。空港からも25分とほんと近いのです。
バーデン駅を乗り駅の正面出口を出て、左方向(バーゼル方向)に進み約10分程歩くと、旧市街地区に入ります。この奥が温泉センターです。ちょっと最初は判りにくいかも知れません。
ここなのかなーと感じで周りをみわたすと草木の隙間から湯気が立っています。近づいてみると野外プールです。どうやらココが温泉センターのようです。
入場料+ロッカー鍵の保障金として21スイスフランを支払います。あとで、保障金の5スイスフランは戻してくれます。
お金を払うと鍵を呉れます。この鍵についてある番号のロッカーを使用することになりますので、番号案内にしたがって自分のロッカーを探します。
ロッカーの大きさは、よくスパー銭湯などである幅が狭く背の高いロッカーと同じ感じです。
ですので、ココに来るときは手軽な荷物で来るのが良いでしょう。
着替えは、ロッカー近くに更衣室がありますので、ここで水着に着替えます。ちなみにロッカーには男女の区別はありません。
水着に着替えたら、早速温泉に向かいます
まずは、室内プールがあります。こちらには常時係員が詰めていて、プールの状況チェックやプールから上がってきた人へタオルを掛けてくれます。
広さ的には25mプール分といったところで、プールへは階段状になっています。泡のジャグジー部分では寝湯ができるような形になっています。
プールの中心部の水深は1.5m程ありますので、子供は浮き輪ならぬ浮き腕輪をして入って(泳いで)います。
また、プール奥にはお湯の噴出し口があり、結構な圧力なジャグジーとなっており、まわりの手すりにつかまってないと流されてしまいます。
ちなみに、お湯は無色透明でなめるとちょっとしょっぱい。ココは硫黄泉な筈と思い出しますが、どうやら硫黄分をろ過してしまい、塩分だけが残った感じです。
プールなので循環ろ過されています。でも「掛け流し」でもあり、プールから多くのお湯が排水されていますので湧出量は多いようです。
外の野外プールへは、室内からそのままプールに入れるようになっていて、寒い冬の間でもさむがらずに入ることが可能になってします。
こちらも室内プールと同じ広さがあり、外であるのでなんとなく露天風呂気分になれます。
比較的こちらを利用するのは若い人たちが多い感じで、地元のおばちゃん、じいちゃんは室内でという方が多いです。
プールでは塩分により浮力があって、結構簡単に浮くこと可能です。ちょっとジャグジーの泡の力があれば、体の力を抜けば簡単に浮きました。
ちなみに室内、室外とも水温は37度前後に保たれていますので、ちょうど良い暖かさです。
成分表によると源泉温度は46.6℃との事ですので加水と言うことになります。
(江戸っ子の私にはちょっとヌルイなぁ、まあプールだから・・・)
野外プールの水深も1.5m程になっています。プールサイドにはイスも用意されてますが、さすがに10月後半となると外の風は涼しいので誰も利用していなかった。
プールの他に休憩室があり、こちらはプールで泳いだ後に昼寝をしたりすることが出来ます。
また、シャワールームがあり泳いで着替えをする前にシャワーを浴びることが出来ます。
受付前にはカフェテリアがあり、簡単な軽食を取ることも出来ます。また別料金でマッサージを受けることも出来ます。
1時間程、プールで泳いだと言うより漬かったあと、着替えて帰えることにしました。
入った感想としては、温泉と言うよりも「温水プール」と言う感じが強かった。ちなみに、温泉センターの隣のビルに、飲泉所があり、使い捨てのコップが用意されています。こちらは源泉を飲むことが出来るのですが、「硫黄」の香りが漂う「温泉」です。
個人的にはこのお湯をバスタブに貯めて、入浴してみたい!と強く思いました。出ている温泉を触ってみるとスベスベ感がありました。
ここは誰でも利用できる飲泉場になっていて温泉帰りの人たちが飲んで帰っていきます。
ちなみにこの温泉センターは朝7時半から20時(夏は21時)までの営業となっており,クリスマス(12/25)のみ休業とのこと。
朝7時半から営業しているので、安い南回り便でチューリッヒに到着したら、まずココに向かうのも良いかも知れない
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