旅の始まりはムーンライトながら91号です。2007年の春から、臨時の「ムーンライトながら91号」は東京駅発になりました。 品川駅発着時代に比べて便利にはなったけど、発車時間が繰り上がったの日付変わりが小田原駅になった分、出費する分が増えました。 23:26に東京駅を発車。この時点では自分が乗った9号車は空席が目立ちます。少しでも出費を抑えようとする人は小田原まで安い小田急で行って、ながらに乗換える人も多いみたいです。 寝ると言っても完全な熟睡することは出来ないです。時折ふと眠りが浅くなったり寝たりの繰り返しで、気がつくと名古屋到着のアナウンス。 岐阜を過ぎるあたりで荷物を持って先頭の1号車に向かって移動します。大垣では5分の乗継ぎになるのですが、多くの乗換え客が殺到するので、早めに階段に近い方へ移動するのが、この列車の鉄則?みたいなもの 6:34に米原到着。隣ホームに停車している新快速播州赤穂行(3203M)に乗換えですが、ココもみんな一斉に乗換えます。 小説を読んでいるともう、大阪です。さらに西に進み垂水を出ると播磨灘、明石大橋と眺めがいい区間を通り、9時20分に相生に到着です。 自分は、このまま播州赤穂まで行って、赤穂線回りで岡山へ向かいます。播州赤穂に9:41着で4分の接続で三原行(1911M)に乗換えです。 赤穂線は思っていたほど景色が良くもなく70分だらだらと過ごして、岡山駅に。 岡山駅では15分の乗換えですが、その間にトイレに行ったり食料を買ったりしていると、マリンライナー25号の発車時刻です。 この列車の指定券を買っておいたので、確実に座れますから安心です。 11:12に岡山を発車して、宇野線を走り茶屋町から瀬戸大橋線に入ります。宇野線は一部単線でしたが、瀬戸大橋線に入ると複線の高規格鉄道ですから列車は飛ばして、11:37に児島駅に到着します。 ココで、隣のホームに停車している観音寺行(1533M)に乗換えます。ピンク色の派手なJR四国の113系に乗換えますが後続の特急待ちなんかで、発車は11:55と20分近くあります。 外は暑いので、クーラーの効いた車内で待つ事にします。 よやく児島を発車した列車は瀬戸大橋を渡ります。 お味の方はいいですねぇー焼き方もいいし、アナゴ独特な臭みもほとんど無いので、しかっりした作りになっていますからどんどん胃の中に入っていきます。 長い瀬戸大橋を渡り四国に上陸し宇多津駅から予讃線に入ります。途中の多度津までは複線ですが多度津を出ると単線になります。 今回運良く?停車日と旅行が重なったので、この機会を逃すことはもったいない?ですからね目的地に着くのが遅くなりますが、降りましょう 手前の海岸寺駅を出ると、車内の表示機は「詫間」になってますが、列車は「津島ノ宮」に停車します。 なんせ年に2日間しか列車が停まらないと言う駅は日本でもココだけです。最も営業時間が短い駅で、乗降りできるのは2/365日しかない貴重な?駅でもあります。 津島神社は子供の神様とあって下車するのは子供連ればかりです。本殿は駅の先にある参道と言うか橋(有料)を渡った先の島にあります。 臨時駅と言っても簡単な駅舎もあって、切符も売っています。折角なので隣の駅までの切符を買ってみると、ハンディ端末機から出すペラペラな切符でちょっと残念でした。 12:48発松山行(133M)は2両編成です。高松から松山までロングランする普通列車なので混んでいると思いきやガラガラでした。 2両目の空いているボックスに座りのんびりしていたら、観音寺から先はワンマン運転で2両目は回送扱いになって利用出来ないというアナウンス。 観音寺では17分の停車時間があるので、トイレ休憩。四国の普通列車にはトイレの設備がほとんど無いので、急な時に困るので、なるべく停車時間がある駅ではトイレに行っておかないと・・・ 観音寺を出ると天気が良くなっていき、雷雨になってきた。 1時間15分ほどで伊予西条に到着。ここは27分と随分停車時間がある。ここから車掌が乗務するので2両目も開放される。 列車は再び西に向かいます。