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群馬や長野には、地元の人々が管理する温泉が数多くあり、地元専用もあれば外来者も利用できる温泉もある。この平治温泉も役場のHPには記載があるものの、場所など詳細は書かれていない。調べてみると外来者の入浴できると言うので、訪れてみました。
場所は吾妻線万座・鹿沢口駅から歩いて10分程にありました。国道から奥まったところにあるので、初めてだと判りにくい場所にあります。
外観は見たとおり、一見すると建築現場の事務所かと思うような感じですが、屋根から湯気が立ち上がっていて、ここにお湯があることを示していました。
ドアを入ると目の前に、料金箱が置いてあるので200円を入れます。すぐ左脇が男湯でカーテン仕切り、女湯は右にあるドアを開けて入ります。
脱衣場は狭く、脱衣棚が6つほどあるだけです。
浴槽は写真の通り木造でカランなどはありません。湯船は深さ80cm位で源泉投入口のパイプから勢い良く投入されていて掛け流しになっています。
2006年初頭に、源泉ポンプの清掃をしたそうで、その際には大量の炭酸成分も混じっていて白濁したような感じになっていたそうですが、既に透明な無色なお湯になっていました。
それでも炭酸成分は多く、源泉投入口あたりのお湯には細かい気泡があるのが判ります。また酸化した鉄分の赤い粒子みたいなのも漂っていて、源泉がそのまま投入されていることを証明しています。
体を沈めて浸かっていると、次第に体に炭酸成分が付着して、泡つきの体になります。これがとても気持ちよかったです。
投入口には飲泉用のコップが置いてあったので、飲んでみると鉄分と微かな塩分を感じました。
温泉の温度が低めで湯船の温度は体感で40℃は無く、38〜39℃位だと思います。お陰で長湯できます。
自分が訪れた時は、入る時に地元の方と入れ違いで、誰も居なくのんびりできましたが、湯船から出て着替えていると、地元の方が入ってこられました。さらに帰り道で温泉に向かう地元に方に出会いましたので、かなり地元の方の利用頻度は高いようですから、特に外来者はマナー良く入りたいですね。
こんな良い温泉がいつまでも利用できるために。
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