ドバイでビーチ−その8−
【ドバイ空港】


 ホテルに戻り、預けていた荷物を受け取ります。

帰りの便は深夜1時50分発なので、時間に余裕があります。ドバイ発着の長距離便は地理的な関係でどうしても夜間の発着が多いのです。

ホテルからタクシーで空港へ向い、スイスエアーのカウンターでチェックイン。
チューリッヒ到着後、その足でフランクフルト〜ブダペスト〜チューリッヒと飛ぶ予定になっている。これはブダペスト発着の世界一周航空券を使っている関係なのでいわば、消化時試合?みたいなもの。

今晩はチューリッヒ泊なので、荷物はチューリッヒ止まりにしてもらいます。
搭乗券はフランクフルトまで貰ってますが、チューリッヒ〜フランクフルトの座席は1F。

この便はA330で運航される関係で、FがC扱いとなるので、それを狙っての搭乗です

出国カードを書いて、出国手続きを済ませ、ターミナルへ延々と長いトンネルを通ります。

いやはやこの距離ならシャトルが有ればいいのに・・・ターミナルの着くと、免税店が出迎えてくれます。ドバイの免税店と言えば1/1000の確率でベンツやジャガーが当たる宝くじが有名です。(2003年に再訪した際は確率が1/2000になっていた)じゃじゃーんとロビーにはベンツとスポーツカーが展示されていて、これがあたるらしい。ではでは、どこで籤を買うのかなぁと探しして見ると、専用のカウンターがあります。そこで支払い(カードもオッケー)すると、箱からカードを引けとの事。

一枚カードを引き、その中にある複写式の登録カードに連絡先とかを記載して、控えを投票箱に入れて完了です。後は当たるの祈るだけです。

もし、当たれば、ペアでドバイご招待の上、在住国まで船で車を送ってくれる。
あー、あたらないかなぁ!なんせ1/1000の確率ですから、宝くじで1億当たるより割はいい筈。

浮かれ気分ながら免税店を冷やかしながら、そうだ嫁さんにゴールド買ってあげよう。ロビーの中央部にある貴金属売り場は結構人だかりが出来てます。

免税店を徘徊している内に、時間もかなり経ちそろそろ時間なので、ラウンジで一服してから搭乗しようと思い、搭乗ロビーにあるラウンジに行くと、「すいません、swissairはgalfairのラウンジになります」と言われてしまった。よく見るとエミリツのラウンジ。ガルフのラウンジはどこ?って聞いたら、これまた免税店を挟んだ反対側になる。うーん、徒歩5分は掛かるなぁ、さらに搭乗ゲートも反対側。これじゃ疲れにいくような物だ。

カフェテリアで一服した方がいいやと言う事で、コーヒーを飲みながら一服。搭乗開始時刻にゲートに向うと、カラチから帰って来たA330(HB-IQG)が停まっていた。

ここからカラチと言うと遠いイメージがあるが、ドバイからだとほんのひっと飛び。予定より少し遅く搭乗開始。まずはカラチからのトランジット客が先に搭乗して、後からドバイ発の乗客になる。

ようやく座席に座ると、途端に眠くなってしまった。気が付くと既にゲートを離れ滑走路へ向けてタキシングしている。幸い?シートベルトも着けていたので、そのまま眠りについてしまった。

翌朝、朝食サービスのざわつきで目が覚めた。ふぁ〜5時間位寝たかな・・・寝起きのオレンジジュールを飲んで、「今日は、このあと3フライトあるんだよなぁ。結構つらいなぁ」と思いながら朝食を頂く。

徐々にディセンドし、チューリッヒには定刻に到着です。中東やアフリカからの便だとBターミナルに到着する傾向が多いのですが、Aターミナルに到着。いそいそと荷物引き取りに行きます。通関も難なく通過して、Bターミナルの一時荷物預かり所に荷物を預け、再び、Aターミナルの出発ロビーへ。もうあまり搭乗開始まで時間が無い

ので、いそいそとゲートに行くと、ドバイから乗ってきたA330でした。なんだ同じ機材だと感心して眺めていると、SRテクノの人たちが何人かコックピットでなにか作業をしていました。

すると、「フランクフルト行きは機材メンテナンスの為遅れます」とのアナウンス。ビジネスマンなんかが、カウンターに詰めよりLHへのエンド−ス交渉しています。フランクフルトで乗り継ぎが2時間なので、多少の遅れなら大丈夫ですが、やはり気がかりです。

コーヒーショップで遅延お詫びのコーヒーを貰ってA330を眺めていると、ついにクルーが機材から降りてきます。

どうやらこの機材での出発は諦めたようです。可哀想なので、日本人旅行者です。情報が少ない(理解してない)のでひたすらゲート前で待っているようです。結局、機材変更により出発が1時間30分遅れになるとの事。これじゃ、乗り継ぎに間に合わない。

じゃあ、フランクフルト経由を諦め(どうせA330に乗りたい為の遠回り)直行便に変更して貰うように、トランスファーデスクに行って変更して貰うと交渉したら、最初はフランクフルト行きの遅延を知らないようで、「乗り遅れ」と勘違いされて詳しく説明する羽目に。

9時発のマレブの便に変更して貰い、出発時間までラウンジで一休みです。チューリッヒからブダペストまで1時間半ですが、朝食が出ます。まあ4時過ぎくらいに食べたけど既にお腹が減ってます。食事が終わってデザートと一緒にカードも配られます。

なんだろと見てみると、マレブの系列カジノの招待券でこのカードを見せるとサービスが受けられるらしい。でも直ぐのトンボ帰りだから要らないのね・・・

青き美しいドナウ川を眼下に眺め、ブダペストに到着。さて1時間の折り返しでチューリッヒへ戻ります。
入国審査場の反対側にあるトランジットカウンターに行き、チケット渡すと怪訝そうな顔をしながらチェックインをしてくれました。(今なら質問攻めだろうな)搭乗券を貰い普通ならそのまま出発ロビーへ行くのですが、ココでは一応入国審査官によるパスポートチェックがあります。

ブダペストで乗り換える客はかなり少ないらしく、審査官が居ません。再びカウンターに戻って係員が居ない!と言うと電話をして呼んでくれました。
出発ロビーに上がると直ぐにチューリッヒ行きの搭乗が始まりました。

機材は違うけど、乗ってみたらクルーはさっきチューリッヒから飛んで来たクルーでした。

「あれ、また?」と言う感じで笑われてしまった。席に座ったら、またもや爆睡です。気が付いたらチューリッヒへのディセンドが始まっていました。うわー昼飯食い損ねた(笑)

到着ターミナルはBターミナルです。これなら荷物の受取が楽でいいや。
入国審査・税関も難なく通りすぎ、一時荷物預かり所で預けた荷物を引き取って、今晩泊まる「ヒルトン・エアポート」に向かいます。これでようやくベットにありつけます。


<つづく>


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