青春18で四国の旅
ながら91号旅の始まりはムーンライトながら91号です。2007年の春から、臨時の「ムーンライトながら91号」は東京駅発になりました。
品川駅発着時代に比べて便利にはなったけど、発車時間が繰り上がったの日付変わりが小田原駅になった分、出費する分が増えました。

23:26に東京駅を発車。この時点では自分が乗った9号車は空席が目立ちます。少しでも出費を抑えようとする人は小田原まで安い小田急で行って、ながらに乗換える人も多いみたいです。

平塚あたりで、ようやく車掌の検札が来たので、指定券と小田原までに乗車券、青春18切符をわたして、日付を入れてもらってから寝ることに・・・

寝ると言っても完全な熟睡することは出来ないです。時折ふと眠りが浅くなったり寝たりの繰り返しで、気がつくと名古屋到着のアナウンス。
名古屋を出ると終点の大垣はもう直ぐです。

岐阜を過ぎるあたりで荷物を持って先頭の1号車に向かって移動します。大垣では5分の乗継ぎになるのですが、多くの乗換え客が殺到するので、早めに階段に近い方へ移動するのが、この列車の鉄則?みたいなもの
お陰で、乗換えた姫路行(3203F)の席をGET。後から乗換えの客で通路まで一杯になるほどの混雑ぶり。

6:34に米原到着。隣ホームに停車している新快速播州赤穂行(3203M)に乗換えですが、ココもみんな一斉に乗換えます。
新快速は12両編成なので、比較的余裕です。でも後ろ4両は途中姫路止まりなんだそうです。
土曜日の比較的静かな朝を西へ向かいます。途中駅で通勤客も乗ってきますが土曜日なのでそんなでもありません。

小説を読んでいるともう、大阪です。さらに西に進み垂水を出ると播磨灘、明石大橋と眺めがいい区間を通り、9時20分に相生に到着です。
このまま西へ急ぐ人は、相生始発の岡山行きに乗換えです。ドアが開くと一斉に乗換えていく姿は圧巻でしたねぇ。

自分は、このまま播州赤穂まで行って、赤穂線回りで岡山へ向かいます。播州赤穂に9:41着で4分の接続で三原行(1911M)に乗換えです。
今度は3両編成なので、新快速からの乗換え客で満席になりますが、さっき相生で見た岡山行よりは空いています。

赤穂線は思っていたほど景色が良くもなく70分だらだらと過ごして、岡山駅に。

岡山駅では15分の乗換えですが、その間にトイレに行ったり食料を買ったりしていると、マリンライナー25号の発車時刻です。

この列車の指定券を買っておいたので、確実に座れますから安心です。
でも本州側の児島駅で乗換えなんですけどね。

11:12に岡山を発車して、宇野線を走り茶屋町から瀬戸大橋線に入ります。宇野線は一部単線でしたが、瀬戸大橋線に入ると複線の高規格鉄道ですから列車は飛ばして、11:37に児島駅に到着します。

JR四国113系ココで、隣のホームに停車している観音寺行(1533M)に乗換えます。ピンク色の派手なJR四国の113系に乗換えますが後続の特急待ちなんかで、発車は11:55と20分近くあります。

外は暑いので、クーラーの効いた車内で待つ事にします。
それにしても乗客は数える程です。

よやく児島を発車した列車は瀬戸大橋を渡ります。
ココで自分昼食タイムです。岡山駅で買ったアナゴ弁当です。値段も1100円と結構なお値段ですが、アナゴ好きな自分にとってもは、食べておきたいところです。

あなごめしお味の方はいいですねぇー焼き方もいいし、アナゴ独特な臭みもほとんど無いので、しかっりした作りになっていますからどんどん胃の中に入っていきます。

長い瀬戸大橋を渡り四国に上陸し宇多津駅から予讃線に入ります。途中の多度津までは複線ですが多度津を出ると単線になります。
今日は、毎年8月4日、5日に開催される津島神社の大祭に合わせて、臨時に開設される「津島ノ宮駅」にこの列車は停車します。

