朝7時にモーニングコールで目を覚まします。
今日はソウル駅9時20分発のKTXで釜山へ向かうので、8時にはチェックアウトしなければなりません。
目をこすりながらカーテンを開けると昨日の天気とうって変わって快晴です。
着替えて荷物を用意してフロントへ。。。うん何か足りないぞぉ〜 あ、傘だ!昨日10000ウォンで借りた傘が無いや確か、江南のお店に行く時は持っていたけど、帰りは持って無かったからお店に忘れたな
まあデポジットだから仕方ない10000ウォンは諦めるか
フロントでチェックアウトを済まして、昨日と同じルートでソウル駅に向かいます。
改札もTマネーでスイスイと通過して、ホームに降ります。やはり朝早いこともあって誰も居ません。
直ぐに列車が来たので、乗り込むとこれまたガラガラでした。
ソウルの地下鉄は太田で起きた地下鉄火災事故以来、難燃化対策が進みホームにヘルメットと酸素マスクが非常設備として用意されているし、車両のイスも燃えない素材に逐次取り替えが進んでいます。
市庁前で1号線に乗換えてソウル駅に到着です。
1号線もガラガラで目立たないように写真を撮ります。
昨日来た時は雨でどんよりしていましたが、今日は快晴なのでかんか感じが違います。駅の入口にコインロッカーがあったので、昨日買った「のり」を預けようと、案内に従って1000ウォン札を入れたら、新札なので受付けてくれません
小銭は無いし、じゃあまず朝食を調達してからそのおつりで預けようと言うことで、ロッテリアで朝食セットをテイクアウトして再びチャレンジ。
今度は難なく預けることが出来て、3階にあるKTX乗り場に向かいます。
韓国の鉄道は列車別改札を行っていますので、列車ごとの改札となります。ちょうと9時20分発の改札が始まったところで改札前は混雑しています。
KTXの開業により自動改札化されていて、改札機に切符を投入しますが、KRパスの場合指定券と切符が別々になっています。どっちを通すのかな?と迷いますが、まずはKRパスを投入してみると難なく改札を通過できました。
ホームに降りると既にTGVいやKTXが停まっています。
韓国が高速鉄道を建設するにあたって、日本の新幹線かフランスのTGVどっちを採用するかと言う話で早々に日本が脱落したのは記憶に残っています。
その時、韓国の事情からすれば、在来線も同じレール幅だし専用線と在来線を組み合わせているTGVの方が新幹線より分がいいなと、万一新幹線を採用することがあれば何かあった度に日本叩きになるのは目に見えてましたから、TGVを採用して良かったと思ったものです。
ソウル郊外〜太田、太田〜テグ間の専用軌道が完成してなんとか暫定開業2004年に開業しましたが開業当初からトラブル続きだったようで、「そら見たことか」と言う話がありまして、訪韓前にそういうページを見て実際はどうなの?って感じで乗ってみます。
まずは、デッキの階段部分に製造社プレートがあるとの事なので、デッキ部分を見てみます。
するとこの編成は韓国の車両メーカー「ロテム」製造で、フランスの車両メーカー「アムストル」社からライセンス製造されて製造した車両でした。
「アムストル」社で作られて輸入した車両もあるそうですが、表面上は判りません。
どうせなら、純正のTGVに乗りたかったなぁ(笑)
先頭車の写真を撮ろうとホーム先頭に向かい、写真を撮っているとちょうどソウルへ到着する列車が来たのでなかなか綺麗な編成写真が撮れました。
さてさて発車時刻も迫ってきましたので、指定された18号車に乗り込み座席を探すと。指定された1Aの隣席にはアジュマが座っていました。
どうせならアガシの方がいいなぁ〜と思いながら、「エクスキュズミー」と言って席に座ります。
KTXの座規は車両の真ん中を前後から見る集団見合い方式になっています。方向が固定されてしまうので、これが不評を買っているようで、後ろ向きの座席の場合、運賃が割引になるそうです。
そう言えば、日本の東北新幹線も開業当初は同じでしたし、今でも成田エキスプレスは同じような集団見合い式座席で不評を買ってます
9時20分にすぅーと列車は出発します。日本のようにアナウンスやベルが無いのはいいですねぇ〜日本はちょっとうるさ過ぎな気がします。
列車はソウル駅を定時に発車して、在来線部分を南下します。ちょうと東側と言うことで日差しが入ってきます。
