シーガイアと霧島温泉の旅
いざ宮崎へ
■3月12日(土曜)

朝、いつもより1時間早く起きます。

羽田空港9時5分発のJAL1883便ですから、空港まで時間をすこし余裕をもって逆算していくと7時25分には最寄の駅を乗らないといけません。まだ寝ぼけている娘を起して着替えをさせていざ出発です。

予定とおり、JRに乗り秋葉原で山手線に乗換えます。浜松町からモノレールに乗るか、品川まで行って京急に乗るかどちらかですが、京急のこの時間帯はあちこち停まる「急行」になってしまいます。
なら、モノレールの「快速」の方が断然早いので、浜松町で降りて乗換えます。新しい乗換え通路も完成したし、モノレールもスイカに対応しているので、切符を買う手間もなくて便利になりました。

ホームはちょっと混雑していましたが、空港より列の方が短いようです。第一ターミナルは方面別チェックインで、九州方面は南ウィングですから逆方向ですが、座れた方が良いので先頭車に並び、座席GETです。

快速なので、天王洲からはノンストップで、8時20分には羽田第一空港ターミナルに到着しました。
出発ロビーでチェックインを済まします。既に航空券引換え時に身分証明書を提示してあったので、自動チェックイン機でもチェックインが出来ました。

3名分の航空券を受け取り、荷物を預けてセキュリティーチェックを受けます。むかーし嫁さんが、検査の時に背中に貼った「使い捨てカイロ」でブザーが鳴った記憶が・・・
今回は、何事も無く通過して、88番ゲートに向います。

第二ターミナルがオープンしてバスゲート利用は減った筈なのですが、宮崎行きは沖止めです。
朝飯を食べて無いので売店でカツサンドに行くと、万世のが売り切れで「まい泉」を買いました。個人的には万世の方が好きなんですけどね(笑)

搭乗が始り、最初の人並みが切れた所で乗り込みます。バスに乗り込みスポットまで移動します。以前はJAL,ANAの機体を眺めていましたが、今はJALグループの機体ばかりです。

今日の機材はJA005Dで既に新JALカラーに変更されている機体でした。個人的には黒澤カラーの方が好きだったのですが・・・
早速タラップから乗り込みます。

MD90は初めて乗る機種です。MD90はマクドネルダグラス社としては最後の旅客機シリーズです。残念ながら導入した会社は少なくアジアでは日本だけです。
もう一台のバスが到着し、全ての乗客が搭乗し終わりドアクローズは定刻の9:05でした。

離陸滑走路は34Rなので、結構時間が掛かります。なおかつ出発機が込み合うのでJ-2誘導路から34Rを見ると前方には5機の飛行機が離陸待ちをしています。
なおかつ、出発前のアナウンスで飛行時間が1時間40分との事。うーーん宮崎到着が遅れるかも・・・

ようやく離陸順番になり、34Rからエアボーン。直ぐに右旋回して横須賀へ向います。気流が悪いので時折揺れます。娘は揺れるのが怖いらしく小声で「怖い」だって。
なかなかベルトサインが消えなかったですが、お腹も空いたのでカツサンドを食べ初めたとたんにサインオフになりました。

機内サービスが始まり、CAの方が子供用のオモチャを持ってきてくれたのですが、いくつかあるアイテムから、真っ先にQ400(プロペラ機)の模型をチョイスしたのは我が娘(笑)

キャプテンのアナウンスだと、向かい風が非常に強い為に通常の巡航速度より少し遅くなってしまい、宮崎到着が定刻より20分遅れるとの事だった。
娘はCAから借りた絵本を嫁さんにしきりに読んでもらったり、ジュース飲んだりと落ち着きが無い。しまいにはそろそろ降りると言い出す始末。まったく誰に似たんだぁ?

