−その4−
【いざアイスランドへ】


平成17年10月20日

さて今日はアイスランドへ向う日ですが、チューリッヒからロンドン・ヒースロー経由でケフラビックというスケジュールです。でもロンドンからのフライトが夜なのでチューリッヒ出発は夕方のLX326便で16:55発になります。

出発までは、空港でスポッティングと言うことで、友人宅を8時過ぎに出発して近くのバス停から空港へ向います。天気は曇っていてスポッティングにはちょっと不向きな天候なのがちょっと残念。スカイクリアだったら良かったのですが・・・

大きな荷物を一時預かり所に預けて、屋上の展望デッキへ向います。最近になってリニューアルされて入口近くの売店で入場券を買って自動改札機を通す仕組みに変わっていました。X線の手荷物検査をして外に出て、一番滑走路寄りのデッキに向います。

平日だと言うのに、スポッターが数人。どこも趣味の世界には平日も休日もありません(笑)

ちょうど、アメリカ方面への大西洋路線の出発時間帯なので、SwissのA330が飛び立っていきます。しかし、ドックEがオープンしてから多くのフライトがドックEを使うので、展望デッキ前を通る機体が激減してしまったのが残念です。

ドックEにも展望デッキはありますが、週末と水曜日の午後のみのオープンで、今回は行程が合いませんでした。
時折、霧雨のような雨が降ったりするので、カフェテリアに避難したりしながら撮影します。

11時を過ぎると大西洋路線の出発も終わり、閑散とした時間帯になります。予定では、午後からはこのターミナルビルと滑走路を挟んだ反対側の撮影ポイントで撮影する予定ですが、天気も良くないし予定より早い便でロンドンに向って、ロンドンでスポッティングするかと考えましたが、向こうの天気も判らないし、時間的にも中途半端になるので諦めて、予定通り、16時発のLX便までチューリッヒに残ることにします。

ちょっと早いけどデッキのカフェテリアでハンバーガーでランチを済まして、バスターミナルへ向います。

バスの時刻表を見るとグットタイミングで510番のバスがありました。このバスは空港から滑走路を回り込んだ形で北へ向うバスでスポッター御用達?なのですが、1時間に1本しかないのでです。

バスターミナルに行くと既にポストバスの510番が止まっていました。運転手に「ルームラング」までと言って運賃を払います。バスは空港の南端を回りこむように走りっていきます。ちょうどマクドナルドが見えてきました。ココから歩いた方がRumlang駅から歩くより近い思い、マクドナルド前のバス停で降りて空港方面に歩いていきましたが、小川で行き止まりになっていて、渡る橋へ向かったら、結局駅からの道と同じになってしまい、無駄足になってしまった。トホホ

歩くこと20分で撮影ポイントに到着です。事前にバスの時間を確認しておいたので、歩く時間を逆算すると1時間半程度の滞在です。RUNWAY16エンドと同じでちょっとしたビューポイントとしれ知られており、駐車場や移動式のカフェなんかもあるので、とっても居心地が良さそうです。

さらに、空港と隔てているフェンスには、撮影用の穴が開いているのです。それも羽田や成田のデッキフェンスの穴より何倍もある穴です。
ホント、欧州のスポッターが羨ましい・・・日本じゃ考えられない待遇です

霞んでいた雲もとれて、絶好の撮影日よりになりました。もっと早く晴れて呉れればなぁ〜
ココだとRUNWAY28から離陸する機体も撮影でき、運良くルフトハンザの旧塗装にペイントされたA321を撮影できました。

目の前のRunway16からはタイのA340-600が離陸するのに続き、Swissの成田行きA340やドバイ行きのA330などが飛び立っていきます。

楽しい時間はあっと言う間に過ぎ、そろそろ空港へ向うバスの時間です。次のバスでも間に合うのですが、ラウンジでメールのチェックなどをしたいので早めに空港へ向います。

今度は真っ直ぐRumlang駅へ向います。さっきより全然近かった(笑)
駅で15分程待つと黄色いポストバスやってきた。運転士に空港までと言って運賃を払います。

空港に戻り、まずは一時預かり所に預けていた荷物を受け取り、チェックインカウンターへ向い、チェックインを済まします。昨日に引き続きヒースローまでスタンバイなので、乗れるかちょっと心配でしたが、ちゃんと座席番号入りのボーディングパスを貰えました。