今回運良く?停車日と旅行が重なったので、この機会を逃すことはもったいない?ですからね目的地に着くのが遅くなりますが、降りましょう

手前の海岸寺駅を出ると、車内の表示機は「詫間」になってますが、列車は「津島ノ宮」に停車します。
そこで、自分も下車します。

なんせ年に2日間しか列車が停まらないと言う駅は日本でもココだけです。最も営業時間が短い駅で、乗降りできるのは2/365日しかない貴重な?駅でもあります。

津島神社は子供の神様とあって下車するのは子供連ればかりです。本殿は駅の先にある参道と言うか橋(有料)を渡った先の島にあります。
時間があれば本殿まで行ってみたいところですが、15分後の松山行きに乗らないいけないので、写真だけとって駅に引き返します。

津島の宮駅 津島の宮駅 津島神宮

臨時駅と言っても簡単な駅舎もあって、切符も売っています。折角なので隣の駅までの切符を買ってみると、ハンディ端末機から出すペラペラな切符でちょっと残念でした。

松山行き123M12:48発松山行(133M)は2両編成です。高松から松山までロングランする普通列車なので混んでいると思いきやガラガラでした。
駅に停まっては、特急退避だの上下列車の交換が多いのも四国らしいです。予讃線はJRになってから松山まで電化されたけど、単線区間が多いし・・・なんせ国鉄時代は四国に設備投資をあまりしてこなかったからなぁ・・・

2両目の空いているボックスに座りのんびりしていたら、観音寺から先はワンマン運転で2両目は回送扱いになって利用出来ないというアナウンス。
1両目に乗換えこちらでの空いているボックスがあったのでラッキー

観音寺では17分の停車時間があるので、トイレ休憩。四国の普通列車にはトイレの設備がほとんど無いので、急な時に困るので、なるべく停車時間がある駅ではトイレに行っておかないと・・・

観音寺を出ると天気が良くなっていき、雷雨になってきた。
まあ今日は列車に乗っているだけだからいいけど・・・

1時間15分ほどで伊予西条に到着。ここは27分と随分停車時間がある。ここから車掌が乗務するので2両目も開放される。
そうそう、ここのホームには湧き水が出ていて、それも飲めるようになっているので、早速空いたベットボトルに水を汲んでおいた。
普通列車ではこういう停車時間が長いとこういう事も出来たりするので、なかなか良いもんです。

湧き水のある伊予西条駅 瀬戸内海です

列車は再び西に向かいます。伊予○○と「伊予」と付く駅が多い。○○には本州にある聞いたことのある地(駅)名が入るので間違わないようにとのことでしょう。

今治あたりあらは天気もよくなっていて、こっちは雨が降らなかったようだ。
松山に近づくにつれて乗客も増えてきます。

17:05ようやく松山2番ホームに到着です。今日は松山で一泊です。宿は駅に程近い東映松山ホテルで、路面電車で1つ、歩いても5分ほどです。
伊予鉄 でも暑いし、この後道後温泉にいくので、路面電車の1日乗車券を買うし、路面電車に乗って一つ目の宮田町まで行きます。どうやら10分毎にくるようで、少し待つと電車がやってきますので、乗り込み運転士さんから1日券を買って、次で降りてホテルに向かいます。

シングル1泊5000円と値段は安いけどその分施設はちょっと古いが、寝るだけだから充分です。
さあて、荷物を置いて道後温泉に行きますかと、手ぶらで再び路面電車に乗って道後温泉に向かいます。

坊ちゃん列車宮田町から乗って途中の上一万で道後温泉行きに乗換えて行きます。伊予鉄と言うと「坊ちゃん列車」が有名ですが、どうもあのようなレプリカ的な乗り物は好きになれませんねぇ・・・

道後温泉に着くと夏休みシーズンとあって、結構な賑わいです。
やはり、「本館」は外せませんね。夕闇のせまった本館前は多くの観光客で賑わっています。ココには随分昔、まだ全日空のB727が飛んでいた頃にスカイメイトで松山まで来た時に入ったっけなぁ〜と「神の湯」の入場券を買って入ります。

