平成11年2月13日
あっという間に、楽しかった1週間が終わります。ついに帰国する日がやってきたのです。
渋谷の雄さんは、午前中のJAL便で帰国、自分は午後のSQですが、ホテルのチェックアウトの時間もあり、一緒に空港に向かいます。
いつもなら、安いバスとかタクシーなのですが、なんと雄さんが「ベンツのリムジン」を手配して頂きました。
朝、ホテル前に、ベンツが待っていてこれに乗って空港まで行くのです。
昨日釣った、ヒラマサが2匹入った発砲をトランクに入れて貰うと、日本人ドライバーの方が「アワビ」ですか?と聞く。「いや魚ですよ」と話すと、結構オージーのアワビとか伊勢エビを買い込んで持ち帰る人が多いそうだ。
リムジンはノースシドニーを出てハーバーブリッジを渡り、ダウンタウンを抜け、空港に向かう。途中、ガソリンスタンドに寄ってもらい、追加の氷を買う。それにしても、ガソリンスタンドで氷を売っているのが不思議だ(笑) 空港に到着し、荷物を取り出し、雄さんがチェックインする間、車寄せの端で荷造りと言うか氷を入れ直す。これから、シンガポール経由で関空、そして羽田と長旅になるので、氷をぎっしり詰め込む。
まったく、空港でこんな事をする日本人は居ないだろうなぁと言いながら、ブロックアイスを割って、詰め込みガムテープで留めて出来上がり!
そして、荷物預かり所にバックと一緒に一時保管して貰い、ふたたび雄さんと合流し、朝食を取る。
ホテル代の精算を済まして、雑談をしているとJAL便の出発時間となる。「では、また日本で!」と言って別れる。
さて、SQは午後の出発です。後はやることと言えば、飛行機の撮影。どっかに展望デッキは無いかな?と探すと、ありました。ターミナルの端に。ここからシドニーの街をバックにRunwayが一望できます。それもシドニータワーをバックに写真撮影できますし、空港内なのでお店もトイレも完備(って当たり前か)なので、申し分無いです。
カンタスやアンセットのトラフィックが多いですが、どちらも日本では撮影しずらい航空会社ですから手当たり次第に撮影するので、お昼過ぎには持ってきたフィルムが底をついてしまった。日本ではお目にかかれないカンタスのSPやら、アルゼンチン航空なんかも来て、こいつはラッキーとばかり喜んでいました。
それを待ちかねたようにRunway changeで海側からの離着陸になり展望デッキを後にします。
空港内のショッピングゾーンをフラフラしながら最後のお土産を買います。そろそろチェックインも始まるので、預けた荷物を引き取り、チェックインします。
さすがに、グランドスタッフも発泡スチロールの箱を見て、なにが入っているのかと尋ねてきます。
「King Fish!」(ヒラマサ)と言うと、釣ったのか?どこでだ?なんて興味津々で聞いてくるので、答える方も良い気分です。
シンガポールからの乗り継ぎ便SQ986のボーディングパスを見ると座席番号が「2C」になっている。2Cはファーストクラスの筈。もしかしてアップグレードしてくれたのかな?とうきうきしながら、SQ222(9V-SPK)に搭乗します。
シート改良機でしたので、シートピッチも幾分広くなっています。
16:15定刻にドアクローズとなり、シンガポールに向けて離陸します。シンガポールまでは約7時間の旅です。エアーズロックを眼下見ながら、オーストラリアを斜めに横切っていきます。
シンガポールには定刻の到着。2時間50分のトランジットで大阪行きに乗り換えます。シルバークリスラウンジでシャワーを浴び、メールのチェックをすると、搭乗の時間です。
ファーストのシートだとうれしいな。どうせならソロシートだともっと嬉しけどとウキウキしながら搭乗します。
案の定、ファーストクラスのキャビンに案内されました。ソロシートではありませんでしたが夜行便でファーストに乗れるのは嬉しいです。なんせリクライニングが違います。
シートポケットのメニューを見ると「ラッフルズクラス」のメニューです。どうやら今日はJYの2クラス扱いになっているようです。
どうせ夜行便で機内食なんか食べる気はしませんでしたし、ゆったり寝られるのなら全然文句はありません。
離陸すると直ぐに眠ってしまい。気がついたら着陸の30分前でした(^^;;)
あとは関空から羽田行きに乗り継いで帰るだけです。あー、もう旅も終わりです。
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