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<神奈川県>
<芦之湯温泉>
きのくにや旅館
掛け流し食堂があります休憩室があります
TRAVAIR
オススメ度
外観写真
泉質 単純硫黄泉(低張性低温泉)
カルシウム・ナトリウム・マグネシウム・硫酸塩・炭酸水素塩泉(低張性高温泉)
宿泊料金 一泊二食付17000円
日帰り入浴 (大人)1000円
入浴時間 宿泊者 14:00〜翌9:00
日帰り 要問合せ
入湯日  2012.11.3
HP http://www.hakone-kinokuniya.co.jp/
データ
芦之湯3号・6号泉混合(内湯と神遊風呂に使用)
《源泉温度》31.9℃  《湧出量》 72L/min 《PH値》6.9
《加温》有 《加水》無 《循環》有
《消毒》有 《成分総計》522mg/kg

揚湯花の湯2号泉(露天風呂に使用)
《源泉温度》66.4℃  《湧出量》 不明L/min 《PH値》8.0
《加温》有 《加水》無 《循環》有
《消毒》有 《成分総計》1098mg/kg

自噴芦之湯1号泉(貸切風呂「正徳の湯」に使用)
《源泉温度》33.7℃  《湧出量》 80L/min 《PH値》6.8
《加温》有 《加水》無 《循環》無
《消毒》有 《成分総計》617mg/kg
コメント:
箱根に古くからある温泉の一つで、江戸時代に創業した「きのくや旅館」は多くの旅人を癒してきた旅館です。芦之湯は造成温泉が多い箱根の硫黄泉の中でも、数少ない自噴泉を持ち、硫黄の香りを楽しむことが出来ます。

「きのくにや旅館」には本館大浴場の湯香殿と別館大浴場の貴賓殿に内湯・露天がそれぞれあり、さらに貸切湯の4箇所があります。それぞれ源泉が違ったりお湯使いが違ったりしますので、それぞれ紹介します。

<湯香殿内湯>
硫黄泉の芦之湯3号・6号泉混合を使用しており、掲示によれば循環半掛け流しとなっています。ただ、オーバーフローも殆ど無く、浴槽には目に見える湯口が無く、浴槽底から噴出しているだけで、源泉の利用量が分かりませんでした。でも湯の花が少しながら舞っているので、完全な循環では無いようです。

<湯香殿露天・芦ノ湖周遊風呂>
1km程離れた場所で揚湯している花の湯2号泉を使用。芦ノ湖も模倣した形状の露天風呂で、あまり浴槽が深く無い。夏場は掛け流しになるようだが、冬場は循環半掛け流しとの事。こちらもあまりオーバーフローの量は多くは無さそうな感じです。

<湯香殿露天・神遊風呂>
男湯にしか無い一人用の釜風呂で、硫黄泉の芦之湯3号・6号泉混合が掛け流しになっている。源泉100%で硫黄の香りも強くて硫黄泉らしく湯の花の量が半端でない。源泉温度が低いのでかなりのぬる湯になっているのが、硫黄泉を求めて入浴するのではあれば、ココが唯一の硫黄泉を堪能できます。

<貴賓殿・黄金湯内風呂>
夏場は掛け流し、冬場は循環半掛け流しとの事で、浴槽に源泉投入口が5つの竹口があり、左から2つめの湯量が少ないのが「硫黄泉の芦之湯3号・6号泉」の源泉のようで、残りは循環湯のようです。
オーバーフローもそこそこあり、源泉投入口から硫黄の香りが漂っていて温泉気分には浸れます。

<貴賓殿・黄金湯露天風呂>
こちらも揚湯の花の湯2号泉を利用している。オーバーフローの量も多く、新湯率も高そうな感じです。
こちらも夏場は掛け流し、冬場は循環半掛け流しになっています。

<貸切風呂・正徳の湯>
「きのくにや」に温泉目的で宿泊したら、絶対に入浴したいのが「正徳の湯」です。本館から道路を隔てた「源泉」の真上にある江戸時代の浴場を再現した雰囲気の風呂になっています。
自噴する硫黄泉の芦之湯1号泉を唯一使用している浴槽で、掛け流しになっている。源泉温度が低いので熱交換システムで加温しているが、ぬるめの設定になっている。
正徳の湯には、あつ湯として揚湯花の湯2号泉の浴槽もあるので、交互に入るのが良いとされているが、貸切湯を使えるのは正味30分しか無いのが残念。この硫黄泉にはいつまでも入浴していたい程、素晴らしかった。

この他貸切風呂の「鶴」「亀」は花の湯2号泉の掛け流し、「枯淡の湯」は芦之湯3号・6号泉混合の循環併用となっている。

硫黄泉を目的として日帰り入浴する場合、神遊風呂しか掛け流しの硫黄泉は無く、それも男性しか堪能できません。日帰りでは貸切風呂を利用できないので、「正徳の湯」で硫黄泉を堪能するには宿泊する必要があります。
なので、宿泊したら「正徳の湯」に入らないと来た意味が無くなります。貸切風呂はチェックイン時に先着順で時間指定となるので、早めにチェックインをしないと週末は入浴出来ないこともあるので注意が必要です。(今回16時過ぎにチェックインして、唯一残っていた枠が23:20〜でした)

ボディソープ、リンスインシャンプーあり。ドライイヤーはそれぞれの脱衣場に常備


▲貴賓殿:内風呂 ▲神遊風呂 ▲正徳の湯(硫黄泉)
アクセス 鉄道:箱根登山鉄道箱根湯本駅からバス40分
車:小田原厚木道路箱根口ICから30分

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