パスポートコントロールを通り、SwissTravelClubラウンジへ向います。入口でカードを提示して中に入りますが、結構混雑しています。

一番奥のコーナーが空いていたので、そこに陣取り、飲み物を持ってきて、パソコンを取り出し接続を試みます。難なく、無線SPOTを探しあてたようで、ローミングのアカウントパスワードを入力して接続できました。

メールの受信やら、なんやらであっと言う間に時間になってしまいました。
Swissの欧州線はAドック(以前のターミナルA)からの出発なので、移動が楽なので助かります。
セキュリティーチェックでは、鞄からパソコンを出したり、コートを脱がないといけないのでちょっと面倒です。

ちょうど搭乗が始ったばかりです。まずは搭乗前にパスポートコントロールを受けないといけません。写真と人物を確認をして搭乗券にハンコを押して貰ってから搭乗口へ向います。

今日のシップはA320でHB-IJSです確かスケジュール上ではA321になっていたのですが、シップチェンジしたようです。
SwissはA320シリーズのエコノミークラスのインテリアを改装しており、このA320機内は既に改装が済んでいる機体でしたした。
どうやら、結構空いているようで、隣とその隣も空いていました。これじゃ、スタンバイでも直ぐに席を呉れる訳だ。

アルプス定刻早くドアクローズとなり、Runway28へタキシングを始めます。
まだ夕方のラッシュ時には早いので比較的スムーズに滑走路へ向い、離陸を始めることができました。
あっと言う間にエアボーンして、一路西へ向います。

ちょうど窓からアルプスの山々に夕日が当たってとても綺麗な風景を眺めることができました。

LX326スナック暫くすると無料になった機内サービスでは、ドリンクとサンドイッチが配られました。
お昼がハンバーガーだったので、ちょうど小腹が空いていたのでちょうど良いタイミグでした。

ちょっと一眠りしたら、もうディセンドが始っていました。
こちらは夕方のラッシュ時間帯にあたり、ホールディングしている機体のライトが良く見えます。

予定より遅れてRUNWAY27Lに着陸です。ここからターミナル2のゲートまで移動も時間が掛かります。どうせアイスランド行きの便まで時間は結構あるので、ゆっくりでも構わないのですが・・・

A320はいつもSwissが使う210スポットに到着します。天井に低い通路を歩き、入国審査場へ向います。ターミナル4とかは結構混んで時間が掛かると言う話ですが、ターミナル2だといつもそんなに混んでいることは無く、待っても5分から10分で順番が来るって言う感じです。

機内で書かれた入国カードとパスポートを差し出すと、「目的は?」と聞かれます。「トランジット」と言うとどこへ行くのだ、何日滞在するのか?と聞いてくるので、それぞれ答えると、ボンボンとハンコを押してパスポートを返してきた。

狭くて混雑している荷物引渡し場で、LX326のサインを探してカートを引き連れてターンテーブルで待っていると、出てきました。ホントはチューリッヒからスルーチェックインできればよかったのですが、ロンドンあらケフラビックまではE-チケットになっていたので、それが出来なかったのです。

荷物を引き取り、カートに載せてグリーンチャネルを通り到着ホールに出ます。まずは、ATMでイギリスポンドを手に入れます。と言うのもそんなに大金は要らないので、両替するよりクレジットカードでキャッシングにします。その方が手間が掛からないし少量の両替ならその方が全然楽です。20ポンド程手に入れ、カードを引きずり1階のチェックインカウンターへ向います。

アイスランド航空のチェックインはエールフランスが代行しているとの事なので、カウンターを探しながら歩くと、一番奥にありました。
FI455のチェックインはまだ始ってないようですが、既に何人か並んでいます。とりあえず並んでいると、後から学生の団体がやってきたので、早めに並んで正解でした。

30分位待っているとチェックインが始りました。今回はアイスランド航空のホームページから安いチケットを購入してあります。カウンターでE−チケットの控えとパスポートを提示してチェックインを済まします。
難なくボーディングパスを貰い、重い荷物から開放されました。でもFI455は21:10発なのでまだ2時間半位あります。