伊予○○と「伊予」と付く駅が多い。○○には本州にある聞いたことのある地(駅)名が入るので間違わないようにとのことでしょう。 今治あたりあらは天気もよくなっていて、こっちは雨が降らなかったようだ。 17:05ようやく松山2番ホームに到着です。今日は松山で一泊です。宿は駅に程近い東映松山ホテルで、路面電車で1つ、歩いても5分ほどです。 シングル1泊5000円と値段は安いけどその分施設はちょっと古いが、寝るだけだから充分です。 宮田町から乗って途中の上一万で道後温泉行きに乗換えて行きます。伊予鉄と言うと「坊ちゃん列車」が有名ですが、どうもあのようなレプリカ的な乗り物は好きになれませんねぇ・・・ 道後温泉に着くと夏休みシーズンとあって、結構な賑わいです。 源泉掛け流しなんですが、県条例によって塩素系消毒をするようになってしまったのが残念ですが、こういう観光客が多い時期は仕方ないかなとも思ってしまいます。 なんせ洗い場で体を洗って勢いよく泡を飛ばす人間が居たりするのですから・・・ 松山の繁華街は松山市駅周辺だから、電車で松山市まで出てみようかと着替えながら考えていたのですが、外に出て外観の写真を撮っていると、目に飛び込んだのは「道後麦酒館」の文字。どうやら地ビールが飲めるらしい。それに食事もできるし、EDYも使える・・・気がつくと店の中に入っていました。 地ビールに地だこの酢物、宇和島じゃこ天にから揚げでいい気分になります。 時計を見るともう21時過ぎです。道後温泉駅まで歩いていくとちょうど松山駅行きが行った後で、時刻表を見ると今度は松山市駅行きです。それにしても終電が22時って言うのも随分早いなぁ・・・ コンビニで、明日の朝食なんかを買って再び、松山駅方面行き電車に乗ろう時刻表を見ると、今度の発車は22時とまだ時間もある。じゃあ、郊外電車に乗ってホテルに近い古町まで行こうとこっちの時刻表を見ると次は市内電車と同じ22時。 どうしようかなぁ〜と迷いましたが、乗ったことの無い市内電車で、古町まで行くことにしました。 どっかでコンサートがあったみたいで、アイドルの団扇をもっている人が多かったですねぇ 5時半に目覚ましが鳴って起きる。 3番線ホームに停車しているキハ58に乗り込み発車を待ちます。 松山を発車すると西に向かって走ります。市街地と言うこともあって景色はそうでもないけど、でも朝の風景っていいですねぇ 伊予大洲に7:48に到着です。ここで宇和島行き普通列車に接続しますが、終点の八幡浜まで行っても同じ列車に乗換えることになります。 トイレ休憩にはちょうどようい感じです。列車は再び走り出します。 こちらは、特急用のキハ185系を普通列車に転用した列車です。 八幡浜から宇和島へは山越えです。駅を発車すると、どんどん山の中に入っていきます。元特急用車両と言え製造時は国鉄末期で予算も限られた中で製造された車両なので、そんなに力があると言う訳でも無く、50km位のスピードで登るが精一杯のようです。 峠を越えて盆地に入ると卯之町です。ここで特急の通過待ちですが、ここから宇和島まで特急エスケープを使います。 自由席なら750円ですから・・・ いしづち1号は2000系気動車でさっきのキハ185の後継車でJRになってから新造された車で、振り子式でカーブでも高速運転が可能になっています。
運転士の示唆喚呼がきびきびして頼もしく感じます。 予讃線から分かれて、列車は峠越えで次の駅まで12分程かかります。キハ32も国鉄末期に製造された車両であまりパワーがありません。ゆっくりした足取りで峠を越えていきます。 朝早かったせいか眠くなってきて出目駅まで記憶があるのですが、気がつくと江川崎駅進入の際にATS警報が鳴り響くまで寝ていました。 トイレ休憩とばかりに駅に降り立ってみます。綺麗な駅舎で売店もあったので、飲み物とお土産に四万十川名物?の川海苔の佃煮を買って列車に戻ります。 江川崎からは四万十川に沿って列車は走ります。 半家(はげ)、土佐昭和、土佐大正と珍しい名前の駅が続きます。