SWISSは会社発足当時の長距離線で使用していたMD11型機の置換え機材として2003年6月にA340-300を導入してMD11を置換えました。
導入時、A340のキャビンカラーはブラウン系でまとめられ、ファースト8席、ビジネス48席、エコノミー172席の構成で全クラスにオンデマンド方式のシートモニタが設置されていて映画などのプログラムが楽しめるようになりました。(MD11ではSR111事故の後シートモニタの使用を取りやめていた)
A340のファースト、ビジネスクラスはフルフラットのソロシートとなっており、エコノミークラスは2-4-2の座席配列となっており、2019年には機内デザインをB777-300ERに準じた改装を行っています。
機体にエンジンが4基あり万一の時でも安心感がありますが、エンジンには経済性が重視された為、運航上の最大速度と巡航速度において双発機ながら高出力のエンジンを装備するB777に比べてスペックが若干劣っていた為、冬場で偏西風が強い時期には成田~チューリッヒ間では、向かい風に向かっての飛行となり、チューリッヒ到着が予定時刻より遅れることが稀にあるなど、同時期に導入した他のキャリアが双発機に移行しており、SWISSも2016年にB777-300ERを導入しました。
しかし、機材繰りの関係でチューリッヒ・成田線への導入は見送られていましたが、2020年2月から成田線にB777-300ERに変更となり、その機材が2020年3月にチューリッヒ・関西線に回されることになりました。
暫くは関西にはA340-300での運航となりますが、ルフトハンザグループでは2019年にA350-900とB787-9を発注しており、どちらかがA340-300の後継機としてSWISSで使われるのではと言う噂もあります |