ケニアにサファリ その6
【スイスへ】


平成9年9月14日

朝8時にサミーが迎えに来るので、それまでに朝食を済ませてチェックアウトをする
キャッシャーで支払いを済ますとと、ロビーに伊庭さんも来てくれていて、空港まで行けませんが、と言って見送りに来てくれた。「サミーと昨日は市場で肉食べたんですって?お腹大丈夫ですか?」なんて言われるとちょっと心配になったけど「私も3日前に行ったですよ」と言うのでなんとなく安心

「また来て下さい」の声に見送られて、空港に向かう。
今日は日曜日なので町中も空港へ行く道もガラガラ。サミーは今日の午後から日本のTVプロダクションのサファリ撮影の仕事でタンザニアに行くと言う話をしながら車を走らす

ナイロビ・ケニヤッタ空港には9時前に到着し、サミーに「またケニアに来な」と言われ別れる。
スイスエアーのチェックインカウンターに並ぶが列が進まない。よく見るとまだチェックインが始まっていないようだ。SR293便は、11時20分出発なのでまだなのかな?としばし待つこと30分。ようやくチェックインが開始され、荷物を預けて搭乗券を貰う。
出国カードを書いて、出国税USD20−(ケニアシリング払いも可能)を払いチケットに切手のようなシールを貼って貰い、出国手続きをする。
このあと出発ロビーをうろついて、搭乗までビジネスクラスラウンジで一服する。

搭乗開始の案内でゲートに向かうと、新塗装になったMD−11(HB-IWB)が待っていました。この便はタンザニアのダエルサラーム始発でナイロビ経由でチューリッヒに向かう
この機体はまだ内装が更新されてなく、2−2−2の配列のままでした。
定刻より早くドアクローズして、滑走路に向かう。

「さよならケニア〜」とMD−11は離陸する。
ナイロビからチューリッヒまでは8時間昼間のフライトとなり景色を眺めながらの旅となる。ただ今日は全クラス満席との事。さすがスイス航空のアフリカ線は人気が高い
昼食のメニューを見てびっくりしたのが、メインの選択に「オーストリッチ」そう「だちょう」のステーキがあるのにはビックリした。ナイロビのケータリングだからだろうか、すかさず「ダチョウ」をリクエストしたのは言うまでもありません
もちろん、お味も最高でした

改装前のタイプでシートテレビもないので、本を読んだりしながら時間をつぶす。 MD−11はアフリカ大陸を離れ地中海を渡り、一路チューリッヒに向かうが、イタリア上空に大きな積雷雲があり、大きく迂回する形になってしまったが、大きな揺れも無く快適な空の旅で定刻より少し早くチューリッヒ/クローテン空港に着陸。

ターミナルにスポットインしたのが18時過ぎで、これからクール(chur)まで列車で移動する予定なのですが、空港駅を18:16発に乗れれば20時前に着くので、これに乗りたいと思っていたけど、入国審査を抜けた時点で18:15でNG。
この次は18:43発になってクール到着は21時になってしまうが、しかたがない。

ちょうど日本線の到着時間と重なったのでターンテーブルの回りには日本人が沢山集まっているのを脇目に、さっさと税関を通過する。荷物は、ナイロビでクール駅まで預けているので荷物をピックアップする必要が無いので超便利です。
「FLY & RAILサービス」と言うサービスで、スイス航空でスイスへ向かう際、チックインの際の「FLY & RAILサービス」のタグを付けて荷物を預ければ、チューリッヒやジュネーブ空港で荷物を触ることなく、指定駅まで運んでくれる。

空港駅で、「スイスパス」にバリテーション(開始印)を押して貰い、18:43発の列車でチューリッヒ中央駅に。ヨーロッパに多い行き止まり式のこの駅に来るのは久しぶりだ。 さらにバゼールから来たクール行きに乗り換えるが、ちょうど日曜日の夕方なので遊びにきた人たちで混雑してます。
食堂車が連結されていたので、取りあえず夕食をと思い、食堂車に席を取り夕暮れのチューリッヒ湖を眺めながらパスタで夕食を済ませ、そのままコーヒーを飲みながら居着いてクールまで乗り続け、20時44分クール駅着。
荷物扱い所に行ってみるが、既に終了しておりナイロビで預けた荷物は明日の朝引き取ればいいやと、駅前のABCターミナルホテルへ向かう。

クール到着が遅くなるので予めスイス航空で予約してあった。4ツ星でシングル130スイスフランで、スイス航空のホテルクーポンシステムを利用した。日本で支払いを済ませてあるので便利です。スイスを旅行するのに旅行代理店を利用しなくても済むところが凄い。
チェックインを済まし、真新しい部屋に荷物を置く。ふー疲れた疲れた

でも明日はどうしよう。うーん悩むなぁ〜 (つづく)


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