出発!
平成20年6月6日

朝出発前にパソコンを立ち上げると「キュウリのQちゃんと鰹節のパックをよろしく」と言うメールが来てます。
ふむふむ駅前の西友で買って行こうとちょっと早めに家を出て24時間営業のスーパーで買い物。便利な世の中になったものです。

京成バスで空港へ成田空港までは小岩駅からの京成高速バスを使います。
朝9時前後に成田空港に到着する総武快速や京成特急は旅行者に加え空港通勤客で混雑して、意外と座れない場合が多いし、加えて駅が混雑して、出発ロビーに辿りつくまで10分以上も掛かることもあって、京成が小岩から高速バスを運行しているので機会があったら使おうと温存?していたのです。
先日に、ネットで予約してコンビニで発券して貰った時に座席番号が109って書いてあったのですが、これは単なる整理番号で、席は自由席でした。
小岩から環七を通り一之江、葛西に停まり乗客を乗せていきほぼ6割がたの席が埋まりました。空港まで1500円で、葛西からだと50分ですから便利です。

東関道を順調に走り第一ターミナルに定刻より早く到着します。出国階に乗り付けてくれるので、便利です。鉄道だと駅降りて階段上がってエスカレーター乗り継いでと意外と不便なんですよね成田は。

チェックイン前にまずは、携帯電話レンタル屋に立ち寄ります。ANA利用者には「海外携帯電話無料レンタルサービス」って言うのがあったので使ってみたのです。
普段使っている携帯は韓国は使えないし、連絡が必要な人は限られているので通話料が秒3円と安いし着信無料って言うのがいいねぇ〜

今回は水物があるし、新しくなった第一ターミナルは初利用だったの空港内をうろつきたいので荷物は預けるとにしてANAのエコノミークラスチェックインカウンターの列に並びます。
Eチケットで事前チェックイン済みなのでパスポートだけ用意していたら、整理していた係員から「お客様控えを拝見します」と言われてバックから取り出す羽目に。
LXやFIなんかでEチケットにした時はパスポートだけで充分だったのに不便だなぁと思いつつ並ぶと、チェックインカウンター横には自動チェックイン機があって、こいつでチェックインしてカウンターでは荷物の処理をするだけ。
省力化のつもりだろうけど、自動チェックイン機を操作案内の係員が居るので、全然省力化になってないし・・・

荷物も預けて身軽になったところで、腹ごしらえをしときます。
どうせ機内食はスナック程度ですから・・・

一般エリアはいつでも来れるので、早々に出国して新しくなった出国エリアを探検?してみます。なるほど、イメージ的にはシンガポールのチャンギに近いかな?ホールには吹き抜けになっていて外光が差し込むようになっていて明るいから気分が良い

今日は嬉しいことにバスゲートです。ターミナル2が出来るまではバスでご案内なんて結構あったのですが、今ではバスの方が珍しいですから・・・
待合室の端からシンガポール航空のA380が駐機しているが見えます。やっぱA380はデカイです。デリバリーが遅れていますが、何年後にはどっかで乗る機会があるかな

搭乗開始のアナウンスがあり、優先搭乗が始まりますが、バスゲートでの優先搭乗はあまり意味がありませんね(笑)
列が空いてきたところで搭乗口に向かいバスに乗込みます。

バスは第一ターミナルと第二の間にある駐機場に停まっているA320の横付けします。「小さい飛行機」ってな会話が聞こえてきます。成田発着の国際線としては小さな機材ですからね

座席は36Aと後方です。最初は1Aをアサインされていたのですが、どうぜ国内線機材で後方の方が空いていたので前夜にEチェックインする時に変更しといたのです。
予想通り前方座席は一杯でしたが後方は、比較的空いていて隣人が居ないだけでも楽です。

バス2台で搭乗が済んだので早めにドアクローズとなり、5分早くプッシュバックが始まり、A320だから短いB滑走路かと思いきやA滑走路に向かってタキシングします。もともとソウル線はA滑走路での発着枠を確保しているからなのでしょうが、こういう無駄が成田の発着枠が足りない理由なのに・・・
第一ターミナルを回り込んでRunway16Lへ向かい、短い滑走で飛び立ちました。