後は搭乗開始まで時間を潰すだけです。まずは、お腹が空いたので食事をと思い、出発階にあるレストランに行ってみると、うーーんなかなか良い値段。ターミナル2は欧州域内線が殆どなのであまりレストランが無いのかな?と思い、JALなどが利用するターミナル3へ行ってみようと地下通路を延々と歩いてターミナル3へちょうど、アジア方面へ向かう夜行便が出る時間帯なので、かなりの人です。

こちらもたいした食べるような所も無く、フードコートがあったのでミートボールスパゲティを食べることに。値段の割りには美味しくない・・・

再び、ターミナル2に戻るとすでにおおかたの欧州便は出ているのでターミナル内は閑散としています。キヨスクももう店じまいしているので、そのまま出国審査場へ向かいます。
ヒースロー空港ではテロ対策と言うことで、搭乗ゲートの案内は搭乗時間に20分前にモニターに表示されるので、それまで出発ロビーで待ちます。

ロビー内のお店を冷やかし、搭乗ゲートが表示されるのを待ちます。しかし、ロンドンへ向かっているFI便の到着が遅れているようなので、出発便も遅れそうです。

ようやく、21時少し前に搭乗ゲートが表示され搭乗ゲートへ向かうと、乗客が集まっています。このようすだとほぼ満員になりそうです。
FI455はB757-300のTF-FIXです。
ふぁー、眠たい。いつでも寝れるようにシートベルトを締めて寝ようっと。

機内が騒がしい感じで目が覚めると、どうやら機内サービスで機内食を配っています。アイスランドも欧州域内線と同じなので、軽食サービスかと思っていたら、ちゃんとしたホットミールがサービスされます。これは嬉しいですね、最近はコスト削減で機内食は削減傾向で3時間位のフライトではサンドイッチ位ですからね

美味しく頂いて、再び寝に入ります。このフライトは寝るつもりだったので通路側の席にしといたのです。
これからディセンドが始まるアナウンスで目が覚めます。通路側なので外の風景が見えないのが残念です。

ケフラビック国際空港は、2つの滑走路がありどの滑走路に降りるのか知りたっかのですが・・・
アイスランドはイギリスとは1時間の時差がありますので、時計も1時間遅らせます。

アイスランドもEUですが、イギリスはゲジュン協定に加盟してしないので、ここでも入国審査を受けます。
特に問題無くパスポートに入国のハンコを押してもらい荷物をピックアップします。荷物トラブルの多いヒースローからだったので、ロストしてないかちょっと心配でしたが、ちゃんと出てきました。

後は、現地通過のアイスランドクローネ(ISK)を手に入れてレイキャビックへ向かうバスに乗らないと・・・
しかし、予想外なことに銀行はクローズしています。ATMがあれば良いのですが、それもありません。
バスは到着便にあわせて運行しているので、乗り遅れると大変ですから取り合えず、バス乗り場に向かってカードが使えるか聞いてみようと、ターミナル前に停まっているバスの係員に聞くと、カードも使えるとの事。
これなら安心。明日、どっかで両替すればいいや・・・

暫くするとバスはレイキャビックへ向けて出発します。するとさっきの係員が運賃の回収にやってきます。クレジットカードを渡すとJRの車掌が車内で発売するハンディ型の発券機のような端末を使ってカードの処理をしています。ちなみに、運賃は1150ISKでした。

バスは、暗闇の道をレイキャビックへ向かって走ります。窓の外を眺めて運がよければオーロラが見えるのですが・・・どうやら今日はダメのようです。
およそ40分程で、バスターミナルに到着いたします。
今日から2泊する「メトロポリタンホテル」はダウンタウンの中で、大型バスが入れないので、ターミナルからマイクロバスに乗換えて、ホテルまで向かいます。
同じ方向の乗客を乗せて、何箇所のホテルを寄り道しながら、メトロポリタンホテルが一番最後になってしまったので、ホテルに着いたのは1時近くになってしまいました。

フロントで事前にATOURで予約した時のバウチャーを見せて鍵を貰い部屋に入ると、バスタブ付きの部屋でした。
早速、バスタブのお湯の出すと硫黄の香りがします。おー温泉だぁ(実際に造成温泉と呼ばれる類ですが)これは早くお風呂に入ろう!

つづく


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