源泉掛け流しなんですが、県条例によって塩素系消毒をするようになってしまったのが残念ですが、こういう観光客が多い時期は仕方ないかなとも思ってしまいます。

なんせ洗い場で体を洗って勢いよく泡を飛ばす人間が居たりするのですから・・・
さあて、さっぱりした後は夕飯だね。
道後温泉本館

松山の繁華街は松山市駅周辺だから、電車で松山市まで出てみようかと着替えながら考えていたのですが、外に出て外観の写真を撮っていると、目に飛び込んだのは「道後麦酒館」の文字。どうやら地ビールが飲めるらしい。それに食事もできるし、EDYも使える・・・気がつくと店の中に入っていました。

地ビールに地だこの酢物、宇和島じゃこ天にから揚げでいい気分になります。
締めに鳥の皮丼なるものを注文して〆て2400円でした。

時計を見るともう21時過ぎです。道後温泉駅まで歩いていくとちょうど松山駅行きが行った後で、時刻表を見ると今度は松山市駅行きです。それにしても終電が22時って言うのも随分早いなぁ・・・
松山市駅の電車に乗って15分程で松山の中心部?である松山市駅に到着です。

コンビニで、明日の朝食なんかを買って再び、松山駅方面行き電車に乗ろう時刻表を見ると、今度の発車は22時とまだ時間もある。じゃあ、郊外電車に乗ってホテルに近い古町まで行こうとこっちの時刻表を見ると次は市内電車と同じ22時。

どうしようかなぁ〜と迷いましたが、乗ったことの無い市内電車で、古町まで行くことにしました。

どっかでコンサートがあったみたいで、アイドルの団扇をもっている人が多かったですねぇ
大手町では路面電車と平面交差。

朝の松山駅5時半に目覚ましが鳴って起きる。
ふぁぁ〜眠い。今日は松山6:27発の八幡浜行627Dに乗車します。この列車は数少なくなった、キハ58+キハ65で運転されている列車なのです。

3番線ホームに停車しているキハ58に乗り込み発車を待ちます。
駅に停車中、エンジンの「カラカラカラ・・・」と言うアイドリング音が懐かしく感じます。

松山を発車すると西に向かって走ります。市街地と言うこともあって景色はそうでもないけど、でも朝の風景っていいですねぇ
15分程で、伊予市に到着しますがここで17分停車。宇和島行きの特急に抜かれます。次の向井原駅を出ると、予讃線と内子線の分岐駅です。
この列車は内子線経由なので、どんどん山に入っていきます。どんどん民家も少なくなってきてローカル線らしくなります。
でも、このルートは特急が走る短絡ルートなんで、どちらかと言うと海沿いを走る旧線の方がローカルぽいのですが・・・

松山のキハ58伊予大洲に7:48に到着です。ここで宇和島行き普通列車に接続しますが、終点の八幡浜まで行っても同じ列車に乗換えることになります。
ここで3両目のキハ32を開放したりするので、23分の停車です。

トイレ休憩にはちょうどようい感じです。列車は再び走り出します。
ちょうど時間的には通学輸送列車なんでしょうが、夏休みとあって、部活に向かう数人の学生位しか居ません。
8:32に八幡浜に到着します。隣のホームにはさっき伊予大洲駅を先発した宇和島行きが停車しています。

こちらは、特急用のキハ185系を普通列車に転用した列車です。
前には宇和島からの四万十トロッコに使うトロッコと控のキハ185が回送扱いで連結されています。

宇和島行き普通はキハ185八幡浜から宇和島へは山越えです。駅を発車すると、どんどん山の中に入っていきます。元特急用車両と言え製造時は国鉄末期で予算も限られた中で製造された車両なので、そんなに力があると言う訳でも無く、50km位のスピードで登るが精一杯のようです。

峠を越えて盆地に入ると卯之町です。ここで特急の通過待ちですが、ここから宇和島まで特急エスケープを使います。
このまま普通で行くと、北宇和島で予土線に乗換え出来ますが、予土線は1両編成でこの時期は混雑することもあると言うので、抜かれる特急いしづち1号で宇和島まで先行します。

自由席なら750円ですから・・・

いしづち1号は2000系気動車でさっきのキハ185の後継車でJRになってから新造された車で、振り子式でカーブでも高速運転が可能になっています。
エンジンも強力なので、列車は卯之町を発車するとぐんぐん加速して飛ばしていきます。海が見え隠れすると


