シーガイアと霧島温泉の旅
霧島温泉へ
■シーガイア

翌3月13日、目覚ましは7時半にセットしていたのだが、6時過ぎに起きてしまった。そろそろ日の出のようでカーテンの隙間から外を眺めてみると、ちょうど水平線の上に雲が掛かっていて、雲の隙間から朝日がこぼれていました。
なんかみんな起きてしまった。でも娘は寝ぼけているようで、「温泉行く?」と聞いても無反応です。いつもなら「温泉いくー」って言って跡を着いてくるのですが・・・

昨晩、温泉に入る際に入浴券を呉れた。この券があればチェックアウトまで温泉に何回も入れるとの事だったので、朝風呂に行ってきました。
お陰でサッパリして、朝食を摂りに出かけます。朝食は42階のレストランか、1階のレストランのどちらかを利用出来るとの事で、まずは42階の方に行ってみます。しかし、みんな考える事は同じで結構並んでいます。
じゃあ、1階の方に行ってみようかと言う事でまたエレベーターに乗って1階まで降ります。
そうそう、ここのエレベーター、ボタンが全て連動していなくて、手前と奥でボタンが違うのです。それに1階から43階まで動くのでタイミングが悪いとちょっと待たされる。

1階のレストランは、温泉棟の方にあるので、一旦外に出る格好になる。ほんの数十メーターなのですが、寒いなぁ。
レストランでは、庭側の席に案内して貰い、子供用の椅子も持ってきれくれた。朝食は良くあるバイキング形式です。何がいいかなぁと物色したり、オムレツを作ってもらったりしたりするので結構時間が掛かってしまいました。
今日は宮崎11時51分発の特急で霧島温泉へ向う予定で、朝食後は近くのフローランテ宮崎を見てこようと言う事になっています

朝食を食べ部屋に戻り、チェックアウトの準備をします。
駅へ行くバスは11時10分ですから、そんなに時間がありません。フロントで精算と言っても温泉利用の1500円だけですが・・・を済まして荷物を預けようとすると、チェックアウト後は1階に無料コインロッカーがあるのでそっちを利用して呉れとの事。
1階に降りると、「コインロッカーはこっち」との看板があった。なるほど、これじゃみんな気がつかないよなぁと言う場所にありました。
荷物を預けて、フローランテまで歩いて行きます。場所はオーシャンドームの向かい側になりますので、歩いても5分弱です。

入口は温室風のドームになっていています。ダイヤモンドパスを見せて中に入ると、なにかイベントをやっているようで、おじさん達が風船を配っていました。娘に呉れようとするのですが、人見知りしているのかなかなか手を出そうとしません。代わりに嫁さんが2つ貰っておきました。
フローランテは植物園かと思っていましたが、意外とこじんまりしており温室とかも狭く、庭園公園みたいな感じになっていました。
広場には美しい芝生が広がり、小川が流れていて、ちょっと英国風の感じがします。
ただ、今日は風が強く寒い・・・娘は滑り台に夢中になって遊んでいましたが、あまり時間もありません。バスの時間が迫ってきましたので、再びホテルに戻ります。

バス停には列が出来ていましたが、先に来た空港行きのバスの列で、宮崎駅のバスには5〜6人しか居ませんでした。約20分ちょいで宮崎駅に到着です。ちょうどお昼時になるので、売店で駅弁を買います。宮崎の駅弁では「椎茸弁当」が有名ですので、迷わず買います。嫁さんは少し安い「椎茸めし」にします。

列車の3番線発との事なので3・4番線の改札を入り、ホームに入ります。もう列車は入線していましたので、適当な車両に乗り込みます。列車は485系の5両編成でJR九州のコーポレートカラーの赤色に塗られている車両です。
定刻に宮崎を発車し、一路鹿児島を目指します。列車が発車したところで、お弁当TIMEです。
南宮崎を出ると徐々に山間部に入っていきます。列車は青井岳駅を通過しました。この辺はSLが活躍していた時代にSLの撮影地として有名な所でしたが、今はそんな面影はありません。
列車内を巡回(?)してみたところ我々が乗っている4号車が一番乗っており、30人程度、他の車両は10数名位と5両編成の特急にしては寂しい限りです。
子供の頃、同じ485系特急「ひばり」で仙台まで12両編成で満員だったのを思い出すと歴然の差です。

およそ1時間半で下車駅の「隼人」の到着です。ここで肥薩線特急「はやとの風4号」に乗換えて霧島温泉駅に向かいます。 待ち時間は20分程で、鹿児島からの「はやとの風」が到着しました。意外とこの駅で降りる乗客が多かったので、難なく座れました。列車は肥薩線に入り、山間部を縫って走ります。元々ローカル線用にキハ40,47の内装だけを奇麗にしただけなので、「ぼったくり特急」だと悪口を言われてますが、内装は奇麗になっているし転換シートだしそんなに悪く・・・でも座席と窓の位置があってないや。まあ改造だからねぇ。
列車は嘉例川に到着です。ここで5分停車します。嘉例川駅は築100年を超える木造駅舎でCM撮影などでの有名な駅です。ちょうど九州新幹線開業1周年記念イベントをおこなっていて駅は大賑わいでした。

嘉例川を出発して7分で下車駅の「霧島温泉駅」に到着です。駅に着くと地元の太鼓演奏で歓迎してくれました。
「霧島いわきホテル」行きのバスが14:20発なので、急いで乗り込んだのに発車する気配がありません。25分位になってよやく出発です。

予定ではこのまま終点まで行き、いわきホテルを15時に出る定期観光バスに乗る積もりだったのですが、このバスは予想に反し遠回りの「内之野」経由でした。国道経由なら30分ですが、このバスは終点まで50分掛かります。これでは観光バスに間に合いません。しまったバスの時間を聞くときに経由も聞いておけば良かった。
バスはすれ違いも出来ない細い道を上がっていきます。15時ちょい過ぎ「丸尾」バス停に到着。ココで降りて宿に向かう事にします。
バスを降りると雪が降ってきました。確かに予報では雪が降ると書いてありましたが・・・うー寒い。

近くに「丸尾の滝」があると言うので、ちょっと見に行て、それから宿に電話して迎えに来て貰おうと言うことになり、バス停から歩いていきました。500m位歩いた所に滝があり東屋があり休憩できるようになってます。
この滝は上流に湧き出た温泉と湧き水が混ざった滝になっていているそうです。
そんなにそんなに大きな滝では無くて落差も30m位でしょうか。時折雪がちらつくので、写真を撮ってバス停に戻り、近くのお土産の前から宿に電話しました。

つづく

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