九十九里上空で旋回して西に向かいます。東京湾を横断して羽田上空から厚木へ抜けて、山頂に雪がまだ残っている富士山を見ていると、機内食のサービスです。機内食と言っても箱に詰められた、ベーグルサンドにサラダ、フルーツ、チーズ、クラッカーとかなりシンプルな物です。
まあ、スナックと言う程度でしょう。OZやKEあたりはちゃんとホットミールが出るらしいから、フリーチケットじゃなければ、OZをチョイスしたでしょう。

京都あたりから日本海側に出て、日本海の上をソウルに向かって順調に飛行をしつづけます。国内線のA320なので映像用のスクリーンが無く、ナビゲーションでどこを飛んでるのかが判らりずらいのが残念。ナビゲーションあがれば高度とか表示されていて面白いんですけどね

徐々に降下していき眼下に町並みを見えてきましたが天気はいまひとつのようです。予報だと曇りで明日と明後日は晴れるので、旅行中は雨の心配は無いでしょう。

Runwayにランディングし、スポットへ移動します。最近、仁川空港にミッドフィールドターミナルがオープンしたと言うので、そこにスポットインしないかな?と期待していたのですが、残念ながら今までのターミナルでした。

機内後方なのでゆっくり立ち上がり、ターミナルに入って入国審査場に向かいます。
審査の列に並びますが、あと数人と言うところで審査が滞ってしまいます。なんか問題のある人間なのか?と疑っていると、前に並んでいたカップルが「あの人、人相が悪いからかな?」と話しています。オイオイじゃあお前はどうなんだよと突っ込みたくなるのを抑えていると、事務所から出てきた係員が「○△〜ダウン〜×○」と言ってブースを回っています。なんやら審査用のシステムが一時的にダウンした様です。
その後復旧したのか審査が再開し自分の順番になりポンポンとハンコを押してもらいます。

既にターンテーブルには荷物が出てきており、自分のリックをピックアップして税関申告書を渡して外に出ます。 まずは、銀行で両替します。持参してきた5万円を差し出すと467500Wになりました。ウォン安ですから嬉しい限りです。
続いては、ターミナル中央あたりに韓国鉄道(旧国鉄)のチケットカウンターがあるので、明日の江陵(カンヌン)へ行く列車の切符を買おうと、どこだぁ〜と探しながら・・・あれ、いつのまにか、中央を通り過ぎてB出口まで来てしまった。

どうせ6番カウンターでリムジンバスのチケットを買うつもりだったから良かったんだけど。
「ソウルナビ」の割引クーポン券出して明洞までのチケットを買います(8000W)。再び、来た道を戻り鉄道カウンターを探しているが、またもや見つからず、「空港カウンターはクローズしたのか?」と思い始め、仕方ないバス停に向かい歩いていると、ありました!KTXの看板があって「KOREA RAILROAD」と書いてありました。 カウンターでは、なんやら客と揉めているようで、早く空かないかな・・・と待っていると、別の係員がやってきて、対応してくれます。

「2008/6/7 清涼里 8:00⇒江陵 14:27 MUGUNHA1631」と書いた紙を見せると、端末を叩いて、ハングル表記のモニターを見せて、「エイトオクロック、エコノミークラスフル、バット、ファーストクラスOK」と言う。
今回の目的はこの列車に乗ることが第一なので、ファーストクラスの窓側をリクエストする。
ファーストクラスでも26400Wと約3000円とは安い!韓国は乗り物が安いのが嬉しい。