宇和海 特急宇和海


宇和島には定刻9:26に到着します。行止り式の駅で、思っていたより綺麗な駅です。
乗換えの9:35発窪川行きは3番線に停まっているキハ32のワンマン単行です。ロングシートなので、一番前の見晴らしの良い場所に座り、発車を待ちます。車内はイスが6割位埋まる感じで出発です。

運転士の示唆喚呼がきびきびして頼もしく感じます。
北宇和島でさっき卯之町まで乗ってきた列車と交換です。向こうは前よりに回送車が連結されているので、乗換える乗客が走ってきます。
イスはほぼ埋まり、数人が立っていると言う状況で発車します。

鉄橋を渡るキハ32予讃線から分かれて、列車は峠越えで次の駅まで12分程かかります。キハ32も国鉄末期に製造された車両であまりパワーがありません。ゆっくりした足取りで峠を越えていきます。

朝早かったせいか眠くなってきて出目駅まで記憶があるのですが、気がつくと江川崎駅進入の際にATS警報が鳴り響くまで寝ていました。
江川崎では列車交換の為10分停車します。

トイレ休憩とばかりに駅に降り立ってみます。綺麗な駅舎で売店もあったので、飲み物とお土産に四万十川名物?の川海苔の佃煮を買って列車に戻ります。
ちょうど交換する上り列車が鉄橋を渡ってくるのが見えました。

四万十川沿いに走る江川崎からは四万十川に沿って列車は走ります。
ガラガラになった車内で運転士の脇に立って景色を眺めながら日本一の清流とやらを堪能します。

半家(はげ)、土佐昭和、土佐大正と珍しい名前の駅が続きます。江川崎から窪川間は開通が1974年開業とあって路盤状況も良いので結構スピードも出ます。

若井駅手前の信号所で土佐くろしお鉄道と合流して、窪川には11:45に到着します。若井から窪川間はJRでは無いので改札口を出る際に200円払わないといけません。
特急南風 ここから、高知までまたもや特急エスケープを使います。

1時間ちょい後の普通でも良いのですが、土佐高知は尊敬する坂本竜馬の生まれ故郷でもあり、前から生家跡や才谷屋跡には行ってみたいと思っていたのです。
10分後の特急南風16号に乗れば、高知で2時間半弱の時間が出来るので、2560円払って特急に乗り込みます。

窪川を発車した南風は、どんどん飛ばしていきます。太平洋時折太平洋が姿を現し景色が綺麗です。須崎は港に面した駅でなかなか風情がある感じです。
須崎を出ると内陸側を走るので海は眺められませんが、一番先頭車両の前側に座ったので運転席越しに前展望がが眺められるので全然飽きません。

あっと言う間に高架工事中の高知駅に12:57定刻に到着します。
ココから市内(路面)電車でまずは「はりやま橋」へ向かいます。高知駅の軒先に市内電車が乗り入れているので、乗換えが凄く便利です。

ちょうど来た電車に乗り、3つ目の「はりやま橋」で降ります。降りるときに料金170円を払って乗換え券を貰います。
坂本竜馬は商家に生まれたこともあり、その商家「才谷屋」の跡地、本町2丁目へ行くにはココで伊野方面行きに乗換えとなります。

でもその前に腹ごしらえと言うことで、近くに何軒か郷土料理を出す店があるのです。鰹の刺身定食などが千円弱で食べられますが、できれば、刺身とかタタキとか色々食べたいなぁと思っていると、ちょっと値が張りますが、カツオづくし御膳なるものを発見。
折角だから、豪勢?に行くかと2500円の「かつおずくし御膳」を注文
なかなか豪華な御膳が運ばれてきました。

はりやま橋 かつおずくし

カツオの刺身にタタキ、そのほか土佐名物の料理なんぞに天ぷらと豪華豪華。今朝はパンとおにぎりでしたから・・・お腹も減っていたので、どんどん入ります。
特に、カツオのタタキ丼は超美味でしたねぇ〜

