さよならMD11パーティーとシティナイトラインの旅
−その7−
【デュッセルドルフ】


平成16年6月21日

デュッセルドルフはルール工業地域の事務机と称されているほどのビジネス都市です。そのせいか日系企業も多く進出しており、領事館に日航ホテル、三越まで揃っているのです。
特に観光資源も無いのに、目的地としたのは、CNLでフランクフルトで下車するには到着時間も早いし、運賃も同額なので遠くまで行った方がお得くですしねぇ。
デュッセルドルフならSwissのフライトも多いので便利と言う事だけで、決定したのです。
なので観光する事も無く、今日は、空港でスポッティングをするのがメインの予定です。

CNLから下車した後、まずは今晩の宿であるSwisshotelにチェックインしちゃおう。
ホテルは中央駅からSバーンで10分程の郊外にありますので、まずは乗車券を購入します。券売機で目的駅のコードを入力して表示された運賃分のユーロを入れれば乗車券が出てきます。
さてホームは何番線かなと掲示板を見るのですが、目的地へ行くSバーンの番号は判っているのですが、途中駅なので上り下りがあってどっちの列車に乗れば良いのか判りません。 路線図とニラメッコしてようやくホームが判ったのですが、既に2本位乗りはぐれてしまいました。

Sバーンは郊外へ行く近郊列車ですが、ほとんどの列車が機関車が牽引するタイプです。時折、ICEに似たジーゼル列車や新型電車も走っていますが機関車と客車の組み合わせが主体です。ただ、機関車が必ず先頭に立たず客車からの総括制御が出来るので一見、電車と思ってしまいます。

ライン川を渡って最初の駅が下車駅です。
ココからホテルまでは7,8分との事ですが、道を間違って遠回りしてしまった。 Swisshotelは、Swissair系列のホテルでしたが、シンガポール拠点のラッフルズホテルに売却されてしまいましたが、Swissとは提携関係にあり、ちょうどTravelClubのトリプルマイルオファーがあったのでちょっと空港から離れますが、チョイスした次第です。 所定のチェックイン時間よりだいぶ早かったのですが、アーリーチェックインしてくれたので部屋に入る事が出来ました。

ふぅーと一服してから荷物の整理をしてスポッティングに出掛ましょう! 最寄のリッヒンパークセンター駅で空港までの乗車券を買うと3.5ユーロと表示されたので切符を買って列車に飛び乗り、デュッセルドルフ中央駅で乗換えです。ここからSバーンの他、REと呼ばれる地域間急行があり、折角なのでREに乗ってみようと時刻表を見ると10分後にあります。

もうお昼近くなのでお腹も減っている所にコンコースにあるピザ屋から美味しそうな臭いがしますので、ピザを一切れ買ってREに乗り込みます。列車は2階建て列車で2階の空いている座席に座りピザをほおばります。 REは直ぐに空港駅に到着します。

デュッセルドルフの空港駅は2つあって、一つはDBのICEやIC,ECなどの長距離列車も停車する空港駅、そして空港ターミナルの地下にある空港ターミナル駅があります。
空港駅から空港ターミナルへはモノレールが走っていて空港までの乗車券を買った人は無料で利用できます。 さらに、デュッセルドルフ空港のオブザベーションデッキも2つあって、ターミナルBの屋上と、ココ空港駅の屋上にあります。

コンコースからモノレール乗り場へ向う途中にインフォメーションがあり、ココで入場券を買ってから屋上へ上がります。入場券はココとターミナルの両方で使えますので無くさないようにしないとね。 空港駅のオブザベーションデッキはRunway23L/Rの目の前で、離陸する飛行機がまじかに見られるので場所的にはすこぶる良いのです。

デュッセルドルフは中堅空港ですのでそれなりにトラフィックがありますが、ドイツ系の航空会社がメインになってしまいます。それでも日本に乗り入れて無い航空会社ばかりですから結構楽しめます。 2時近くまで空港駅で撮影をして、今度はターミナルの方に向ってみます。モノレールの乗り場に行くとその手前に看板があり・・・なぬー、点検運休で代行バスに乗れだと。