ではホテルへ向かおうとバス停から605-1番のバスに乗込みます。
前回帰国時に使った、空港鉄道で金浦空港へ行って地下鉄で向かうコースもあるが、「地下鉄」はどうも風景が見られないので詰まらないので、今回はバスで市内へ行くことにします。
空港から高速道路を走り、漢江を渡り乙支路入口までちょうど1時間で到着しました。
今日は祝日なので歩道も人が多いなかを歩き、ホテルへは4,5分で到着します。ホテルは前回同様「IBISアンバサダーホテル・ミョンドン」です。
フランスのアコーホテルチェーンで、ヨーロッパではメジャーなホテルでもあります。バスタブは無いけどサウナ(大浴場)があるし、値段も楽天で予約すると朝食付きで102000Wと明洞界隈ではリーズナブルです。

19階のフロントでチェックインをします。割り当てられた部屋は18階で南山側でした。エレベーターで下りて部屋に入りったのは15時ちょい前、取り合えず一息です。
やっぱり成田→仁川ルートは時間が掛かりますねぇ。やっぱ次回は往復とも羽田・金浦にしようっと

取り合えず、K氏に電話しようと借りた携帯を取り出して、電話してみますが、何回かコールしても出ないので、一度切ります。
なんせ、携帯電話の利用料は「コールを始めた時からカウントされる」ので相手が出なくてもお金が掛かる仕組みなのです。
まだ、船から上がってないみたいなので、まずは腹ごしらえしようと、ホテル近くの全州会館2号店へ向かいます。 なんせ機内では軽食だったし・・・

お店は時間が中途半端なのでガラガラ。18年位前に初めてココで石焼ビビンパを食べた時の味が忘れられないですね。いまでこそ日本ではメジャーとなりましたが。
突合せのナムルとキムチをちびちびしながら10分程でジュウジュウと焼けた石焼ビビンパが運ばれてきました。 スプーンで混ぜ混ぜして、程よくなったところで口にします。
うーーーん、おいしい。
最後の方になると、ちょっとオコゲぽくなったのがこれまた美味しいんです。

会計を済ましてお店を出たところで、再度Kさんに電話すると、今度は直ぐに出て「釣れたよぉ〜鯛が2匹、それとヒラメも!」となんでも船から上がったばかりとのことで、これからソウルへ向かうので3〜4時間掛かるらしいので、ソウルに戻ったら連絡を貰うことに。

明洞のあたりをちょっと歩いてみるが、人が多いのに閉口してホテルに戻ることにします。
パソコンをLANにつないでメールの受送信なんかをしたりしていると、ふと明日の江陵からの帰りのバスの予約をしといた方がいいのでは無いか?と思い立つ。なんせ行きの列車も1等しか空いて無かったし、連休2日目の夕方のソウル行きだから混雑しているのでは?と・・・
高速バスのホームページを開いて空き状況を見るとまだ空いているが安心はできないな

出来れば早め切符を買っといた方が安心だなと、江南のバスターミナルに行って帰りの切符を確保しとけば気が楽だと言うことで、地下鉄に乗ってバスターミナルへ行くかと思い、そのままKさんの宴会に突入すればいいか!と準備をすると・・・あっ、Tマネーカードを忘れた!
去年買ったのを持ってこようとして机に置きっぱなしで家を出てしまったのだ。

ホテルを出て乙支路の駅で1万W札をだして、「Tマネーカード」と言うと「ハウマッチチャージ?」聞き返した。一瞬いくらチャージするのか考えて無かったので、思わず「トータル、テンサウザン」と言うと機械を操作して7千Wをチャージして、500Wのお釣りとカードをくれた。デポジットが2500Wでチャージ単位が1000W単位って訳か

さて改札口はどっちかな?と考える。ソウルの地下鉄は方向別改札が多いので、間違えると大変なのです。基本的には日本と進行方向が逆なんで・・・こっちか。でも国鉄線と直通する地下鉄1号線なんかは日本同じだからちょっとややこしい。

1駅のって乙支路三街で乗り換えてます。標識に従って移動して、ちょうど来た電車に乗って南へ向かいます。途中、漢江を渡るときだけ地上に出るのが韓国らしい。
高速バスターミナルで駅で下車して、京釜線ターミナルの案内に従ってすすみ、エスカレーターに乗り↑の案内に従って上がって上がっていったら、ターミナル内の店舗階に行ってしまった。
あーあの矢印は「↑」じゃなくて「直進」だったかと・・・どうも早合点していたようです。