すると、前の座席に座っていたアジュマが、カーテンではなくでブラインドを下ろします。
ブラインドは、2席分あるので必然的に自分のところも閉めらてしまいました。これにはどうにもならず早く降りて貰うしかありません。トホホ
まあ、ブラインドが薄いので透けて外は見えますが・・・
列車は在来線から専用軌道に入りスピードを上げていきかと思いきや、この列車は直ぐに「光明」駅停車します。
なんでもこの駅がKTXのソウル側基点駅と計画された経緯があって設置されたらしいのですが、KTXのソウル駅乗入れが決まり、開業当初はKTXしか停車していませんでしたが、通勤利用促進の為、朝夕には通勤列車がソウルから光明まで運転されるようになり、通勤車両の姿がありました。これも軌道や電化方式が同じことによるTGV方式の好例かと思います
光明では2分遅れで発車します。どんどんスピードが上がっていきますが、トンネル区間なのであまりスピードの実感はありません。
長いトンネルを抜けスピードがさらに上がり、車内モニターに現在速度が表示されます。250km/hを超え、275km/hとスピードが上がります。
いつ300km/hになるかとワクワクして待っていると、かなり列車の振動が強く伝わってくる感じです。本家TGVで300km/hで体験していますが、その時にはこんな振動はしなかったです。
298km/hを超えなかなか300km/hを越さないなぁ〜と思っていたら、瞬間的に300km/hを超え300.2km/hを表示することがありますが、ほんの一瞬で直ぐに298km/hとかになってしまいます。どうやら定速運転装置が無いようで、性能一杯に力行してようやく300km/hを達成している感じです。
それに280km/hを超えるとかなりヨーイング振動が伝わってくるので乗り心地は悪化します。たまたま車端部だったからか?
列車は専用軌道から在来線と併走になり、まもなく大田に到着するとアナウンスが入る。
KTXは編成が長いのでホームが長いこと。ようやく停車して自分の乗った車両は、少しではあるが乗り降りがあった。
1分程停車してKTXは静かに出発して、在来線の線路を走ります。大田付近はKTX専用線が全通(予定では2010年だけど延びることが確実視)されるころには地下化すると聞いていましたが、そんな工事風景は見受けられなかったなぁ
大田を出て5、6分在来線を走行した後、再び専用軌道に入り速度を上げていきます。
前に座ったアジュマがようやくブラインドを開けたので、外の風景が良く見えます
スピードがどうかなとモニターを見ると、フリーズしています。あれま壊れたか?暫くすると真っ黒画面に切り替わり、どうやら再起動しているようです。
時折、車内には客室乗務員が巡回してきます。JR新幹線の車掌のようにハンディー端末機を持って巡回しているので、指定座席に座って無いと検札をするのかも知れません。
モニターを復帰したようで、表示しはじめました。300km/hを出すかなぁ〜とモニターを見ていましたが残念ながら298km/h台を何回がマークしただけで、30分程で専用軌道も終わりに近づき、減速して在来線に入ります。120km/h位の速度で在来線を走り、東大邸駅に滑り込みます。結局、光明駅での遅れは回復することなく2分遅れで到着です。
隣のホームには、在来線のムグンファ号(急行に相当)が停車しています。そっちはディーゼル機関車に牽引された客車列車でそっちも趣がある列車です。
東大邸を出発すると、在来線を走り釜山へ向かいます。
日本のローカル線を思わせる風景が続き、やっぱり列車の旅はいいなぁ〜と思いながら車窓を楽しみます。長い鉄橋には監視塔があって、兵士らしき人が常駐しているのは平和な日本とは違う光景でもあります。
建物が増えきて、電車の車庫などが見えてくると釜山ももう近くです。考えてみれば釜山まで来れば日本はすぐソコなんだよなぁ、特典航空券を東京〜ソウル・釜山〜東京にすれば良かったなぁ・・・と考えていると「グポ」に到着です。ココで半数近い乗客が下車します。
釜山まではあと10分です。モニターも釜山到着を案内しています。海上コンテナがひしめく釜山駅には定刻より2分遅れで到着します。
まあ、韓国の場合10分以内の延着は定刻とみなされるとの事ですので、定刻より2分遅れて定刻に到着って事ですかね
