5/8(火)
朝、ガイドさんのモーニングコールと言うか、玄関叩きで目が覚める。 朝食は、昨晩のレストランでバイキング形式になっている。コックさんが作ってくれた目玉焼きが美味しいかったが、パンはパサパサで今一つでした。 朝食を取りながら、今日の行程について話があり、「Pretoriuskop Campを出て一旦北上して昨日入場したクルーガーゲート周辺まで戻り、昼食のち南下して、今日の宿泊地である「Berg-en-Dal」へ向うとの事。ロッジのオプションとして、ナイトサファリがあるのけどどうする?との質問に、同行のおじさんはノーサンキュー。 自分はとっても興味があるので、参加表明しときました。 朝食後、荷物の整理をしてから出発です。今日も絶好のサファリ日よりで今日はどんな動物と遭遇出来るか楽しみです。 ところどころ幹線道路から外れて非舗装の道を進みながら、「ほらあそこにいるのが何とか鳥よ」と教えてくれながら進みます。しかし鳥の名前を言われてもどうもピンと来ないん。詳しく教えてくれるのですが、今一理解できない。この辺は私の英語力の無さなんですけど、まあ日本名が判ったとしてもその鳥について特徴とか生態が判るかと言う問題はあるけど・・・ね。 時折、道路の脇からイボイノシシなんかが出てて、すたこらサッサと逃げていきます。出来ればビック5のうち、まだ見たことが無くて一番遭遇率が低いといわれるチーターには是非出会いたいところです。 4WDは舗装された道から非舗装の道に入ったりして動物を探しながら、北に向かいます。 午前中は特にめぼしい?収穫も無く、昨日お昼に立寄った「Skukuza」キャンプで昼食休憩です。 レストランはカフェテリアかビュッフェ形式になっていたので、ちょっと高いけどビュッフェが一番面倒が無いのでそちらで昼食を摂ります。 アフリカン料理を中心にいろいろな料理があります。美味しいかどうか判らないので適当に少しずつとって食べてみると、やはり、当たり外れがありますねぇ まだ出発まで時間があるので、キャンプ内を適当に散策してみます。キャンプ内には銀行にドラッグストアまでまるで小さな町のような感じです。 ココがアフリカのサバンナ?と思ってしまいます。 2時に出発した我々は、再び南下し、今日の宿泊地である「Berg-en-Dal」キャンプに向かいながらゲームを楽しみます。 まあ、動物達が一番活動するのは朝と夕方ですから、これからが本番と言うことになります。 途中、沼地みたいな場所に立寄ると、あそこにカバがいるわよと言うので指差す方向をカメラのズームレンズでのぞいて見ると、確かに耳らしきものが水面から出ています。暫くすると息継ぎにするかのごとく、顔を出して大きく息を吸ってまだ沈みました。 最初は1匹かと思ったら2,3匹いるようです。 ちょっと遠いのが残念ですが、これもビック5の仲間です しばらく舗装された道を進むと、動物の排泄物が沢山落ちていて、それも新鮮なものです。「この近くにいるわよ」と辺りを見回すと、少し前方の森の木々が揺れています。ソロソロと車を進めてその方向に向かうと、ゾウが出てきました。ちょっと興奮ぎみなようなのであまり刺激させないようにと注意があります。 その奥には子供のゾウもいました。どうやら子供がいるので、あまり近寄るなとゾウが怒っているような感じです。 しばらく、我々を威嚇?した後、再び森の茂みに消えていきました。 ゾウと対面した後、今度は舗装されてない道を走ります。相変わらず鳥の種類は多いようで、停まっては見てみたりと もう日が落ちかけてきた頃に、5、60m位の岩山があり、こういうところにライオンが居るんだけれどもと言いながら、付近を捜索しますが、残念ながら見当たりません。どこかに狩に出掛けたのか? ライオンを見られず残念がる一行は今日の宿泊地であるBerg-en-Dalキャンプに到着します。自分はこのキャンプ主催のナイトサファリに参加するので、一旦チェックインして午後5時にレセプションに集合して言われる。 ガイドさんともう一人のおじさんは、夕食までキャンプ周辺をゲームしてくるとで、一行と別れます。 部屋に荷物を置いて、カメラと「夜は寒くなるから厚着で」と言われたので、ケープタウンで買ったジャンパーを持ってレセプションに トラックを改造した車が用意されていて、荷台の部分に席が作られていてこれに乗れと言われ空いている場所に座ります。20人位は乗れるようになっていて、今日の参加は10人程なのでゆったりできます。 ガイドとレンジャーが乗り込みいざ出発! このキャンプ周辺を約2〜3時間程めぐるゲームで、さっき来た道をもどるように走ります。 ちょうど太陽が地平線に落ちるのを車から眺めるととても壮大な感じがします。日がおちるとガイドが何人かにサーチライトを渡して、暗くなったらこれで照らして動物達を探してと言います。 でも絶対に動物に向かって照らしてはいけません。道路をサーチライトのように左右上下に流すように動かして、動物にちょっと光があたると、目が反射してわかるからそれを見つけるように言います。 見つけたら、その動物の手前の土を照らすようにすれば直ぐは逃げないからと説明してくれます。動物を直視すると、驚いて興奮して車を襲うことがあるんだそうです。小動物ならいいけど、ゾウに体当たりされたらどうるか判る?ペシャンコだよとユーモラスたっぷり説明するので、なかなか楽しい。 夕闇が迫るととかなり涼しくなってきて、一番座っているファミリーは車に備え付けの毛布に包まっています。 ところどころでインパラやイボイノシシが出てきて、我々の眼を楽しませてくれますが、やはりビック5系を見たいものです。 ガイドもそれを判っているので、無線で仲間と連絡を取り合いながら動物を探していくと・・・居ました居ました!ライオンです。 ちょうど夕食が終わったばかりの様子で、「喰った喰った」と感じで草むらの中で横たわっていて、口の周りには鮮血が付いています。お腹が膨れて動きたく無いのか?我々に気にもせずにのんびりしていたのですが、突然起きて草むらの中に消えてしまいました。 再び、ドライブを続けます。でも結構寒いので毛布をひざに掛けます。動物達の夜になると寒くなるので、移動する際に「舗装道路」を歩くのだそうです。昼間の太陽で照らされたアスファルトに蓄積された熱が夜に放熱されるので、暖かいので動物達もその熱を利用?して動き回るだそうです。 ですのでインパラなどの小動物やハイエナの群れに何回か遭遇しました。 7時過ぎにそろそろロッジに向かうよと走っていると、車が急に停車します。 どうやらこの先に何かがいるようです。サーチライトを向けるとゾウの群れが道路を塞ぐようにしていました。すると結構大きいゾウがこっちを睨んでいます。 ガイドが危ないのでライトを消してと言うと周りは暗くなり、ゾウがバキバキと木の枝を折る音が響きます。 危害を加える様子が無いので車のヘッドライトを照らしてみると悠々と道路を渡っていくゾウ達。 空には多くの星が輝いています。うーーんアフリカだねぇ 明日は、ツアー最終日。そしてアフリカを離れる日でもあります。 |
<つづく>
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