ケニアでサファリ その5
【ナイロビの街】


平成9年9月13日

今日がマサイマラ最後の日で、11時の飛行機でナイロビに戻らなければならない。6時にモーニングコールがなり6時半にゲームに出発する。

昨夜の雷雨で、ところところぬかるみが出来てるのでフランシスは慎重に運転する。ゾウがのんびり歩いていたり、ヌーの群が「ヌーヌー」と鳴いている。
アフリカの自然を目の前に見ているとなんだかゴマゴマした生活がバカバカしく感じる。

朝のハンティング風景に出会うことが無く車は草原を走り回る。ダチョウが数羽走り回っていた。
時計は8時近くになり、今日も駄目だったかと気落ちしていると、数台の車が止まって居る場所に車を走らすと、いましたいましたライオンが!
それもシマウマを食べています。メスライオンに子供が数匹いますから一昨日の一家でしょう。もう内蔵は食べ尽くしたようです。子供達は獲物のまわりでじゃれながら遊んでます。ライオンの子供はかわいいです。猫みたいな仕草が猫族の証?

しばらく見物していると、ライオンが獲物の首をくわえながらずるずると草むらに引っ張って行きます。「もうショウタイムは終わりだよー」とライオンが言ってるようです。

ロッジに戻り、車から降りフランシスに「今日帰る、とても楽しかった」と言いながらチップ(500シリング約10$)を渡す。
朝食を取り、荷物を片づけチェックアウトする。ああ、とても充実した休日だったなぁと飛行機を待ちながら思った。次回はもうすこし長い間滞在できるようにしたい。

11時過ぎ、入れ違いに日本人数名のグループが飛行機から降り,自分は帰路につく。

赤茶けた滑走路をツインオーッター(5X-BIH)が飛び立つ。

ナイロビ/ウイルソン空港には12時過ぎに到着。空港にはサミー(運転手)が迎えにきてくれた。今夜一泊するフェアビューホテルに向かう。
サミーが食事は?と言うので、「うんアフリカ料理が食べたい」と言うと「肉でいいか?」とサミーが聞くので「YES!」の一言で車はケニヤッタ市場に
雑踏とした市場の一角に肉屋などが建ち並び肉をその場で焼いていたりしている。
サミーが肉を注文して焼いてもらう間に、ホテルにチェックインして戻ってくることになってホテルに向かいチェックインをして、再び市場に戻る。

肉屋の薄暗い奥のテーブルに座り、まな板の上にさっき注文した肉がこんがり焼かれてのかっていた。包丁でサイコロ状にきって塩を付けて食べる。
それも、フォークでなく手で掴んで食べると言う豪快な食べ方です。きれい好きな日本人にはあまり向いてない(場所)かもしれません。
回りは黒人だけだし衛生的にもちょっと首を傾げてしまう程です。
ただ焼いた肉を塩を付けただけなんだけどこれが、最高に美味しい。日本の肉と比べられない感じでした。腹一杯食べて、200シリングと格安でした。ちなみにこの様なケニア風焼き肉のことをニャマチョマと言うそうです。
肉の他に、サラダと言うか野菜を切ったのに,じゃがいもをこねたようなものが出されましたが、こっちは今一つでした。

お腹いっぱいになって大満足です。ただお腹が下らなければいいのですが・・・(幸いそういうことは無かった)

お腹いっぱいになったところで、サミーに街の中のに連れてって貰います。通りすがりに「鉄道博物館」がありここに寄ってもらいました。ケニア鉄道で使われていた蒸気機関車が保存されていますが野外なので痛みが激しいのが残念です。しかし、さすが大陸的大きさに機関車ばかりです。D51なんか目じゃないって感じでした。

ちなみに、ケニア鉄道はナイロビからインド洋岸のモンバサまでと、ウガンダへ鉄路が通じていますが、昼間の列車は無く夜行列車が走っているだけです。

この後、お土産屋に連れってもらたり、市場やらに連れってもらいお土産やらコーヒーを買いました。コーヒーはシティーマーケットの入口横の「GOODFARE」と言うお店がいいよとサミーに言われてここで、ブルーマウンテンなんかを買いました。(ちなみにここで買ったコーヒーが空港免税店では高く売られてました。)

ホテルに戻り、荷物の整理を始めます。なんだか知らないけど荷物が重くなってるなぁ〜まだスイス2泊があるんだぞ・・・とブツブツ言いながら
でも、明日がケニア滞在最後なんだな・・・

(つづく)


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