A321はSwissair時代に欧州域内で使用されていたA310-200の置換用に導入された機材で、主に需要の高い、チューリッヒ・ジュネーブ〜ロンドン線などに利用されているが、過去にはシップチェンジでイランまでのフライトに利用された事もある。
A320シリーズの大きな利点に運航要員の共通化が可能な事から需要(予約)やメンテナンススケジュールに応じ、シップチェンジが行い易いので、A319やA321と状況に応じて使い分けられている。
A320シリーズのキャビンは2005年よりデザイン変更が行われており、シートが革張り椅子から、A340シリーズのように茶系のシートに置き換えられている。
C・Yの2クラス制で運航されており、Cクラスでは、旧型シートの場合、3−3配列のシートのうち、B列のシート幅を狭められるコンパチブルシートになっており、予約状況に応じてB列シート狭め、2−3配列に可変させ、座席数を調整できるようになっている。
新型シートに置き換え後は、通常3−3配列となるが、中間のシートには乗客をアサインしない形で運用されることになる。
機内エンターテイメントシステムは搭載されていていないが、小型モニターが頭上に設置されており、セーフティビデオや飛行中のフライトインフォメーションの他、ショートコメディなど音声が無くても楽しめる番組が放映される。
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