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ハンガリーの首都ブダペストは温泉が湧き出る地として有名で、今まで何回かブダペストを訪れていますがなかなか温泉に行く機会が無く今回ようやく訪れることが出来ました。
温泉は旧市街地側に多く、今回訪れたキラーイ温泉はオスマントルコ時代から続くトルコ式の浴場で地下鉄2号線の「バッチャーニ広場駅」から歩いて5分ほどの場所にありますが、一見してここが温泉?と言うような場所です。
以前は「ゲイ」が集まる温泉として有名でしたが、現在は、水着着用の男女混浴になり今では健全な温泉になりました。
入口で入場料金を払う際にロッカーにするかキャビンにするか聞かれます。キャビンは着替えと荷物入れに個室が利用できるだけで、ロッカーは名前の通り着替えとロッカーを使うだけです。
男性ならロッカーで十分なのでロッカー利用(2400HUF)を払うと腕時計型のICチップを渡されます。
ロッカーは2階にあるので階段を上がりICカードをかざすと回転バー式の改札が動く仕組みになっていました。
ロッカーはこっちと手招きしている係員の方に向かうと更衣室とロッカーが並んだ部屋で、そこで水着に着替えるようです。ロッカーの鍵は入場時にもらった腕時計式のICチップで施錠できるようになっています。
ささっと着替えて、再び階段を降りて浴場へ向かいます。
階段で再び1階に降り、BATHと書かれたドアを開けると、微かに硫化水素臭がしてココが「温泉」であることを証明しています。
まずはシャワーを浴びろと書いてあるのでシャワーに浴びようとするとそのお湯はしっかりと硫化水素臭がするので「温泉」を使っていることが判ります。
うーん、温泉いいねぇ〜と温泉シャワーを浴びてから隣のドーム状の浴場へ移動します。
おおーこれがトルコ式かぁとちょっと感動。円形ドームの下にある一番広いメイン浴槽は36℃となっておりややぬるい感じです。
投入口からは大量の温泉は注がれており、その周辺はそこそこの硫化水素臭がします。
もちろんかけ流しになっておりオーバーフローしています。
浴槽内は気持ち白濁感があり硫黄泉っぽい感じがしますが隣の小さな浴槽の設定温度は40℃になっており、こちらは無色透明なのです。
浴槽によって温泉を薄めているとの話を聞いたことがあるので白濁がお湯がくたびれているのか、温泉によるものかは判断が付きませんでした。
40℃の方は日本の温泉と同じような温度で、あまり入る人は少ないです。
40分ほど温泉入浴を楽しみ、お腹も空いたし喉も乾いたと言うことで着替えて温泉を後にしました。
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