さよならMD11パーティとシティナイトラインの旅
−その1−
【LX169】


平成16年6月17日
今回の出発前夜は成田のホテルに宿泊する事にした。LX169の出発時刻が10:40と早くなったので朝少しでもゆっくり出来るようにと、勤め先のグループのホテルが成田にあり一番安い部屋が2300円と言う破格と言うのもあるのです。

ホテルへはJR成田から出ているシャトルバスあり、これの最終が23:35なのでそれに合わせて自宅出発します。

今回は、時間的にJR快速が無いので、普段使わないJR特急で成田へ向います。錦糸町のJR窓口で成田までの乗車券と自由席特急券をカードで購入します。これでCITI/NWカードの海外旅行保険の対象になります。元々、JALカードのCLUB-A会員なので海外旅行保険の自動付与なのですが、両方のカードには若干保障内容が違うので一応、両方の保険に対象になった方が良いかと思って・・・。

特急「ホームタウン成田」名前の通り通勤客向けの列車で始発の東京駅からの乗客が多く、車両によってはほぼ埋まっていたが、幸い、乗り込んだ車両には少し空席があったので座れた。

車両はクハ182-1502。錦糸町を出るとさすが「特急」と思わせる走りっぷりをしてくれます。成田到着は22:55なので、所要時間は47分。同区間の快速なら7〜80分掛かるのでその差は歴然です。約20分で千葉に到着です。ここで半数の乗客が下車します。
さらに、四街道、佐倉で下車が続き、成田到着時点では1両に数十人程度でした。

バスまで少し時間があるのですが、この時間を利用して成田駅近くで美味しいラーメンがあるとの事で、ちょっと寄り道です。駅を出て左手の道を2分位のところにある「福一」と言うラーメン屋さんです。ここの塩が美味いとの事なので、塩を頼みます。

面白いのはチャーシューをトースターで炙ってからラーメンに載せてくれます。これが意外と肉のジューシーさを醸し出してくれてGoodでした。
無論、塩のスープも味わい深く美味しかったのは言うまでありません。

美味しいラーメンを食べた後は嬉しい気分になって、バス乗り場へ向います。
バスには、自分と宿泊している外国人クルーのグループが乗り込んで出発します。

ホリデイ・イン東武成田へは10分程で到着です。チェックインを済まして部屋に入り込みます。
部屋はリニューアルが完了した部屋にアップグレードして頂きました。一度リニューアル以前の部屋に泊まったのですが、その時の印象と随分変わっていました。


平成16年6月18日
翌朝、8時半のバスで空港に向う予定だったのですが、朝食を摂らなかったので、着替えていたら、その前のバスに乗れそうだったので、直ぐ用意をしてチェックアウトします。

玄関にはバスを待つ宿泊客が待っていました。いつもなら時間前にはバスが来ているのですが来ていなく、道路混雑の為少々遅れますとの事。
10分程遅れてバスがやってきて、一タミとニタミ行きに分かれてバスに乗り込みます。やはり2タミの方が多い。

ホテルを出ると直ぐに、セキュリティーチェックです。このご時世だから仕方ないのですが、ココのやりかたなら意味が無いような・・・ただ身分証明を見せるだけで・・・なおかつトランクルーム入れたバックにパスポートを入れちゃった人が乗っていても、それを探させず事情を聞いただけでパスさせるとは・・・

と言いつつも自分も、ココではパスポートは提示せず、会社の写真入り身分証明で済ませてしまいます。

ターミナルに到着すると、今日は週末を控えて多くの人が出国するようです。
チェックインカウンターに人だかりが出来ています。LXのチェックインはGアイランドで行われているので、荷物をカートに載せて人だかりを掻き分けて向います。

LXのチェックインはまだ始っていないので空いていました。チェックインを済まして身軽になったところで、ユーロかスイスフランへ両替しようと思ったのですが、どこも長蛇の列。

うわーこれじゃ面倒だなぁ。どうせそんなにお金使わないつもりなので、現地でキャッシングしようかな・・・
みなさん、いつもどれ位のお金持っていくのでしょうか?

