地球の壊し方 その6
【シスコ沖の根魚釣り】


平成10年9月14日

1日休養(?)を取った我々は、シスコ湾のハリバット(ヒラメ)狙うべく、3時半川口さんの自宅を出発し、一路エミリービルへ向かう。
途中、サンフランシスコのベイブリッジを渡る。ダウンタウンは霧に包まれて神秘的にも見える。
霧の都と呼ばれるシスコは、ちょうど寒流の冷たい海が流れ込むので霧が出やすいのです。その寒流がいろいろな魚を運んできてくれるのです。

船宿に着いてチェックインインを済ます。なんかこの麻袋をレンタルするからもって行けと船宿の親父が言う。なんだかよくわからんがとりあえず1ドル払って借りる?
船宿の壁にはでっかいハリバットの写真が飾ってあるではありませんか!うーん、10kgはあるなぁ〜と関心してこんなのが釣れるなんて期待しながら船に乗り込みます。

さて、今日は月曜日とあって平日なので船も空いているかと思ったが、あとからお客さんが乗り込んで来る。うひゃひゃ、釣り馬鹿はどこにでもいるんだな(笑)
川口さんがスッキーパーとなんか話して帰ってくると、「今日はハリバットじゃなくてロックフィッシュ(根魚)だって!」と言う。
どうやらハリバットの調子が悪いので急遽変更になったらしいが、ちょっと残念。
急遽、ロック用の仕掛けを買いスタンバイしていると、初老のお爺さんに日本語で話しかけられた。
日系の方かと思ったら、なんと韓国の方で子供の時に強制で覚えさせられたので日本語が達者なんだそうだ。釣りが好きで良く乗るそうで、いろいろ話を聞いたが、3人ともびっくりしたのは、湾内のハリバットは週2回以上食べちゃいけないと言う。湾内は水質汚染が酷いのであまり食べない方が身のためと言うのです。
うーん、そんなにやばいのか!と話しながら船は出船します。するとスッキパーがなにやらお金を集め始めました。話を聞くと「ジャックポット」なんだそうで一人1、2ドル払って参加するみたいなので、これは面白い!と言うことで早速参加する。

今日のポイントまで航程2時間の太平洋上に浮かぶ孤島周りでやるらしく、キャビンで一寝入りする。それにしても足が遅いなぁこっちの船は・・・
2時間程のクルージングでポイントに到着。まずはロックフィッシュからと言うことで、合図と同時に投入。仕掛けが底につく前に当たりがある。どれどれと巻き上げると、マザバが釣れる。するとスッキパーが何やら言っているが、よう判らないがキープしとけと言ってようで麻袋に突っ込む。

回りは入れ喰い状態です。どうやらロックフィッシュは「クロソイ」のようです。自分も再び仕掛けを投入すると今度は着底して、直ぐにアタリがあり追い食いさせて仕掛けを上げると30cm前後のクロソイがパーフェクトで掛かってます。船中クロソイだらけです(笑
いくら入れ喰いと言っても匹数制限があり、根魚は15匹までと決まっているので直ぐに制限まで釣ってしまいます。
みんなが数を釣ったところで、船長から移動の知らせ。少し移動したところで、今度はLing Cod狙いです。生け簀のイワシ餌で狙うそうで、日本のヒラメ釣りみたいな感覚です。

いちのせさん
市瀬さん一休み中
川口さん
川口さん、釣れた?
さすがに先ほどのように入れ喰いとはいきません。時折上がるのはさっきと同じクロソイです。すると、スッキパーがさっきのサバを使えと言って、麻袋から取りだし仕掛けにセットしてくれた。
すると程なく、アタリが来て竿が絞りこまれます。「くったー!」と言うと同時にリールから道糸が出されます。なんかワラサを釣った感じでなかなか楽しませてくれます。
程なくして、魚が見えてくるとスッキパーがギャフで取り込んでくれます。体長は70cm程で3kg程度といったところです。
しかし、このLing Codって言う魚はなんちゅう魚なんだろう。穴ハゼのお化けみたいな顔をしやがって(笑)

このあと、サバ餌で狙っている人にはLing Codが掛かったりしますが、イワシ餌の人はなかなか釣れません。
そんな中、我々3人は2、3本ずつ釣っているので、乗り合わせた現地人は「彼奴ばかり釣りやがって」みたいな顔をしています。ハハハ

2,3時間程Ling Codを狙って2/3の人が顔を見たところで、Stopfishing。
すると、スッキパーが秤を持って釣ったLing Codの重さを測り始めました。どうやら重さでジャックポットが決まるようで、一番重かったのを釣った川口さんが、ジャックポットの賞金(約40ドル)を手に入れることになったのです。パチパチ〜

船は再び港目指して帰路につきます。帰港するまでの間にスッキパーが魚を三枚に裁いてくれます。
なれた手つきで、どんどん裁いてくれます。これは帰ってから魚を裁く必要が無いので楽ですねぇ〜
帰りは朝が早かったこともあり、キャビンで熟睡です。気が付くとゴールデンゲートブリッジの真下を通過して、湾内に入る途中でした。 (つづく)

このページは平成11年2月22日更新しました。


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