シドニー釣り三昧旅行記 その1
【いざ、シドニーへ】


平成11年2月6日

混雑している成田空港の第一ターミナルで、チェックインを済ませあわただしく、東京三菱銀行で両替をしたりしていると、「出国審査場が混雑していますので・・・」と言うアナウンス。
今日は土曜日だけあって、結構混雑している。ちょうど欧州線の出発も重なるためだろうか、取りあえず飛行機で読む雑誌を買い、出国審査場へ。
以前は、審査場の前に空港利用料金なるものを払っていたが、今年から航空券発券時に徴収されることになり、自動販売機が撤去されている。
今回のチケットは、徴収方法が変わる前に買ったので利用料が入っていないので、以前のもぎり屋の場所で2040円を支払う。

混雑するゲートに着くとちょうど搭乗のアナウンスで、SQ997便(9V-IPC)に乗り込む。今日は結構混雑しているようで、ビジネスもメインデッキは満員状態です。
定刻にドアクローズとなり、RUNWAY34からテイクオフ。
印旛沼上空で旋回し、片貝港を眼下に太平洋を南下し、一路シンガポールを目指す。さて、今日の映画は何だろと機内誌を見るが、日本語版は「ラヂオの時間」。うーんちょっと古いなぁ・・・どうせなら「アルマゲドン」とか見たいのになぁ。
ヘッドフォンを取り出すと、イヤホンの部分が分厚く耳にかけると、外からのノイズがほとんど入ってこない優れ物になっていました。

機内食もさすがに不景気なのかレベルが落ちていて、ANAレベルと言ったところでしょうか、機内のアニメティーもグレードダウンしてますし、いくら利益が出てると言っても切れるとこは切ってるのが凄く判ります。バブル時にはパスケースやら時計とか搭乗記念(?)に貰えたんですけどね。
シンガポールには定刻18:10にランディング。2時間程のトランジットでシドニー行きに接続なのでラウンジで一休み。
シャワーを浴びたり、メールをチェックしたりしていると2時間なんてあって言う間です。 モニターを見るとシドニー行きSQ221のボーディングが始まったようなので、E12ゲートに向かう。
てくてくとターミナルを歩いていくと、なんと「元気寿司」があるではありませんかぁ!? 今、アジアでいくら回転寿司が流行っているとはいえ、空港のターミナル内まで進出しているとは・・・
ここ5年近くシンガポールをアジアのハブ空港として利用しているけど、これには一番びっくりした。

SQ221に登場すると、リニューアルされた機材(9V-IPK)で、ファーストクラスは座席毎になっていてちょっとした個室雰囲気になっているシップでした。
もちろん、ビジネスもシートも改良されていてリクライニング角度も深くなったしフットレストがかなり水平近くまで上がるようになり寝るのが楽になったのが嬉しい。それにリクライニングも電動駆動なので楽チン楽チン。

この便もほぼ満席の乗客を乗せてテイクオフ。
SQ997では、7時間近いフライトタイムの割に機内食が1回しか出ないので、お腹が減っているから機内食が待ち遠しい(笑)。
またもや、モニターで「ラジオの時間」を見ながら機内食を食べ、とっとと寝ることにします。
なんせシドニーまではフライトタイムは7時間なんで、寝ないと明日が辛いですからね。 おっと、寝る前に歯を磨いてから寝ましょう。
リクライニングも最大にして、お休みなさーい。ZZZ

機内のざわついた雰囲気で目が覚めると朝食を配っている。どうせコンチネンタルブレックファーストなので、食べるつもりは無いので、乗務員に「要らない」と言って再び寝に入る。
機長のこれからディセンド(降下)しますのアナウンスまで寝て、取りあえず寝起きのオレンジジュースだけ貰い入国書類を準備して到着を待ちます。
ギアダウンしてファイナルアプローチに入り、定刻にシドニー空港にタッチダウン。

ターミナルに到着して、入国審査に向かう途中にあちこちに、肉や牛乳を持ってる人は捨てるようにとの看板がイヤに目に付く。
以前、日本人がお土産に持ってきた「ふりかけ」に入ってる卵が輸入禁止になりちょっとした問題になったのを思い出す。
うー、お土産に「カラシ明太子」持ってきてるんだよなぁ・・・大丈夫かな?

入国審査は何も聞かれることなくパスして、ターンテーブルで荷物をピックアップする。
税関も何も申告するのは無いので、そのまま無事通過して、到着ロビーへ。
ここで、今回お世話になるシドニー富士丸の金園さんが出迎えて来てくれるのだが・・・。あ、居た、釣りニュース等でお顔は拝見していたので直ぐに判りました。
今日、明日は金園さんのご自宅にお世話になり、もう一人釣り仲間が火曜日に到着してからはホテルに移る予定になっているのです。

車で、金園さんの自宅がある、ノースシドニーのチャツドと言う街へ向かいます。
なんせシドニー、いやオーストラリア自体が初めての訪問なので目に入る景色が新鮮に感じます。キングスクロスにウールームーの街、ハーバーブリッジから見たオペラハウスなどなど。
いやー景色に見とれてしまいます。

(つづく)
次回から、写真を交えてご紹介します。


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