お腹も一杯になたところで、再び、市内電車に乗って、本町2丁目に向かいます。
途中、高知城が見えます。高知土佐藩は山内家ですが、坂本龍馬が生きた時代の藩主山内容堂は名君ならぬ迷君でした。

本町2丁目電停でおりて少しあるいた所が、龍馬の本家で商店だった「才谷屋」の跡地です。ここには今は喫茶店「さいたいにや」があって龍馬ファンが集う場所になっています。
今日は時間が無いので、次回のお楽しみと言うことで、その周辺を見て回って、本町1丁目にある龍馬生誕の地へ向かいます。

それにしても暑いこと暑いこと・・・

生誕の地にある記念碑です。今は病院になっています。ココで龍馬が生まれて育ち、やがて明治維新の立役者となって行く訳です・・・
ちょっと感慨深いものがあります

裏手にある「竜馬が生まれた街資料館」にたちよって見学します。当時の街並みを再現したジオラマや龍馬の手紙など興味深いものが数多く展示されていました。

才谷屋跡地 坂本龍馬生誕の地 龍馬の生まれた街記念館

最後に、武市半平太が切腹を命じられ最後を迎えた場所に行こうと、高知城を目指して歩いていきます。それにしてもこのウダルような暑さ・・・

高知城高知城の大手門で写真をとって、切腹の地へと思って向かったら、どうも道を間違えてしまいたどり着くことが出来ませんでした。
時間も迫っていたので、諦めて高知駅へ向かいます。

高知駅でキハ28高知駅15:39発の阿波池田行き258Dはキハ58・28型2両で組成された列車です。数少ないキハ58に1日に2度も乗れるのは嬉しい限りです。時間的には下校輸送列車なのでしょうが夏休みとあって、部活帰りの学生が少しと言った感じです。

土佐山田までは地方都市の街中といった感じですが土佐山田からは山間に入っていきます。

「新改駅」はスイッチバックの駅です。ホームから後退して引き上げ線に入り、再び本線に入り坂を上っていきます。

スイッチバック開始 上り引き上げ線へ転線
 
右側は高知方面への下り本線 引き上げ完了

橋の中に駅がある土佐北川次の繁藤駅は四国で一番標高の高い駅で、さらに2つ先の土佐北川駅は、鉄橋の中にホームがあると言うちょっと珍しい駅です。ココで対向列車待ち合わせで10分程停車しますので、トイレ休憩。
この鉄橋の下を流れる川がとても綺麗でした。

四国の名勝地として名高い、大歩危・小歩危峡を通過して、

大歩危峡 大歩危峡 大歩危峡

18:06に阿波池田駅に到着します。
直ぐ後続の特急南風24号で琴平まで特急ワープ(1140円)琴平で普通列車に乗換え、多度津・坂出で列車を乗り継いで、再び本州に戻って岡山には20時過ぎに到着します。

明日は水島臨海鉄道へ訪れる為に岡山まで戻ってきたのです。で駅前の全日空ホテル岡山に宿泊します。1泊8000円とちょっと値が張りますが、さすが全日空ホテル。綺麗なホテルでした。

翌朝は7時過ぎに起床して、岡山7:34発の列車で倉敷へ向かいます。事前の情報だと水島臨海鉄道に現存するキハ20は平日の朝夕ラッシュ時のみに運転されるとのことで8時頃に倉敷駅を発着するとのことでした。

8時発の三菱自工前行きは新型で、その次発を待つとお目当てのキハ20でした。
8:20発の水島行きに乗って、水島まで1往復の旅です。

水島臨海鉄道のキハ20 水島駅に到着

この鉄道は、水島臨海工業地域への通勤輸送や貨物輸送の為に設けられた路線で、街中や工業地帯を走るので特に景色が良いという訳ではありませんでした。
まあ、古い旧国鉄のキハ20に乗るのが目的でしたから・・・

再び、岡山まで戻ってホテルをチェックアウトします。駅に向かう前にコンビニで、夕方鳴門からの高速バスのチケットを購入しときます。

マリンライナー岡山10:33発のマリンライナーで再び四国を目指します。水島臨海鉄道に乗る為にわざわざ寄り道をしたのです。
で、電車の中でさっき買った高速バスのチケットを確認してみると・・・ゲ・1時間間違ったバスを予約しちゃった。高松に着いたら変更の手続きをしないと・・・