釜山で到着ホームと出発ホームが分かれているようです。階段を上がって改札を出て、とりあえず来たことの証明写真を撮ろうと駅を出て、駅前広場に出てみます。
駅舎はソウルと同様にKTX開業に合わせて改築され近代的な駅舎になっています。
初めて韓国に日韓共同切符で来た時、釜山から乗るセマウル号の乗り場が判らなくって焦ったっけなぁ〜と昔を思い出しますが、その当時とはガラリと変わってしまっています。
12時のソウル行KTXで戻る予定ですが、どうせ釜山で観光する時間も無いし、飯を食べてる余裕もなさそうなので、再び駅舎に戻り窓口の案内を見ると、1本前の11:45発のKTX138号がガラガラのようなので、これに変更しようと窓口で、KRパスを出して「Next KTX to SEOLU」と言うと端末を叩いていますが、何かエラーが出るようです。
すると窓口氏「Do You have antherticket?」と聞いてきます。どうやらシステムに発券済みの指定券情報が入っているらしく、時間が競合するのでエラーとなったようです。
なので、12時発のチケットを出すと、一旦キャンセルして再発行と言う形で新しい指定券を発行してくれました。
既に列車の改札も始まっていたので、ホームに向かいます。指定座席は1号車の1Aなので先頭です。ホームを先頭車方向に向かっていき、車両のメーカー銘板を見ると「ロテム」です。お、行きと同じと言うことはもしかして・・・車両先頭に書かれている編成番号を見るととソウルから乗った「25」編成でした。
先頭車の写真を撮っていると、隣のホームにソウルから来たセマウル号(在来線特急)が到着します。ディーゼル機関車のプッシュプル方式でKTX開業前は韓国鉄道の花形列車で、ソウル〜釜山間を4時間強で結んでいましたが、今はKTXの補完列車として残っています。
指定車両はガラガラで、隣の車両は特室(1等車)になっています。折角なので車内の様子を撮影しときます。KRパス所有者は差額で特室に乗れるようになっているので、帰りは特室にしてみても良かったなぁ〜
列車は釜山駅を定刻に出発して、ソウルを目指します。
東大邸まではさっききたばかりの在来線を北へ走り、東大邸からは専用軌道に入り、300km/hをマークするか!?と期待したのですが、やはり280km/hを過ぎるとかなりの振動があって、おいおい大丈夫か脱線なんかしないだろうなぁと思う程です。
よく見ると専用軌道でも路盤は一般的な砕石と枕木によるバラスト路盤です。
新幹線では、開業の早い東海道新幹線ではバラストでの敷設区間が多いですが、300km/h運転をする山陽新幹線や新しい東北上越新幹線では、殆どがバラストでは無く、スラブ軌道と呼ばれるコンクリート製路盤が使われいています。
スラブ路盤の方が軌道の狂いが起こりにくいので、高速運転よる精密な条件が必要とされる場合には、スラブ路盤の方が良いとされています。しかし、騒音が大きくなるなどの欠点もあり、一概には言えませんが・・・
KTXがどういう経緯でバラスト路盤を採用したのか知りませんが、これはバラストの整備状況が悪いとしか言いようがありません。
東大邸〜大田間では一度も300km/hを出すことは無く、大田駅に到着します。やはりと言うか東大邸駅の発車が2分遅れていたのですが、回復することも無く大田を4分遅れで発車します。
専用軌道に入り、しばらくすると列車は牙山天安駅に停車します。
行きに停車した光明駅と同じ専用軌道にある駅で2面4線に通過線があり、さながら東北新幹線の小山駅みたいな感じですが、何も無いところに駅が出来たので回りは開発途上です。在来線の長項線との接続駅にもなっていまいて、「温陽温泉」にも近いことから駅名にカッコ書きがついています。
牙山天安駅を発車してスピードを上げますが、やはり300km/hをマークすることはありませんでした。
在来線に入り、漢江の鉄橋を渡り、ソウル駅には14:41分に定刻より3分遅れで定刻到着しました。
改札を通る時に切符が回収されずに再び出てくるので係員に呼び止められましたが、KRパスを見せると判ったような顔をするのでスタコラと食堂を目指します
お腹も減っていたので、昨日朝食を食べた韓式食堂に入ります。最初は車内販売で売っている弁当を食べようと思ったのですが、「石焼ビビンパ」を食べたいなぁ〜確か昨日食べたソウル駅の食堂にあったなととふと思いソウルまで我慢していたのです。