ブダペストに続き、ココでも運休とはなぁ。なんかツいてないなぁ。 1階に降りてバスでターミナルへ向います。 バスはターミナルBの1階に横付けされたので、まずは空港ターミナルを散歩がてら何か食べ物を物色します。
お昼にピザを一切れ食べただけなのでお腹が空いてしまっているのです。 ターミナルBは最近リニューアルされたようでとても奇麗でした。 出発ロビーのチェックインカウンター前は結構広く余裕があるようです。
しかし、その裏にあるショッピングゾーンはちょっと狭く暗い感じがします。 館内図を見るとオブザベーションデッキの入口近くにカフェテリアがあるようなので、そこで何かを食べる事にして、最上階に向かいます。
面白かったのは、出発ロビー階に中二階みたいな場所があり、そこにチャーター便の航空券やパッケージツアーを扱う旅行会社のカウンター街があるのは、チャーター市場が大きい欧州ならではです。

カフェテリアでソーセージのポテト添えを食べてからデッキに向います。
入口で空港駅で買った入場券を見せて外に出ます。 ココからは着陸した機体がターミナルに向ってくる所を撮影出来ます。しかし、いざ撮影を始めようとしたらいきなり大粒の雨です。 なんか黒い雲が空港の方に来そうだなと思っていたんのですが・・・
デッキ内には雨宿りできそうな場所が無かったので、一旦ターミナルビル内に非難します。雨が止むまでデッキ入口にある航空グッズショップを眺めます。 まあ、空港のデッキ入口付近にはこういうショップが良くありますが、品揃えは欧州の方が揃ってます。と言っても模型中心ですが 雨が止んだので、再びデッキに出て撮影をしますが、もう夕方になってしまいました。
(この日の収穫はこちらで見られます)

折角なのでデュッセルドルフの中心街で夕食をしてと思っていましたので、そろそろ引き上げる時間です。
帰りは空港ターミナル駅からSバーンに乗る事にして地下駅に向かうとちょうど列車が出発してしまった後で次は20分後です。 切符を買って、やっときた列車に乗り込み発車すると直ぐに検札がやってきました。
欧州では車内検札時に切符を持ってないと大層な罰金を取られてしまうので注意しましょう。 でも、空港ターミナル駅は無人なので、ユーレイルパスとかバリテーション(使用開始印)が必要なパスでデュッセルドルフ空港から使う時は、ターミナル駅では無くて空港駅に行かない駄目みたいですね

デュッセルドルフ中央駅に戻り、駅前の目抜き通りを繁華街の方向へ歩いて行きます。
駅周辺はビジネス街なので人通りも駅に向う人の方が多いです。 日本人駐在人ご用達?の三越の前を通りましたが、もう閉店してしまっています。
まあ、欧米では日本みたく夜遅くまで営業しないですよね。 中心街のケーショッピングセンターは比較的遅くまで営業していますが、それでも飲食店以外は7時位までですね。
キッチン用品のお店があったので入ってみます。欧州の生活雑貨ってデザインとかが良いので好きなんですよね。

さらに旧市街方面に歩いて行き、レストランがつならる通りに出ます。旧市街に入ると舗装が石畳になるのですが、これは欧州らしくてとっても好きです。
欧州の魅力は旧市街にあるとあるんですよね。とっても雰囲気があるじゃないですか?米国だと近代的な建物とか街に魅力が無いような気がするのであまり好きになれないので・・・ さて、どこで夕食を食べようかなと通りを往復してみます。

どこも通り沿いに椅子を並べてカフェ風になっています。 でもお店によって人が入っているところと入って無いところがあります。やはり人が入っている所がいいなぁと思って歩いていると、「豚ちゃん」の看板のお店が目に入りました。
看板につられるように、お店を覗いてみるとスモークポークのお店で外からポークが炙られているのが良く見えます。
それに結構人が入っています。 じゃあ、ココにしようと空いている席に座るとウェイトレスのお姉さんがやってきたので、ビールを注文します。
「ダークorライト」と聞かれたのでダークにしてみました。 メニューを見てみますと、全部ドイツ語なのでうーーん眺めていると、ビールと一緒に英語のメニューを持ってきれた。
ざっと目を通して、「ココのお奨めは何?」って聞いたら「スモークポークよ!」言うのでそれとスモールサラダを注文する事にしました。

暫くすると、サラダとポークが運ばれてきまして、食べてみると「うまい!」 いやーこのところサンドイッチとかパン続きだったので久しぶりの動物性食物です。そして生野菜も・・・ ビールで心地よくなって、美味しい食事を食べお会計を済ますと15ユーロしませんでしたので安かった気がします。

帰りは中央駅までUバーン(地下鉄)に乗って戻り、Sバーンに乗換えてホテルに戻りまししょう。 明日は帰国ですから

つづく


旅行記に戻る