11時過ぎようやく宮崎空港への最終着陸態勢に入る。
気流が悪いので揺れるとの事だったが、そんなに揺れる事なく海側からRWY09へ滑るように着陸しました。
ゲートに到着したのが、11時10分で定刻の20分遅れです。折り返しの東京行きも20分遅れるとアナウンスしてました。


■チキン南蛮
当初の予定ですと、11:24発の列車に乗って南宮崎で日南線に乗り青島見物の予定でした。
しかし、空港に到着したのが11時10分です。手荷物だけなら走れば間に合うのですが、今日は荷物を預けていますので、ターンテーブルに向います。
比較的早く、荷物が出てききましたが、この時に既に11時23分で、もう間に合いません。

ターミナルビルを出て宮崎空港駅に向かいます。2年前にスカイネットアジア航空が就航した時にも来ていますが、こんなに狭かったっけ?と言った感じです。

窓口で、「南九州フリー切符」をクーポン券と引き換えます。
この切符は、宮崎から鹿児島にかけてのJR線のフリー切符で特急自由席に乗れます。それでいて3日間で3500円と格安なのです。
当初レンタカーで移動を考えたのですが、レンタカーを3日間借りると安い車でも保険やらなんやらで2万近くになってしまのです。今回訪れる場所は路線バスが走っておりその運賃を考えてもフリー切符の方が安いのです。ただ、車のような機動性が無いのがこういう時には最大の欠点ですが・・・

次の列車は11時55分発の別府行き特急「にちりん」です。青島行きは取りやめて、宮崎市内で食事をしてからホテルに向う事にします。
宮崎までは8分で到着します。ホームから階段を下りると、直ぐに改札。コンコースが無く階段を下りると改札となんと、地方のデパート口にみられるような構造になっていました。
とりあえず、重い荷物はコインロッカーに預けて、繁華街の方へ歩いていきます。

でも風が強くて寒い。うーーん、東京の方が暖かいのでは?と思う程です。駅前の大通りを歩いていくのですが、歩道の端に丸い玉みたいなのが置いてありました。娘は「あ、玉だ玉だ」と喜んでいましたが・・・

繁華街に入り、ちょっと行ったところの路地に「おぐら」本店がありました。
ココはチキン南蛮の元祖と呼ばれている洋食屋さんです。お腹も空いていたので、ココにしようと言う事で店内に入ると二階席に案内され、娘用の子供椅子を出して貰いもらいました。雰囲気はファミリーレストランと言った感じです。

自分は、ハーフサイズのチキン南蛮とハンバーグのビジネスセット、嫁さんはチキン南蛮を頼みました。値段は共に950円とリーズナブル。
運ばれて来たお皿はボリューム満点です。ハンバーグはデミグラソースが美味しくハンバーグと合って美味しいです。チキンの方は、ちょっとタルタルソースが甘く出来ているので、食べているとしつこく感じられます。自分はハーフサイズなので良かったですが、通常サイズの嫁さんは、最初は良かったけどそのうち、甘くてタルタルを避けて食べてました。
(我々が携帯のデジカメで写真を撮っていたら隣のカップルも真似して写真を撮っていたのには笑った)

凄く、お腹一杯になった後、近くのデパートの店先に出ていた「夏みかん」の試食をしたら凄くサッパリしていて美味しかった。早速買い求めてお土産にしました。

シーガイアに向うバスは、駅前を28分、45分発とちょっといびつな間隔になっていて13時28分発はちょっと間に合わないので45分の乗る事にして、駅の方向へ歩いて戻ります。
駅に戻りコインロッカーに預けた荷物を受取り、バス停に向かいます。駅前のバス停はこじんまりしていて、来たバスもガラガラ。宮崎交通は産業再生機構に支援要請をして企業再生中です。
宮崎はシーガイアにスカイネットアジア、宮崎交通と3つの大型企業が再生中と言う、まさに日本のローカル地方縮図のようだ。

シーガイア行きのバスは定刻にやってきて出発しました。
バスは約25分でシーガイアに着きました。(つづく


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