スイス航空ジャンボ最終便搭乗記-その1-
【JAL】


今回はスイス航空のジャンボ最終便に搭乗するための旅行です。はっきり言って飛行機に興味が無い方にはつまらない旅行記だと思います。

正月気分も抜けきらない1月6日、自宅を9時半に出発し成田へ向かいます。自宅は東京東部なので比較的近いとは言え1時間半はかかります。 11時過ぎに成田第二ターミナルに到着しましたが、意外と空いています。Y2Kで海外旅行の時期を外し、3連休にかけて出かけると人が多いのではと予想していたのです。実際、予約を入れた10月下旬にはこの便のエコノミークラスは全て満席だったのです。

今日のフライトはスイス航空(SR)9761便です。この便は日本航空(JL)との共同運航便でJL機材での運航です。JLにはここ何年も乗って居なかったし、クオリフラヤーのマレイジを使ってビジネスにアップグレードしたのなおさら興味深々です。

チェックインはスイス航空のカウンターで行います。その際に係員が「今日(のビジネス)は92席の飛行機に4名様のお客様しか居ませんのでごゆっくりできます」と言うじゃありませんか。やっぱり空いているんだ。

銀行でT/Cに両替をしようと、S銀行に行くとUSドル(USD)建てはミニマムが500ドルと言うのす。そんなに使わないので、諦めて2Fにある東京三菱で300ドルに両替、どうせスイスフラン(CHF)も少し両替しようと思うとミニマムが300フランと言う。そんなに要らないけど、CHFは今後とも使うだろうし今はレートが安いので300フラン両替する。

この後、機内の暇つぶし用に本を買ったりすると既に12時。出国手続きを済まして窓ごしに駐機場を見渡すとレッドに白十字の飛行機が見当たらない。
あ、今日はJLなんだと苦笑い。
ターミナルの「飛鳥ラウンジ」で一休みしながら、公衆電話でメールのチェック。ふう、会社からのメールが無くて良かった。

搭乗開始のアナウンスで74番ゲートに向かうと、ほぼ搭乗は終わっているようで、搭乗待合室はがらーんとしており、そそくさと乗り込む。
今日のシップはBoeing747-400です。指定された3Kはメインデッキの前方(Aキャビン)です。ファーストクラスが無く前方とアッパーデッキがビジネスとなっていて、ビジネス需要より観光需要が多い路線に使用される機材です。時折、機材繰りの都合で、ファーストクラスがある機材が充てられる場合があって、JALとSRの共同運航便に乗るときはメインデッキの前方をリクエストすると運がよいと、ファーストのシートを利用できます。
SRとの共同運航便では、座席の一部はSRが管理しており、このAキャビンのシートの左側はSRが座席を管理しているのでこちら側に座る乗客はSRのお客と言うことになる。

JALキャビン コートを預けて、ドリンクを貰うが、ガラスのグラスでは無くプラスチックとはいかさか拍子抜けした
定刻より少し前にDOORCLOSEとなり、RUNWAY34からTAKEOFF!
JLの機内サービスについてインターネットの掲示板では賛否両論がありますが、乗って見ての感想ですが、確かに細かい所まで気を配っている感じがします。
日本人的観点からサービスをするので、ヨーロッパ系など「希望しないとサービスが受けられない」と言った所が無いので、SRに乗りなれていると、気配りし過ぎと言った気がします。

機内食は洋食(ステーキ)をチョイスしましたが、ちゃんと白いご飯がサービスされたのは嬉しかったです。やっぱり日本人はご飯じゃないとね(^^)

前菜
△洋食の前菜
前菜
△洋食のメイン

お味の方はまずまずでした。お米がある機内食は良いですね。それもジャポニカ米!
良く海外発の機内食でどういうわけか日本食なのにロングライスを使う所があるけど、あれは美味しくないですね。でも、旅行の帰りはお米に飢えているから文句を言いながら食べますけど(笑
この機体は最新のエンターテイメント機能「MAGIC」搭載機なので、VODやゲーム機能がありますが、既にシンガポール航空などで導入しているので目新しさはありません。
しかし、SRでは折角MD-11に最新鋭のエンターテイメントシステムを導入したものの、98年に発生した墜落事故にこのシステムが関わっている可能性がある為に使用を中止してしまったのだ。

ロシア上空では若干気流の悪い所がありましたが眼下に凍り付くシベリアの大地を眺めながら西に向かいます。
そうそう、パソコン用バッテリーサービスは嬉しいですね。最近は電源を装備している航空会社もありますが、専用のアダプターを購入しないとならないのに、機内で購入出来ないし、日本で入手しずらく不便なのです。
JLの場合はバッテリーと接続コード貸してくれるので楽です。
お陰で持参したリブレットもバッテリーの残り時間を気にせず使えるのは嬉しいもんです。

夕食がサービスされ、その後ディセンドを開始し、RUNWAY16にランディング。11時間半の旅も終わりです。
Zurichには定刻に到着です。いつもならAターミナルですが、JLなのでBターミナルにスポットインします。
Aターミナルは新しくてステンレスと外光を多く取り入れているので、新鮮な気がしますが、Bターミナルは古いし暗いのであまり好きではありません。
入国手続きもパスポートを見せるだけで、荷物を受け取りロビーへ。

明日、アトランタへ向かうので、今日はZurichで一泊。出発が早いので空港近くのWELLCOMEINNの予約をSRで取って貰った。一泊130フランとまずまずのお値段だが、それでもSRで予約して支払いもしているので通常より安いレートで泊れる。
両替を済まして外に出ると寒い!。それに夏ならこの時間でもまだ日が高いのに外は薄暗いし・・・。
ホテルへは送迎バスがあるので面倒は無い。

バスで5分ほどでホテルに到着。クローテンの街の中あるホテルだ。
フロントでチェックインを済まして部屋に入る。時間はまだ早いが、街の商店も閉まっているし、明日は10時発の飛行機だから早く寝ないとね。

<つづく>


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