さよならMD11パーティーとシティナイトラインの旅
−その8−
【成田へ】


平成16年6月22日

朝7時にウェークアップコールで目が覚める。搭乗するLX1015は9時50分なので、遅くても1時間前までにチェックインするから・・・と時間を逆算して考えると、空港ターミナル駅行きのSバーンは20分毎なので、時間を上手く合わせないといけないから、そうなると7時57分発には乗らなとなぁ

今回予約したプランでは朝食が含まれてないです。まあ、空港か機内で食べればよいやと着替えと身支度を済まして、チェックアウトをします。

駅までテクテクと歩いていきます。今日は昨日ほど寒くは無いのですが、でも半袖を着ている人は皆無だ。うーーんちょっと恥ずかしい。

駅で昨日と同様に切符を買って、Sバーンに乗り込む。朝のラッシュ時間なのだろうけど結構空いている。空いてる席に座りデュッセルドルフ中央駅まで10分で到着します。ココで乗換えですが、まずは駅に貼ってある時刻表でチェックします。

直ぐに、空港ターミナル行きのSバーンがあるので、そのまま同じホームで待ちます。乗換えのSバーンは編成が短く、待っていた場所を通り過ぎてホームの中央部分に停車したので急いで追いかけて乗り込みます。

空港ターミナル駅には8時半に到着して、出発階へ向います。昨日、ターミナルの中を見ているので、迷うことなくチェックインカウンターへ
チェックインの際に荷物はチューリッヒで預ける事を話して、搭乗券を貰います。

出国審査を済まして、そうそうにラウンジに向います。ココのラウンジはBAのラウンジを使うので、興味津々でラウンジに入ります。
これがまた結構広いのです。多分、チューリッヒのトラベルクラブラウンジとビジネスクラスラウンジを足しても、まだココの方が広いくらいです。
それに、時間的にBAのフライトが無いので利用者はほんの数名しか居ないので、余計に広く感じます。
一服しているともう搭乗開始時刻です。E4ゲートでは既に搭乗が始っているので、改札機を通ると、・・・ありゃみなさん階段を下りていってます。

どうやらバス連絡のようで、階段をえっちらと降りて、地上に降りてバスに乗り込みます。しばらくすると乗客全員が揃ったようで、スポットに向って走り出します。

今日の機材はEmberaer ERJ145でレジはHB-JAOです。この飛行機はブラジル製49人のリアジョット機で、初めて乗る機種です。この飛行機は客室胴体も小さいので、乗り込む前に大きな機内持込に荷物は、後方の荷物室に収納する必要があるので、タラップの脇に荷車が置いてあります。

機内に入るとホント狭いと感じます。なにせ胴体高さも1m80位しかありませんから・・・座席は14Aなので大型機なら前方になるのですが、この機材では、後方になります。乗り込んだのが最後の方だったので、座席に辿りつくまでが大変です。

ちなみに、座席配列が1−2になっており、A席は一人掛けシートになります。

デュッセルドルフからは時刻上では1時間20分ですが、実際の飛行時間は60分あるか無いかです。エアボーンした後どんどん上昇を続け地上が遠のきます。早速、機内販売が始りました。今日は「カップヌードル」を食べ様と心に決めていたのです(笑)

昨年、このサービスが開始された時にはカップヌードルは無かったのですが、その後追加されたアイテムのようです。

カップヌードルを頼むと、お湯を入れてから渡されます。パッケージを良く見るとニッシンのカップヌードルで、お湯を入れて3分待てと書いてありますが、機内ではお湯の沸点が低いせいなのか、お湯が温かったようで、3分ではちょっと麺が固かった。

うーーん、やはりJALやANAがオリジナルで作っている機内用カップヌードルの方が良いなぁ。ヌードルを食べ終わる頃にはディセンドが始っています。

今日もRunway28だったらいいのになぁ〜と思っているのですが、どうやら、Runway14へのランディングコースです。

チューリッヒではERJなどの小型機はオープンスポットに入るので、バス連絡になります。この便もターミナルA側のスポットに入ってエンジンがシャットダウンされました。

ターミナルまでバスで向かい、入国審査を受けて到着ロービーに出ます。そのまま地下通路にある荷物預かり所へ向い、一昨日預けた荷物をピックアップします。預ける際に基本料金の10スイスフランを払いっていますが、2泊3日だと5フランの超過料金が必要です。

