Swissair Service
エンターテイメント
機内食の次に楽しみになるのが機内のエンターテイメントです。スイス航空はどちらかと言うとパーソナルTVの導入は他社に比べて遅れていた。97年から長距離線用のMD-11やB747に導入が始まり、ファースト・ビジネスクラスには当時としては大型の10.5インチモニターを採用し「カジノ」ゲームがあり機内で賭けが出来るなど一歩進んだシステムであった。
しかし、MD-11型機は98年に発生したSR111墜落事故では、機内エンターテイメント装置の配線から出火した可能性が高い為、98年冬からパーソナル機内エンターテイメント装置の使用を中止しています。
その為に昔ながらのエンターテイメントとなっており、機内スクリーンでの映画上映、音楽チャンネル放送と寂しい内容になっています。
その為、スイス航空のビジネスクラスは他社との設備面で劣っていると言う印象となってしまいましたが、98年から、大西洋線に就航しているA330には松下製の機内エンターテイメントが導入されました。
シンガポール航空やバージンアトランティック航空などのシステム同様、エコノミークラスまでパーソナルシートが採用され、ゲームなども楽しめるようになり、一段と機内サービスが拡充されましたが、A330のみと言うのが寂しい。
(写真はA330ビジネスクラスのパーソナルモニター)
パーソナルTVが無かった(使用停止中)MD-11では、ファーストクラス・ビジネスクラスについて2000年9月からDVDプレーヤー貸出サービスが長距離路線で開始され、エンターテイメントサービスが充実されました。
DVDプレーヤーはパイオニア製の液晶モニター付きDVDプレヤーで、ファーストクラスで12タイトル、ビジネス8タイトルのDVD-ROMと一緒に希望者に貸出ししています。
ただ、シートTVと違い、見る際にはテーブルを引き出してその上に置く必要があるので、少々使い勝手が悪いのが残念ですが、DVDの画質の良さは嬉しい。
サービス開始時点では全路線とも同一プログラムなので、必ずしも日本語吹き替え版があるという訳では無さそうです。
欧州域内線で使用されているA320シリーズについては、写真のような小型の吊りモニターが装備されています。離陸や着陸の際は自動的に仕舞われるようになっています。モニターと言っても、非常脱出のCGやショートストーリーの映画(音声無し)、GPSフライトナビゲーター、チューリッヒでの乗り継ぎ案内などを表示するだけで利用者が好きな番組を見るような作りにはなっていない。
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