飛行機は10:20発なので、9時過ぎに空港へ向かう。ドバイ経由カラチ行きSR394便は新鋭A330で運航されるので期待しての搭乗です。あまり時間が無く、ラウンジでコーヒー一杯を飲んだだけでゲートに向かう。この日の機材はHB-IQFでA330の6号機です。
既に搭乗が始まっており、機内に入ると新型機の臭いがあって気分がいいですね(新車と同じよ)・・・座席は7割方が埋まっています。今日はファースト・ビジネス共に満員の筈です、実は予約時にこのドバイ線の予約が日によっては入りづらい状況だったのです。しかしドアクローズ時点で、若干のNoshowがあったのか空席があるようです。
定刻にプッシュバック開始で、Runway14に向かいます。丁度、北米線の出発時間帯なので数機連なってRunway-ENDに向かい、しばらく待機のにちTAKEOFF。
早速、A330自慢の座席モニターを引っ張り出してまずは、GPSシステムで飛行状況をチェック!
ドバイまでは6時間のフライト。機内ではランチがサービスされるので、こちらも楽しみ。
▲まずは前菜 |
▲サラダ |
▲メインの鶏肉 |
▲そしてデザート |
昼間のフライトとあって、眼下の景色を眺めたりしているとアッという間に時間が経ってしまいます。しまった、コックピット見学を申し出る時間が無い。既にクルーは到着前の軽食を配っているのです。まあA330はこれからも乗るカモ知れないしまたの機会にしようか・・・
夕日が西の空に沈み掛けている頃に、ドバイ空港へのディセンドが始まります。この便はさらにインド洋を渡りカラチまで飛びますので、カラチまで搭乗する人の座席にはクルーが「使用中」の旗を立てて行きます。こういう光景も最近は減ってきました。
ドバイ国際空港にはエジプトに行った時、カイロ発シンガポール行きのSQがドバイ経由だったので、時間の間合いをトランジットエリアで過ごしたのが最初でした。今回は入国と言うことで、些か緊張の中、無事にタッチダウン。
薄暗い誘導路を進むと、立派なターミナルビルが現れます。以前はボーディングブリッジなんて無かったのに・・・
飛行機から降りるとこれまたビックリ!、超立派な空港ターミナルになっています。
前はなんとなく薄暗いターミナルだったような記憶があったのですが・・・
新装オープンになったばかりで、ピカピカです。サテライト方式になっているようで、サインに従って地下道を通り、まずはビザカウンターでホテルから送られてきたコピーを提示して、本通を受け取ります。係員は「japan,japan」と言っていくつもある箱から探し出して呉れます。まさかここで賄賂なんか要求しないだろうなぁと思ったのですが、ここは「お金もち国」です。そんな事はありません!
A4のビザを入手して、入国審査です。あんまり怖くなさそうな女性の列に並び
「目的は?」−「観光です」
「滞在期間は?」−「5日間です」
「帰りのチケットは?」−「へいこれです。」とココまでは良くあるパターンですが、ここからがRTWを使うと大変です。9割方の審査官がしかめ面になって航空券を眺め始めます。運が悪いと質問責めですそれも危険人物と思われたが最後、別室行きか別の審査官を呼ぶかです。
今回は、ドバイから退去するのが判ったらしく、引っ張り出したチケット無造作に突っ返してバンバンとハンコを押して無罪放免と相成りました。
荷物も直ぐに出て来て、後は税関を出た所でホテルのドライバーが居る筈です。
ホテルは、「ラディソンSAS」なのですが、出口でホテルの札を持っている人達の中にラディソンが居ません。おっかしいなぁ〜と思いながら良くわからないのでセッディング会社と思われる数人に「ラディソンSAS?」と聞きますが、首を振る。
良く見ると、「シェラトン」と書いてある札の下に「MR.KATO」と書いてやがる。これって俺の事だろと思い、その人に「I'm Kato」と言うとWELLCOMEだって。こら札が違ってるやろ。まあ、これで一段落
ちょっとまって両替するからと言って、銀行の窓口に行って、USドルのTCを両替しようとする。すると後から来た現地の人達の両替を先にするでは無いか・・・
「なんや日本人は後回しかよ」と思うがここは異国、なりゆきに任す。人が切れたところでどっかに電話している。どうやらTCの認証をどっかに取っているようだ。
それからなんか書類を書き出してそれにサインして、ようやく現地通貨を手に入れた。どうやらこの国ではTCの両替は面倒のようだ
ようやく車に乗り込み、一路ホテルに向かう、所要時間は30分位だと言う。右手には有名な「ジュメイラビーチホテル」が見える。ハイウェイを順調に飛ばし、小さな出口から脇道に入ると、ホテルが見えた。しかし看板を見ると「シエラトン」と書いてあるのだ運転手に「ラディソンSAS」の筈だと言うと「名前が変わったばかりだ」と言う。これでようやく理解できた。
ドライバーの送客伝票にサインしてチェックインする。予約した部屋はタワールームと言う上級ランクの部屋なので、最上階のサロンルームでチェックインします。
いろいろとあったのでのどが渇いていたので出されたオレンジジュースを一気に飲み干した。
手続きが済み、部屋に入ると窓越しに怪しく光るジュメイラビーチホテルが遠くに望めるオーシャンビューの部屋だった
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