私なんぞ、特になければ一日あたり5000円位で計算してその金額に少しプラスする位なので、コミッション考えればキャッシング利息とさほど変わらないのでは?と思っているのです。

お土産の和菓子と機内で読む小説を買い込んで、出国手続きに向います。
ココも長蛇の列ですが、ココを省く訳にはいきません。

列に並んでいると、自分の前に並んだ人に鞄についている名札の住所を見てビックリ。なんと近所の住所が書いてあるのです。いやーこんな事もあるんだなぁ〜(笑)

出国審査の後は、本館の飛鳥ラウンジに向かいます。
でも、ここからは飛行機見られないんだよねー、という訳でここは早々に退散して、サテライトにある大和ラウンジへシャトルに乗って向います。

シャトルを乗りると目の前に「京葉銀行」があります。ここは流石に並んでいても1,2人で、隣には自動両替機もあります。

なんかの雑誌かなんかで、どこが両替で一番お得か?と言う記事で、ココの自動販売機のレートが良かった事を書いてあったのを思い出し、そんならと言うので100ユーロを両替する事にします。
確かに、レートもターミナル内の銀行レートより幾分良かった感じです。まあ、たかが100ユーロですから・・・

ユーロキャッシュもゲットしたので、大和ラウンジで休憩です。でもメールチェックとかしていたら「搭乗開始のアナウンス」があり、ゲートに向かいます。

LX169は昨年の11月末からMD11からA340にリプレイスされています。今日はHB-JMGが待っていました。
既に搭乗が始っていたので、並ぶこと無く機内へ入り込みます。

座席は事前に18Hの確保しときました。ここはエコノミーの最前列にあたり、目の前は壁になっていてシートピッチが幾分広いのです。

でも、隣が居なかった場合でも肘掛が上がらないので、空いている場合はあまり良いチョイスでは無いのですが・・・

今日のビジネスはパンパン(満席)で、エコノミーは7割位との情報だったので、アップグレードは期待して居なかったが、隣が居なかった分良しとするかぁ

10:30予定より早く搭乗が完了してドアクローズ。
しかし、中々プッシュバックが始らない。どうやら出発ラッシュ時間帯なのでATCクリアランスが混んでいるのだろう。ようやくトーイングカーによってプッシュバックが始ったのが10:45。Runwayへのタキシングが始ったのが10:50です。

今日のRunwayは16L/Rです。16Rなら近いのですが、2180mしかない滑走路から離陸出来る訳がありません。いつものよって16Lまで延々とタキシングです。

A340にはフォワードカメラが設置されていて、機首からの映像が見られるようになっていますのでなかなか面白いです。どうやら先行の出発機が3機居るようで離陸が遅れそうです。

結局、その間に着陸機が入ったりして、Runwayに入り離陸滑走を始めたのが11:15でした。うーーん機内に入り込んで1時間近くたってようやく離陸です。
A340のエンジンが唸ってますが、4発エンジンとは言え、B747より小型エンジンですからパワーが小さいのです。離陸に要した時間は1分5秒とちょっと長めです。

太平洋に出たところで右旋回して守谷VOR/DMEに向かい日光トランジッションで新潟へ向います。

機長からフライトのインフォメーションがあり、飛行時間は12時間15分との事。ではでは時計をスイス時間にしてスイス時間にならしときましょう。

LX169のランチ新潟にあたりでドリンクのサービスが始まり、ランチへとなります

「ビーフ」と「チキン」どちらにしますか?と問われ、すぐさま「チキン」と応えます。事前に配られたメニューにはチキンは「タンドリーチキン」で三國シェフお薦めとあったからです。

朝食を食べて居なかったのでお腹が減っていたので、直ぐにサラダにざるそば、メインと食べ尽くしてしまいました。

コーヒーを飲みながら、シートテレビを取り出します。普通は前列座席背面に設置されていますが、最前列なのでビジネスクラスのように座席下部からモニターを引き出す形になります。

今日のプログラムは、日本語吹き替えが3本あります。全部見れば5時間近く掛かります。さらにゲーム、そして買い込んだ小説を読んだり昼寝すれば、退屈しないで済みそうです。それもオンデマンド形式なので、好きな時間に見始める事が出来るのです。

ではではと余り聞いた事の無いタイトルですが、見始めるとはまってしまいました。途中で中断する事なく、1本目を一気に見てしまいました。ストリーは女性マネジャーが一人のボクシングチャンピオンを育てると言う内容でした。

トイレ休憩(?)を挟んで、2本目を見始めます。こちらはちょっとコメディーが入っていて、新婚旅行で奥さんが浮気してしまい、新しい恋を見つけると言うストリーでした。

機内の電気が消されていてお休みモードに入っていましたので、そろそろ寝ようかな・・・と思っていたら、おにぎりのスナックサービスがあり、これを食べて寝る事にしよう。

最初は寝付けなかったが、しばらくすると寝ていたようで、2時間半位寝ていたようです。

ちょうどウラル山脈あたりでいよいよヨーロッパです。3本目の映画は、ディズニーの「ライオンキング」でした。子供向けプログラムと言う事なんでしょう。

終わって暫くゲームで遊んでいたり本を読んでいると、ライトミールのサービスです。ちょうどお腹が空いて来た頃なのですが、ライトだけにもの足りません。

到着後、ディナーを摂ると言うならこれくらいでも良いのかも知れませんが・・・
つづく


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