改札を出て、まずは食堂でメニューを指さして石焼ビビンパ(7500ウォン)を注文します。もう14時半過ぎなので食堂も空いています。出てくるまで、空港までの時間を逆算しながらソウル駅を何時に出発すれば良いか考えます。
帰りは仁川空港18:20発のJL954便なので、17時までに仁川に着けば良いのです。空港まではバスの他、金浦空港まで地下鉄で行き、そこから今年の3月に開業した空港鉄道AREXで仁川空港へ行くことも出来ます。
もちろん後者を選択するわけですが・・・
出てきた石焼ビビンパを混ぜ混ぜして食べます。やはり明洞の老舗?全州会館に比べると味は格段に落ちますねぇ〜、これなら日本の焼肉屋の方が美味しいカモ
さてさてあまり時間がありません。15時半過ぎにはソウル駅を出発しないといけませんが、その前にロッカーに預けた「のり」をピックアップして、お土産のキムチを駅に隣接するロッテマート(ロッテデパートのスーパー版みたいなところ)で買いに行きます。
お店に入ろうとしたら、係員に呼び止られます。韓国語で話しかけられたので、「パードン?」と聞き返すと「荷物を指差しロッカーと言ってます」どうやら荷物を持って入店出来ないようで、ロッカーに預けようとロッカーは全て使用中。これじゃ駄目じゃんと周りを見渡すと、インフォメーションでも預かってくれるみたいなので、インフォメーションに行って、荷物を預かって貰い、売り場に突入。
日本人も多いのか?売り場案内に日本語も併記されているので、容易に「キムチ」売り場を発見。秤売りをしてくれるようでちゃんと日本語の説明も書いてあります、どれどれと書いてある説明を読んでいると、売り場のアジュマが、「これ辛い、こっちは辛くない」と説明してくれます。
じゃあ、「辛くない白菜とキュウリください」と言うと、量を測ってサランラップでぐるぐる巻きにします。
その間に、キムチの説明を見てみたら「わけぎ」(説明にはネギと書いてある)のキムチを見て、これも追加で頼むと300gじゃないと駄目と言われじゃあ300gねとこれもサランラップでぐるぐる巻きにしてもらいます。
おっと、買い物していたら15時半じゃないですか、急いでレジに向かって会計を済まします。レジ前に積まれていたお菓子を入れて〆て19500ウォンでした。
さあて、のりとキムチをどうやって持ち帰ろうか?と考えていたら、スーパーの荷造り台のようなところにダンボールの箱があって、自由に荷造りに使えるようになっているのを発見。
ダンボール箱に詰めてチェックインバゲージにしちゃえ!と預けた荷物を受け取り、適当なダンボールを選んで、キムチとのりのビニール袋を詰めて、ガムテープでパッキング。持ちやすい?ように紐の取っ手もつけて、これで完璧!
時計を見ると15:45、おっと急がないといけないと地下鉄のソウル駅へ向かい、1号線の改札をTマネーで通過します。ココからは1号線で新吉まで行き4号線に乗換えて金浦空港へ向かいます。
103系に似た古い地下鉄車両がやってきて、それに乗り込んだのは結局16時近くです。時間を計算するとギリギリです。
地下鉄は直ぐに地上に出て走ります。新吉駅で降りて乗換えの標識に従って4号線へ向かいます。ホームに降りるとちょうど列車が行った後でしした。ちょっと薄暗いホームで次の列車を待ちます。
壁に時刻表らしいものがあったので、見てみると朝と深夜の時間は書いてありますが、その間は省略されています。ハハハ、地下鉄は来るから待ってろって感じですな
やって来た地下鉄に乗り込み、路線図の駅数を数えて時間を計算すると、結構厳しいなぁAREXって何分かかるのかな?とちょっと焦ります。
金浦空港駅に到着したのは16時40分です。意外と時間が掛かったなぁ〜と急いで改札へ向かってTマネーを出口のセンサーに充てると残金3100ウォンと表示されます。
AREX乗り場はどっちだぁと見渡すと表示があり、それに従っていくと直ぐにAREX乗り場がありました。
次は何分?と時刻表を見つけて見ると16:42発がありちょうど発車したばかりで次は16:55発です。ありゃーこれで間に合うかな?と思いながら運賃表を見ると仁川まで3100ウォンと書かれています。
おー、残高がぴったり。
Tマネーで改札を通り、ホームに降りて列車を待ちます。ホームドア式の新しいホームですがまだに金浦空港から仁川空港までの暫定開業ですからホームで列車を待っている人はまばらです。