江川崎から窪川間は開通が1974年開業とあって路盤状況も良いので結構スピードも出ます。 若井駅手前の信号所で土佐くろしお鉄道と合流して、窪川には11:45に到着します。若井から窪川間はJRでは無いので改札口を出る際に200円払わないといけません。 1時間ちょい後の普通でも良いのですが、土佐高知は尊敬する坂本竜馬の生まれ故郷でもあり、前から生家跡や才谷屋跡には行ってみたいと思っていたのです。 窪川を発車した南風は、どんどん飛ばしていきます。時折太平洋が姿を現し景色が綺麗です。須崎は港に面した駅でなかなか風情がある感じです。 あっと言う間に高架工事中の高知駅に12:57定刻に到着します。 ちょうど来た電車に乗り、3つ目の「はりやま橋」で降ります。降りるときに料金170円を払って乗換え券を貰います。 でもその前に腹ごしらえと言うことで、近くに何軒か郷土料理を出す店があるのです。鰹の刺身定食などが千円弱で食べられますが、できれば、刺身とかタタキとか色々食べたいなぁと思っていると、ちょっと値が張りますが、カツオづくし御膳なるものを発見。 カツオの刺身にタタキ、そのほか土佐名物の料理なんぞに天ぷらと豪華豪華。今朝はパンとおにぎりでしたから・・・お腹も減っていたので、どんどん入ります。 お腹も一杯になたところで、再び、市内電車に乗って、本町2丁目に向かいます。 本町2丁目電停でおりて少しあるいた所が、龍馬の本家で商店だった「才谷屋」の跡地です。ここには今は喫茶店「さいたいにや」があって龍馬ファンが集う場所になっています。 それにしても暑いこと暑いこと・・・ 生誕の地にある記念碑です。今は病院になっています。ココで龍馬が生まれて育ち、やがて明治維新の立役者となって行く訳です・・・ 裏手にある「竜馬が生まれた街資料館」にたちよって見学します。当時の街並みを再現したジオラマや龍馬の手紙など興味深いものが数多く展示されていました。
最後に、武市半平太が切腹を命じられ最後を迎えた場所に行こうと、高知城を目指して歩いていきます。それにしてもこのウダルような暑さ・・・ 高知城の大手門で写真をとって、切腹の地へと思って向かったら、どうも道を間違えてしまいたどり着くことが出来ませんでした。 高知駅15:39発の阿波池田行き258Dはキハ58・28型2両で組成された列車です。数少ないキハ58に1日に2度も乗れるのは嬉しい限りです。時間的には下校輸送列車なのでしょうが夏休みとあって、部活帰りの学生が少しと言った感じです。 土佐山田までは地方都市の街中といった感じですが土佐山田からは山間に入っていきます。 「新改駅」はスイッチバックの駅です。ホームから後退して引き上げ線に入り、再び本線に入り坂を上っていきます。 次の繁藤駅は四国で一番標高の高い駅で、さらに2つ先の土佐北川駅は、鉄橋の中にホームがあると言うちょっと珍しい駅です。ココで対向列車待ち合わせで10分程停車しますので、トイレ休憩。 四国の名勝地として名高い、大歩危・小歩危峡を通過して、 18:06に阿波池田駅に到着します。 明日は水島臨海鉄道へ訪れる為に岡山まで戻ってきたのです。で駅前の全日空ホテル岡山に宿泊します。1泊8000円とちょっと値が張りますが、さすが全日空ホテル。綺麗なホテルでした。 翌朝は7時過ぎに起床して、岡山7:34発の列車で倉敷へ向かいます。事前の情報だと水島臨海鉄道に現存するキハ20は平日の朝夕ラッシュ時のみに運転されるとのことで8時頃に倉敷駅を発着するとのことでした。 8時発の三菱自工前行きは新型で、その次発を待つとお目当てのキハ20でした。 この鉄道は、水島臨海工業地域への通勤輸送や貨物輸送の為に設けられた路線で、街中や工業地帯を走るので特に景色が良いという訳ではありませんでした。 再び、岡山まで戻ってホテルをチェックアウトします。駅に向かう前にコンビニで、夕方鳴門からの高速バスのチケットを購入しときます。 岡山10:33発のマリンライナーで再び四国を目指します。水島臨海鉄道に乗る為にわざわざ寄り道をしたのです。 11:29高松に到着。