ペンギンを見に行くぞー ペンギンを見に行く1

ペンギンを見に行くぞー

その1



平成8年11月8日〜9日
成田→ロス→サンパウロ
金曜日と言うのにがらーんとした、成田第二ターミナルのビジネスクラスチェックインカウンターで、デルタ(DL)78便ロサンゼルス行きのチェックインを済す。さらにロスから2時間半の待ち合わせでDL2837便サンパウロ行きに乗り換え南米へ向かう.
サンパウロまでのチェックインが成田で完了したが、「機材到着遅れで1時間遅れで出発の予定です」と言われる。
1時間程、ショッピングゾーンをふらふらして、出国手続きを済ませシャトルでコンコースにある、ラウンジ富士で搭乗まで一服する。
ラウンジでさらに出発が30分延びるとアナウンス。もちろんロス到着も遅れるだろうから、ロスでの乗り継ぎが心配になる・・・
結局、成田を1時間半遅れでドアクローズしランウエイ(RWY)34へタキシングを開始する
RWY34から離陸したMD−11は、成田市街の灯りを見る前に雨雲の中に入り上昇を続ける。

DLの日本路線に乗った時は必ず「和食弁当」をチョイスすることにしている。 特にDLではYクラスでも和食がサービスされ、それもCと同じ物が出る。 機内食を食べたあと、Yクラスキャビンを覗くと、「ガラガラ」状態。一方のCクラスはほぼ満席と、今時珍しい現象。Yクラスは満員でCはガラガラと言う事が多い最近の航空業界では・・・

太平洋を横断し、1時間半遅れのままロサンゼルス国際空港に着陸。
小型機から大型機までひしめく空港内をデルタターミナルへ向けてタキシングするが、一旦停止などを繰り返して、ようやくターミナルに横付けしたのが12時40分。
乗り換えのDL2837便は13時30分発と1時間を切っている!なおかつこの便はバリグブラジル航空(RG)との共同運航便で、運航はRGが行っているので、出発はここデルタターミナルではなく、トムブラトッリー(国際線)ターミナルなので移動しなくて行けない。
さらに、国際線乗り継ぎでもアメリカに一度入国手続きを行う必要があるのでなおさら時間がかかる。
早歩きで入国審査場に向かうと、DLの地上係員が僕を呼んでいて要は、「乗り継ぎ便は国際線ターミナルから出発するので、入国したら国際線ターミナルへ急いでください」と言う。
入国審査官に「トランジット」と答え入国のハンコを貰い、税関エリアに向かい荷物の出てくるのを待つ。
10分程待ち、自分の荷物をピックアップし税関員に申告書を渡し、質問に答える。税関出口からロビーに出て、直ぐに荷物を乗り継ぎバッゲージ係りに渡す。 すでに13時。出発まであと30分しかないので、荷物を預けるのはちょっと心配だったが、係員が大丈夫だと言うので荷物を預ける

「むーあー」とするロスの空港を小走りで国際線ターミナルへ向かう
搭乗ゲートを確認してゲートにたどり着いたのは13時10分、RGのBOEING747-300【PP-VOB】が待っており、ちょうど搭乗中でなんとか間に合った。

ロスからサンパウロまでは、RG837便のお世話になる。DLはUAS−ブラジル線をRGとの共同運航として運航しており、この便はDL2837便としても販売されるので、DL/SQ/SRの世界一周航空券でも利用できる。
荷物が無事、このB747の貨物室に乗り込んだのを祈って、定刻にドアクローズ となり、ロスを飛び立ち一路ブラジルへと向かう。

今回初めて、RGに搭乗するがサービスで気が付いたのは、「おしぼり」をサービスするときに、木のおしぼり置きを一緒にサービスするのには、感心した。
この便が成田発だからかも知れないが、これは日本の航空会社でも無い心憎いサービスだ
機内食はまあ、普通レベルで可もなく不可も無いと言ったところである。ただ残念なのがドリンクに「ガラナ」ジュース(炭酸飲料)が無かったことだ。ブラジルのジュースと言えば「ガラナ」なのだが・・・

機内食の後、寝て目が覚めるとサンパウロまであと1時間までになっていた。眼下には2年ぶりのブラジルである。前回はリオとイグアスの滝しか見てないしサンパウロはトランジットで寄っただけだったので、サンパウロの日本人街とか見たいのだが、残念ながら今回もトランジットだけになる。

サンパウロの街並みを眼下に見ながら、定刻6時50分にサンパウロ国際空港に到着した。
さらに、南下しアルゼンチン、ブレノスアイレスに向かう。このRG837便に接続してブレノスアイレスに行くRG便があるのだが、アルゼンチン国内線を使えるアルゼンチン航空パスを利用には、アルゼンチン航空(AR)でアルゼンチン入りする必要があるので、5時間近い待ち合わせでAR1411便に乗り換える。
RGとARではターミナルが違うので、移動バスに乗りターミナルを移動し、ロロビーまで連れてきてくれたRG係員が、ここで待ってればAR係員が来ますからと言って消えたが、なかなか現れず2時間程待つと僕を呼ぶアナウンス。
カウンターに申し出ると、搭乗券とラウンジ券が用意されていて航空券となぜかバゲージクレームを渡す。
AR1411便のチェックインを済ましラウンジで搭乗まで一服する

搭乗の時に係員から、「バケージ・・・」と聞いたとたん、もしかしてロストバゲージ?と思ったが、なんと、「僕の荷物はRG便でここまでちゃんと来ていたが、ブレノスアイレスまでの先発したRG便に積み込んでしまった。」と言う。

まあ、荷物が無事なら先に行ってようが問題ない。これでロスからの心配事が落ち着いた。
AR1411便はMD-88の運航である。CYの2クラスであるが、Cでもなぜか狭苦しく感じる。Cクラスは満員の盛況で定刻12時のブレノスアイレスへ向けて出発
2時間半のフライトでが、ちゃんとした機内食が出る。ビーフをチョイスしたが、ただのステーキで下味が無いので味気ない。
成田から35時間でやっとこアルゼンチン、ブレノスアイレスに到着。パスポートに入国のハンコを貰い29カ国目の入国印である。
バゲージもターンテーブルで係員に、RGに積み込まれた旨を話すと連絡を取りRGの係員が持ってきてくれた。いやー無事でなにより

続く

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