11:29高松に到着。まずは公衆電話でバスチケットの発行元であるJTBにTELすると「バスは変更できない契約になっていて新しく買いなおして、払戻し手続きするしか・・・」と言うのです。「そんな面倒な事しないとダメなの?」と言うと、「運行バス会社がOKすれば変更できる場合もあるので、一度バス会社に尋ねてみてください。それでダメなら払戻しの手続きしかありません」と言い、バス会社の電話番号を教えてくれました。
バス会社にTELすると、1回に限り変更すると言うことで、すんなり1時間後の予定通りのバスに変更してくれました。そんなら最初からそういう案内をすればいいのに・・・

讃岐うどん「かな泉」さあて、昼飯は香川といえばうどんと言うことで、高松市美術館近くある名店?「かな泉」に向かいます。暑いのでバスで行くことにします。

美術館の近くと言うことで、美術館の周りを1週してもそれらしき店が見当たらず・・・あれ?と良く見たらありました。暑い中随分歩いてしまいました。

昼時とあって混雑していますが、セルフなので回転は速いです。
色々ある揚げ物などから大きなちくわ天と稲荷を取って、うどんを注文してレジで支払います。
どうも思っていた程、うまい!って感じでは無かったですね、なんか腰が弱いって言うか・・・・

腹も膨れたところで、再び駅に戻ります。徳島行きの時間を勘違いして、余裕があるなぁと思っていたら、ギリギリでした。
海が見えた 高松12:40発の徳島行き4343Dは1000型1両のワンマンでした。車内は結構込んでいました。高松を発車すると高松の中心部をU字で迂回するような形で走っていきます。
市街地を走るので、あまり風景は面白くありませんでしたが、引田を過ぎると山間に入って海も見えてなかなか景色は良かったです。

約70kmを2時間掛けて徳島に到着します。
徳島では8分の乗換えで鳴門行きがでますので、乗換えます。今度はキハ47の2両編成です。
さっき来た高徳線を池谷まで戻るようになりますが、何も無い?池谷駅で待つよりはいいです。

はす畑池谷からは鳴門線に入る。線路のまわりには蓮畑が続いていて、蓮の花が咲いていたりして、なかなか壮観です。鳴門線は全線単線で途中で行き違いが出来ないようです。

鳴門駅到着鳴門には定刻15:22に到着します。

ここから高速バスが発着する「高速鳴門バス停」までは歩いて10分弱ですが暑いので、15:35に市内循環バスがあるので、これに乗ってバス停近くまで行きます。
バス停まではスロッピーで 高速道路の下には鳴門市観光情報センターがあって、ここから高速道路上のバス停までモノレールのようなスロープカー「すろっぴー」があって、無料で登れるようになってます。
無人の自動運転となっていて、乗り場にはホームドアが設けられていて利用する際はエレベーターのようにボタンを押すような形になっていて、ボタンを押すと上から降りてきました。まあ、エレベーターの傾斜版って感じです。

坂を上がってバス停向かうと20人くらいの乗客が待っていました。ちょうど難波行きや関西空港行きがあるので結構賑わってます。
電光掲示板で、15:55発の三宮行きは5分遅れと表示されています。徳島交通のバスはこうやて遅延情報が表示されるようになっているのは凄い。

16時頃に三宮行きのバスが到着します。運転士に切符を見せて指定された5Aの席につきます。
鳴門大橋 バスは直ぐに、鳴門海峡を渡ります。渦潮が見えないかなぁ〜と思ったのですが、残念ながら見えませんでした。
淡路島を縦貫して、今度は明石海峡大橋です。列車から何回も大橋を眺めたことはありますが、実際に橋を渡るのは初めてです。眺めがとてもいいですねぇー

明石海峡大橋定刻より5分遅れで高速舞子バス停に到着です。鳴門から舞子までバスは50分で2450円でちょっと高い気もしますが、これでかなりの時間短縮になっている訳ですからね
長いエスカレーターを降りると、JR山陽本線の舞子駅前です。新快速は停まらないのが残念ですが、ちょうど来た東西線直通の普通電車に乗り込みます。