まずは公衆電話でバスチケットの発行元であるJTBにTELすると「バスは変更できない契約になっていて新しく買いなおして、払戻し手続きするしか・・・」と言うのです。「そんな面倒な事しないとダメなの?」と言うと、「運行バス会社がOKすれば変更できる場合もあるので、一度バス会社に尋ねてみてください。それでダメなら払戻しの手続きしかありません」と言い、バス会社の電話番号を教えてくれました。 さあて、昼飯は香川といえばうどんと言うことで、高松市美術館近くある名店?「かな泉」に向かいます。暑いのでバスで行くことにします。 美術館の近くと言うことで、美術館の周りを1週してもそれらしき店が見当たらず・・・あれ?と良く見たらありました。暑い中随分歩いてしまいました。 昼時とあって混雑していますが、セルフなので回転は速いです。 腹も膨れたところで、再び駅に戻ります。徳島行きの時間を勘違いして、余裕があるなぁと思っていたら、ギリギリでした。 約70kmを2時間掛けて徳島に到着します。 池谷からは鳴門線に入る。線路のまわりには蓮畑が続いていて、蓮の花が咲いていたりして、なかなか壮観です。鳴門線は全線単線で途中で行き違いが出来ないようです。 鳴門には定刻15:22に到着します。 ここから高速バスが発着する「高速鳴門バス停」までは歩いて10分弱ですが暑いので、15:35に市内循環バスがあるので、これに乗ってバス停近くまで行きます。 坂を上がってバス停向かうと20人くらいの乗客が待っていました。ちょうど難波行きや関西空港行きがあるので結構賑わってます。 16時頃に三宮行きのバスが到着します。運転士に切符を見せて指定された5Aの席につきます。 定刻より5分遅れで高速舞子バス停に到着です。鳴門から舞子までバスは50分で2450円でちょっと高い気もしますが、これでかなりの時間短縮になっている訳ですからね 予定ではこのまま大阪まで行って、夕食を取って関西空港へ向かうのですが、随分汗をかいたので、どっかで風呂に入りたいところです。確か尼崎周辺に温泉銭湯があったなぁと携帯で検索すると、六甲道駅近くにもあることを思い出し、調べてみると駅から近いらしい。 神戸で新快速に乗換える積もりでしたが、そのまま六甲道駅まで乗って下車してみます。 ナトリウム−炭酸水素泉で、小さな源泉風呂が一番気持ちよかったですねぇ〜体に炭酸水素が気泡が付いてアワアワになりました。 さあ、汗も流してサッパリしたところで、関西空港へ向かいます。 その次の関空快速は天王寺始発なので、環状線で天王寺まで向かい阪和線ホームに乗換えます。 ちょうど、関空快速より5分早く出る「ホームライナー」があって、乗車整理券310円を買えば乗れます。もう関空快速には満席状態ですから、窓口で整理券を買って381系のホームライナーに乗り込みます。 この列車は関空へは行かないので、熊取で後続の関空快速に乗換えです。 ビーフカレー大盛りをペッロと食べて、そそくさと搭乗口へ。 でも直前に使用機材変更と言うこともあるので、ちょっと心配でしたが、駐機してある機体を見てうんよしよしB737-800だと安心して搭乗します。 今日は満席と言うことで搭乗にちょっと時間がかかりましたが、ほぼ定刻にドアクローズとなってタキシングを始めます。今月2日にオープンした新滑走路からの離陸を期待しましたが、残念ながら24Lからの離陸となってしまいました。 飛行時間は50分と短く、関空を離陸すると中部国際空港まで直行し、浜松を通って大島へとストレートな空路を辿り、御宿から五井へ抜けて、幕張のビルやディズニーランドを眺めて、夢の島からVOR/DME22アプローチで、城南島を越えて、さあ着陸・・・・ いきなりエンジン音が響き、Go Around(着陸中止)ぐんぐんと上昇して川崎方面に抜けて旋回し海ほたる上空へ 生涯2度目のGo Around。羽田では何回か目撃はあっても自分の乗る機は初めてなので、ちょっとニンマリ。 お陰で再び、着陸順番待ちの列に入る為に内房沿いに白浜沖まで回れされて、再びアプローチ。今度は何事も無く22へ降りました。 |