Qualiflyer(SR)のOneworld加盟の噂

BAがKLMとの合併交渉が山場を迎え、合併後はブリティッシュエアウェイズ(BA)はOneworldからの脱退する方向により、一部ではBAが抜けた後、OneworldにQualiflyer Group(以下QG)が加入するのでは無いかと言う憶測が流れており、私の所にもメールで質問が来たりしています。

ただ、まだどれも噂の域を出ないのですが、ここでは私なりの予測を述べたいと思います。
まず、Oneworldですが、BAが抜けた後は、事実上解散すると思われます。一番の求心力であったBAが抜けると魅力が半減するからです。それにBAと資本関係にあるカンタス(QF)も抜けるでしょうし、イベリア(IB)なんかもBAとの繋がりがあることから抜ける可能性はありますね。BAとQFが抜けただけでも致命的です。
エアリンガス、イベリア、フィンエア、ランチリでは残念ながら魅力が乏しいのです。
もしBAが抜けた後も存続したとしても、残ったAAがどこまで力を発揮できるかは「?」なのは明確です
また、この提携がAAが言い出しっぺでもあり、おいそれとは解散とは言えませんが、弱体化は免れないと考えるのです。

 このような状況の中で、QGがOneworldに加入するかと言えば、私は「無い」と考えます。逆に、この弱体化したOneworldをスイス航空(SR)が飲み込むような事を考えるのでは無いかと思います
 すでにキャセイとフィンエアなどSRとOneworldキャリアとは提携関係を結んだりしていますが、QGはSRが中心となったFFPを主体としたアライアンスであって、航空業務提携の度合いが低いアライアンスです。
ですので、QGと提携すると言うのでは無く、SRとAA提携「North Atlantic partnership」の拡大と言う形でQGが弱体化したOneworldをSR主導で飲み込むと言う形になるのでは無いか?と推測するのです。

TRAVAIRの推測はざっとこんな事です。SRとOneworldの確執については、興味深い話をあるのですが、口外を許されておりませんので発言は控えますが、いままでのSRを見ているとそんな気がするのですが・・・
これが当たるか当たらないかは、?ですが、SR-AA-CXを軸にした新連合の誕生ということもあり得るかも

2000.9.22結局、BAとKLMの合併交渉は不調印に終わりました。米国側の認可が得られる見通しが無かったからとも言われています。やはりBAが存続会社となる形ではオープンスカイを受け入れていない国には独禁法除外を認める訳にいかなかったのではと思います。
英国政府がオープンスカイ政策を受け入れない事にはBAはグローバルアライアンスなんか無理なんでしょう。



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平成12年9月11日書
平成12年10月7日追書