発車5分前に仁川空港からやって来た列車が折り返しとなります。列車はロングシートの通勤車両ですが、1時間に一本走っている、空港直行の列車は特急型車両ですが、運賃が倍になるそうです。
ドア上には電光表示機があって、韓国語、英語、中国語、日本語で表示されると同時に各国語での自動アナウンスもあります。
16:55定刻に発車して、5分位地下を走った後、地上に出て高速道路に併走するような感じで仁川空港へ向かいます。仁川空港まで30分程なので、搭乗締切ギリギリになりそうです。まあ駄目なら金浦へ戻って20時発の羽田行きがありますから帰れるでしょう(笑)
鉄橋を渡り、雄大な仁川干潟を眺めながら列車は走っていきます。それにしてもこの干潟は凄く広いなぁ〜とちょっと感動。
空港近くになると再び地下にはいり、なんとか空港駅に着いたのが17:25です。駅からターミナルへ通じる長いエスカレーターを上り、JALカウンターに到着したのは17:30でした。
既にエコノミークラスのカウンターはクローズしており、開いているビジネスクラスのカウンターでチェックインをします。ビジネスクラスの締切は出発45分前なんとかセーフでした。
幸い出国審査場も空いていたので、すんなり出国して免税店で買い物する時間位はあったので、「マコッリ」を探してみます。
ウィスキーとかは飾ってあるので直ぐ見つかるのですが、マッコリが見あらないので売り場のアガシに聞いてみると、「ありますコレです」とボックスに入ったのを見せられます。
3本入って15000ウォンですと言い、この銘柄しか無いと言うのでそれを買うことにします。
搭乗ゲートは31番なので、ゲートに向かって歩いていくとJALのB747-400が居ました。どれどれ今日のシップはと登録番号を確認するとJA8076でした。
まだ、搭乗開始前だったのでゲート前のイスに座って搭乗を待ちますが、イスに座っている人もまばらでどうあやら乗客は少ないようです。
こりゃ、楽なフライトだなと思って待っていると18時過ぎに搭乗が始まり、機内に乗り込みます。この機体は主に欧米への長距離線に使われる機体で、ビジネスクラスもほぼ水平近くまで倒れる新型の座席になっていて、エコノミークラスの割合が比較的少なくなっています。
指定された49Kのにすわりますが、案の定、行きと同じ隣席の2つは空席のままです。
搭乗者も少ないので、出発も定刻です。滑走路へ向けてタキシングしますが、さすが韓国の空港だってあってKEのB747-400やB777なんかが多いです。さらにミッドフィールドターミナルも建設しているようで、さらに大きくなりますねぇ〜
RWY15から離陸して仁川の干潟を眺めながら上昇を続けます。
シートベルトサインが消えると直ぐに機内サービスが始まり、ミールボックスが配られます。行きの便で出た内容とほぼ同じで、なんだかなぁ〜ってか感じです。
シートには個人用モニターが装備されていて、映画も見られるようになっているので、「硫黄島からの手紙」を見ながら食べます。
さらに、隣席のモニターはフライトマップを表示するようにして、今どの辺を飛んでいるかを判るようにしときます。
外は真っ暗になり、日本海上空を飛んでいます。窓からイカ釣り漁船の漁火が見えます。
街の明かりが見えてきました。どうやら金沢上空のようで、フライトマップも見ていると富山を抜けて、長野の方に向かっています。
どうやらこのまま常陸大子へ向かい、そこから鹿島へ抜けて成田と言うコースのようです。
もうここまで来ると旅も終わりです。
成田には20:26にRWY16Rにランディングし、第二ターミナルビル側のゲートに定刻よりも早く到着しました。入管も空いていたので直ぐに終わり、荷物も最後の方だったからか、比較的早くターンテーブルに出てきました。
荷物をカートに載せて空いている税関の列に並びます。
「ダンボール箱の中身は何ですか?」と聞かれたので、「キムチと海苔」ですと言うと、「他に何か申告するものは無いですか?」と聞かれただけですんなり通過です。地下の京成駅に行き、スカイライナーに乗って船橋へ。去年からスカイライナーが船橋に停車するようになったので、便利になりました。
予定とおり、22時に自宅に到着。これで旅も終わりました。
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