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只見川にある本名ダム湖畔に湧き出る温泉が湯倉温泉で、一軒の旅館と共同浴場
があるだけの秘湯と言っても良いような温泉です。
共同浴場は、地元の方々が管理されていて、建物の中も綺麗にされている。外来者は寸志として100円以上となっており、脱衣室入口の料金箱に投入するシステム。
男女更衣室は別れているものの湯船は一つしか無いので、混浴となります。
幸い、お昼前とあって、誰もおらず、貸切状態で入ることが出来ましたが、女性の方には勇気が要るかも知れません。
浴槽は6,7人ははいれそうな広さで、源泉が樋を伝って大量に流れています。 窓の外は、只見川を堰き止めた本名ダムが広がります。
ここは源泉温度が60℃と高いので、源泉投入口から湯船の脇にある樋をつたって殆どのお湯がそのまま只見川に流れ込んで捨てられています。
浴槽の方へは、堰で区切られていて、少しずつ浴槽に流れるようになっています。
せっかくなので、堰を開放した途端、湯船の温度が急上昇して熱くなってし まいました。 源泉の方は殆ど無色状態でしたが、湯船の方は鉄分が酸化して茶褐色になっています。
飲泉してみると、鉄分と塩分が感じられ、この地方の温泉に多いタイプです。
この温泉の溶存物質が5975mgと多く、温泉成分の堆積が素晴らしく、只見川へ捨てられている場所周辺には、立派な温泉成分でできた「塚」が出来上がっています。
これで、源泉温度がもう少し低ければ、大量の源泉を湯船に注げるのですが・・・
ゆっくり鳥のさえずりを聞きながら温泉につかっていると時間の時が経つのを忘れてしまいそうな、のんびりした場所にあり気に入りました。
備品類はなし
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