再び1階に戻って、今度は真っ直ぐ行き、看板を頼りに行くと切符売り場に到達。前売りとかの区別が無いようなので、一番空いている列に並んで、順番が来たところで、「I'd like take a reservation」とホテルで事前にハングルと英語表記で江陵→ソウル 6/7 17:20と書いた紙とカードを差し出すと、ペンで「カンヌン→ソウル」と丸をつけて確認するのでYesと頷くと端末を操作して、カードの暗証番号を押せとばかりにテンキーを出してきたので、番号を押しチケットを発券して、またペンで印をつけて確認。ちなみにバスは18400Wと約2000円と鉄道より安い。

19時少し前なので、そろそろKさん一行がソウルに戻って来る頃あいだから、バスターミナルをふらふらして向かいにある、嶺南線ターミナルの方に行くと、カフェがあったので一服することにします。
こうやって、海外で全然回りの会話が判らない状態で「のほほん」としているのって、なんだが不思議です。特に一見すると、日本人も韓国人も判りませんからね。
で、たまーに自分の近くに日本人が座って日本語で話しているのを盗み聞きしたり(笑)

もう20時近くになり、遅いなぁ〜と思っていたらKさんから電話。これから釣った魚を調理するとの事なので、じゃあぼちぼち向かいましょうかと、トレイを片付けて地下鉄駅に向かいます。

途中で乗り換えて、再び漢江を渡り、Kさんの自宅最寄り駅で下車したところで電話をすると「もう着いちゃった?今タイ裁いているところだから、誰か迎えに行くからそこで待ってて」とのこと。
回りは高層マンションだらけ。その割りには建物が薄いぺらい感じをうけるのは気のせいか?

少し待つと、Kさんの釣り仲間の方が迎えに来て頂き、Kさんの家に向かう。Kさんはソウル日本人釣り会の会長様なのです。
今日はその例会で群山の方で真鯛釣りに行ってきた訳で、その釣果をつまみに反省会?にお邪魔させて貰った訳です。

Kさんのお宅に着くと、台所で今日の釣果の調理中。
「やぁ、よくきた。コレ三枚に下ろしたから刺身にしといて、あ、こっちは湯引きするから皮引かないで」と挨拶もソコソコに刺身造りの手伝いです。

でっかいスミイカが釣れたようで、台所の流しが真っ黒になってます。
みなさんで、わいわいと調理して、よやく宴会が始まったのは21時半を過ぎていました。

みなさんこちらに駐在している方たちに、メンバーが贔屓?にしている韓国の釣具店の店長さんが手土産を持って来られたりといろいろな話があって、なかなか楽しい宴会でございました。

その中でも面白かったのは、今回の釣行で、船長がアンカーを打ったらアンカーロープが船に結ばれてなくて、大慌てで引き上げたそうで、打ち直すまでに1時間位ロスしたそうです。でもって、お決まりの時合を逃すことに・・・

そうそう、あと「韓国の焼肉は高い」と言う話。韓国と言うと焼肉の本場みたいなイメージがあるけど、韓国は牛肉が高くて、値段の割りにはと言うことで、同じ値段を払うなら日本の焼肉屋の方が美味しいと言うのです。「日本から来た人が焼肉を食いたいと言うとちょっと困るんですよね」と言う話が印象に残りました。

釣った魚を餌に宴会を続けわいわいとみなさん。今朝は3時出発だったのに元気です(笑)
さらにKさんは、明日はゴルフだそうで、またもや3時起きだそうで・・・
さすがに12時過ぎにお開きとなりまして、片付けをして解散となりました。

ホテルと同じ方向のメンバーの方にホテルまで送って頂いて、部屋に戻ったのが1時前。さっさとシャワーを浴びて寝ましょう。
なんせ6時おきですからね

つづく