荷物をその辺に転がっていたカートに載せて荷物の整理をし、チェックインカウンターに向かい荷物をチェックインしてもらいます。

トラベルクラブラウンジで一休みをしてから、ドックEへ向います。成田行きは大抵ドックEから出発するので、少し余裕をもってラウンジを出る事にします。
今年の9月にはエアーサイドセンタービルが完成して、様子が大幅に変わる事でしょう。

さて、ドックEに着いたらまずは、「シュプリグリ」でお土産のチョコケーキを買います。ここのチョコ屋はチューリッヒでは老舗チョコ屋として有名ですが、ケーキも大変美味しいです。生ケーキでは無いので日本(東京)まで持って帰っても駄目になる事は無いので、いつもオレンジケーキかトリフケーキを買っています。

ゲートに向うと今日のシップHB-JMHが居ました。SwissのA340では一番新しい機材です。
今日の席は25Kで窓側です。事前の情報だとYクラスは7割程度搭乗率のようなので、運良く隣席が空いていると嬉しいのですが・・・しかし、残念ながら隣席にもアサインされていたようです。中央列の4人シートには、ブラジルのオリンピックチームの団体が入っていてます。野球?バレー?あんまりメジャーな感じではなさそう(失礼)

定刻にドアクローズとなり、プッシュバック開始です。成田発のLX169では、前方カメラの映像が映っていたのですが、この便では映像信号が来てなく砂嵐になってしまっています。機長がスイッチOFFしたのか機器的な故障なのかは?でしたが・・・

Runwayはいつもの16ですが、E-taxiwayの途中からRunwayに入って16Endまで上がってから180°ターンでようやく離陸体制へ入りコックピットから離陸を告げる合図が鳴ります。
いよいよスイスともお別れです。

離陸後チューリッヒの街を眺めながら東へ進路を取ります。機長が今日の飛行ルートを説明を聞きちょっとガッカリ。最近Swissの成田行きでは通常シベリア上空をハバロスクへ抜けるルートでは無く、ウラル山脈を越えた後モンゴルを抜けて、北京、ソウル上空経由で成田へ向かうルートを気流の状況に応じて使う事があるのです。このルートはヨーロッパ〜関空へ飛ぶフライトなどでも使われますが、成田便では珍しいのですが、今日は通常のシベリア経由でした。

LX168 メニュー機内食がサービスされ今日はチキンとビーフの選択でしたので、ビーフをチョイス。だってメニューには「鳥釜めし」Or「牛肉のソテー」と書いてあったので、「峠の釜めし」じゃあるまいし牛肉のソテーの方が美味しそうな気がしたので・・・
お腹が空いていたのであっと言う間に食べ終わってしまった。食後のコーヒーを貰い、モニターで映画鑑賞しましょう。

でも日本語吹き替えタイトルは行きと帰りで同じなので、同じ映画を見てもしょうが無いので英語タイトルのを見ます。あまり良くは理解できないけど、一応なんとなくあらすじは判るだろうと・・・でも途中で眠くなってきたので、ふぁぁ寝ましょう。

目が覚めると、ちょうど朝食の時間でした。危なく食べはぐるところです。時計を見ると成田まであと2時間ちょいです。いつも帰りの便は時差の影響か寝られないのですが、今日はよく寝られました。

いよいよ日本海上空に入り、新潟近くへ来ました。機内ではヘッドフォンが回収されてしまったので、後はフライトナビゲーションの画面が唯一の楽しみです。
新潟から水戸へ抜け鹿島灘を眺めながら成田に向かいます。どうやら北風のようで、海側からの進入ですが、今日の着陸滑走路は新しいRunway34Rのようです。

Swissは成田発着に際してA340に機種変更後、週6便のうち3便の着陸を新滑走路で行う事にしたのです。MD11では着陸には向いてませんでしたが、A340では問題ない(と言っても万一の事を考えれば長い方に越したことは無いですが)ので、先行してA340を成田線に投入していたルフトハンザも同様にA340は新滑走路に着陸します。

滑走路が短いので心配しましたが、難なく着陸しました。しかし、ブレーキがきつかった感じです。やっぱり機長も滑走路が短いと緊張するのでしょうね。
あー成田に着いてしまった。

<おわり>

なんか今回はマニアちっくな旅になってしまいました。最後までお付き合い頂きありがとうごさいました


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