予定ではこのまま大阪まで行って、夕食を取って関西空港へ向かうのですが、随分汗をかいたので、どっかで風呂に入りたいところです。確か尼崎周辺に温泉銭湯があったなぁと携帯で検索すると、六甲道駅近くにもあることを思い出し、調べてみると駅から近いらしい。

六甲道駅近くの灘温泉神戸で新快速に乗換える積もりでしたが、そのまま六甲道駅まで乗って下車してみます。
駅前に交番があれば場所を聞いてみようと思ったのですが交番が無く、地元の人に尋ねてようやく到着しました。
料金は380円なので、東京の銭湯より安いです。

ナトリウム−炭酸水素泉で、小さな源泉風呂が一番気持ちよかったですねぇ〜体に炭酸水素が気泡が付いてアワアワになりました。

さあ、汗も流してサッパリしたところで、関西空港へ向かいます。
神戸から関空までは海を渡れば直ぐですが、鉄道で行くとなると結構遠回りです。
18:30前に六甲道駅に着くと、ちょうど大垣行きの快速が来るので、これに乗って大阪へ向かいます。
大阪から関空快速に乗れれば一番楽なのですが、大垣行きの大阪着は18:53で同時に関空快速が出てしまいます。

その次の関空快速は天王寺始発なので、環状線で天王寺まで向かい阪和線ホームに乗換えます。

ちょうど、関空快速より5分早く出る「ホームライナー」があって、乗車整理券310円を買えば乗れます。もう関空快速には満席状態ですから、窓口で整理券を買って381系のホームライナーに乗り込みます。

この列車は関空へは行かないので、熊取で後続の関空快速に乗換えです。
熊取で10分ほど待ち関空快速に乗換えて20:24に関西空港駅に到着します。羽田行きJAL192便は21:05発なのでちょっと時間があります。
大阪で夕食を食べはぐったので、空港内で手っ取り早く何か食べようとすると、ありましたカレー屋。
これなら直ぐに出てきます。

JAL737-800国際線仕様ビーフカレー大盛りをペッロと食べて、そそくさと搭乗口へ。
この日のJAL192便はJAL最新鋭のB737-800で国際線仕様です。昼間国際線で飛んだ後に羽田まで国内線として一仕事します。その為、クラスJは国際線のビジネスクラスを使うので、1000円の追加で優雅?に過ごせるので早々と予約しといたのです。

でも直前に使用機材変更と言うこともあるので、ちょっと心配でしたが、駐機してある機体を見てうんよしよしB737-800だと安心して搭乗します。

今日は満席と言うことで搭乗にちょっと時間がかかりましたが、ほぼ定刻にドアクローズとなってタキシングを始めます。今月2日にオープンした新滑走路からの離陸を期待しましたが、残念ながら24Lからの離陸となってしまいました。

飛行時間は50分と短く、関空を離陸すると中部国際空港まで直行し、浜松を通って大島へとストレートな空路を辿り、御宿から五井へ抜けて、幕張のビルやディズニーランドを眺めて、夢の島からVOR/DME22アプローチで、城南島を越えて、さあ着陸・・・・

GoAroundで45分送れいきなりエンジン音が響き、Go Around(着陸中止)ぐんぐんと上昇して川崎方面に抜けて旋回し海ほたる上空へ

生涯2度目のGo Around。羽田では何回か目撃はあっても自分の乗る機は初めてなので、ちょっとニンマリ。
機長が「前に降りた機が滑走路上で鳥を吸い込んでしまって滑走路が閉鎖されました」とアナウンス。

お陰で再び、着陸順番待ちの列に入る為に内房沿いに白浜沖まで回れされて、再びアプローチ。今度は何事も無く22へ降りました。
定刻より45分遅れ。スポットインしたのは23時過ぎでした。お陰で「もうバスがないよぉ〜」と言う声も・・・
モノレール&JRで帰った方が早いのですが、疲れたので小岩行きの最終バスを使い、帰宅したのは午前様でした。


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