・97年5月10日(土) 相模湾 長井漆山港 カネイ丸 アジ


釣果 :アジ1(33cm)、サバ10(船中結果)

仕掛け:ビシ130号 2本針
料金 :60550円(5名,電動リール/餌/仕掛け込み)

今回は、会社の船釣り初心者5名の仕立て釣行。

なにせ、自分も含めて去年から船釣りばかりのメンバー。自分以外は貸し竿。
前回は1月にアマダイ釣りを千葉の保田でやったので,今回は相模湾でと言うことになり長井の漆山港のカネイ丸から出船することになった。
前々日に船宿に電話して最近の状況を聞くと,イカは調子悪くアジサバシかシマガツオが良いようだとの返事。ならばアジサバ狙いをお願いする。

さて当日(5/10)7時半に船宿に到着し港に行くとなんと、大型新造船が待っていた。
普段は10名以上のグループ用なのだが、今日はたまたま予約は少なく運良く新造船に乗れた。
船宿で今回は全員電動リールの貸し竿を借りた。なにせタナは100M以上で今回は女性も含めみーんな初心者なので、楽楽電動リールの恩恵にあずかる。

船は港を出てポイントに向け走る。予報では波は1.5Mと事だったが、やはり時化が残っているのか、2M近くはある時折波しぶきがかかる。
20分程で葉山沖のポイントに到着すると、葉山辺りの船が数隻が入っている。
「タナは底から5M」の船長の案内で開始。
しかし、みーんな電動リールを使うのは初めてで、アジのビシ釣りも初めて。
各自に電動リールの使い方を教えて、シャクリ方を教える。
「底に着いたら、5M位上げてコマセを振って・・・」と各自に説明して、さて自分も準備しようと、釣り座に戻ると隣のK嬢が巻き上げており、上がってきたビシを見るとその先には,魚が居る。

「お大アジだ!タモタモ!」と叫びながら、ハリスを手繰りタモ入れする。最初の1匹目から30CM越える良型だ!

それじゃ、自分も尺アジ(?)をゲットすべく仕掛けを投入。115Mで着底し5M上げてシャクってアタリを待つが,アジからの信号が来ない。
数回シャクって,電動のスイッチをオンにする。ウィーンとリールが唸りながら道糸を巻き上げる。なんてラクチンなんだ。いままでの手巻きが嘘のようだ。

みんな力が入ってコマセ振っているが、一行にアタリが無い。時折アタリが有るがが上げて見るとゴマサバ。
まわりの船もほとんど、上がっていないようだ。
時化の前(5/7)には、葉山の船が40以上上げていたようだが,時化で底荒れしたのかサバのアタリも渋い。

さらに、悪い事に鬼門の南西の風が強くなって、次第に波も高くなってきた。
ミヨシが波でセリ上がる。ついにミヨシのS氏が船酔いでダウン。一方2名の女性は、酔い止めを飲んだせいか「ちょー凄い波!」とはしゃぎながら釣っている。

11時を過ぎると、波は3M級がしばしば押し寄せる。うー外房の波のようだ。こうなると、アタリが解りずらい。
船長も「風が強くなってきてるから、そんなに長くないよ」と早上がりの警告。
小型の僚船が早上がりのアナウンスをして、ポイントから去っていった。
一生懸命お土産確保のサバを釣り,各自数匹のサバを上げるのを確認して11時半に船長に早上がりをお願いした。

船が,港に向け船首を向けた途端に横波の洗礼を受け,船体が大揺れ状態。
時折、傾斜角度が45度くらいになるほどの横波を食らう。
全員トモに避難し、「すげー」とか「キャー」とかの声が飛ぶ。
自分は、青函連絡船時代に欠航寸前の連絡船に乗り大荒れの津軽海峡を体験しているので、この程度ならへっちゃらなので,涼しい顔(^_^)S嬢より「加藤さんなに笑っているの」と言われてしまった。結局、行きより倍以上の50分かかり港に到着。

船宿の戻り、暖かいおでんを頂く。おやみさんの話だと、今日はイサキ狙いのグループも船を出したが,型見ずだったそうだ。
「ここんとこ潮が悪くてねぇ〜なにやっても駄目なんですよ」

今日はバーベキューをすべく準備をしてきている。場所を荒崎海岸に移してバーベキューをワイワイとする。
結局夕方,渋滞の中帰路することなった。

<まとめ>
今回は南西の風が強くなって早上がりと最悪の結果になってしまった。しかし、同じ日城ヶ島沖を攻めたアジ船はなかなか良い結果を出している。やはりポイントによって差が出るようだ。



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