NZでペンギン見て釣りをしよう! その4
【ペンギンツアー・その2】


平成9年12月9日

バスはペンギンプレースのレセプションに到着。ここは、個人でペンギンの保護を行っており政府からの援助は受けてないのです。先ほどのロイヤルアルバトロスのビジターセンターに比べるとみすぼらしいですが、動物保護家からは高い評価を得ています。
日本語のパンフレットを貰い、レクチャールームに入り、レクチャーを受けますが、先生はいままでバスを運転していた青年で、このペンギンプレースについての説明を受けます。 (このトワイライトツアーは、ここペンギンプレースが行っているツアーですからお勧めです)
ここでは、日本語のガリ版刷りのパンフを貰えるので英語が苦手でも大丈夫です。

説明を受けたあと、緑の合羽を着て再びバスに乗ります。
バスは丘を登って海岸に向かいます。5分程走って海岸近くにバスを止め徒歩で海岸へ向かいます。
海岸に行くまで羊の糞があちらこちらに落ちてますが、別に踏んでも気にしないのが現地流です。
海岸に降りてみるとなんと、巨大なナマコじゃなかった「トド」が昼寝をしています。結構、アザラシやらトドとかは、あちこちで見たことがあるので自分なんかは「なんだトドかぁ」って感じです。

再び、海岸を眺めながら丘に登って行く最中に、ガイドが平たい木箱を覗いています。
どうやら巣らしく、その中の一つを覗いて見るといましたいました「ブルーアイペンギン」です。小型のペンギンで目が青いペンギンなんですが、こちらはNZの海岸線に生息してますが、こちらも個体数が減って危惧されています。
臆病な性格なので、多くの人間が覗くので奥に隠れてしまい、写真映りも極端に悪くなっちゃったのが残念。

小高い丘の観察所に到着した一行は、海岸から上がってくるペンギンを観察します。夕方(と言ってもまだ明るい、でも7時前後)に漁にペンギンが陸に上がって巣に戻って来きます。数は少ないですが、ペタペタとペンギンがあるいてやってきます。


こちらは、「イエローアイズペンギン」と言ってNZに生息する数少ないペンギンで保護されています。この写真のペンギンが鳴き声を発すると、夫婦なんでしょうか?もう一匹のペンギンが草むらから「てててー」と出てきました。
しばし、観察した後、今度は塹壕みたいに掘った穴からペンギンの巣を間近に見学します。
いくつかの巣があって、ペンギンが住み着いているのです。

覗き穴から見るのですが、結構暗いので撮影するときは注意しないと、フラッシュをたいてしまいます。ペンギンを含め動物撮影をするときはフラッシュを使っての撮影は御法度です。
撮影する前にフラッシュをオフにしましょう!さもなければ、フラッシュの所を手で塞いで(カメラによっては感電します)撮りましょう
おっと、ほら、こんなかわいい子供も居ますよ。こういう小さい子供にフラッシュは良くありませんから注意しましょう!

ガイド曰く、フラッシュもさることながら、動物による被害も深刻らしく、イタチやテンなど、人間によって持ち込まれた動物によりペンギンやNZ固有の動物が深刻な危機になっているのです。この保護区でも、多くの天敵動物を捕獲しており駆除に努めているそうですが、保護区以外に生息するペンギンも多いので、なんとかならないものなんでしょうか?
と、このような話を聞いていたら、保護区に羊が入ってくるではありませんか!
でも羊はペンギンに危害を加えないそうなので、一安心。

すでに時計は8時近く。ペンギンツアーももう終わりです。バスに戻り、再びレセプションに戻り合羽を返し、帰路につきます。
ホテルに戻ったのは薄暗くなった9時過ぎ。さて、食事をとろうとホテルのレストランに行くと、すでにクローズ!
仕方が無く、人通りもまばらなメインストリートに行ってみるが、やっている店は昨晩食べたステーキハウス位なので、昨晩と同じ店で食べることになりました。(教訓:ダニーデンでは遅くまで開いてるレストランは少ない) (つづく)


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